今日は、数十年来の友人が、普門館で指揮をするということで、第54回吹奏楽コンクールに行ってきました。
彼の学校の課題曲は、音楽の構成美が見事に出来上がり、おそらく作曲家が頭の中に描いていたであろう、音楽を説得力あふれる表現でした。
何度も聴いた演奏ですが、こんなふうな表現もあるのだという教えられた演奏でした。
自由曲は、ともすれば勢いで持っていきそうなこの曲を洗練された感覚で、表現されていました。千葉では、この曲では全国に行くのは、難しいと最近聞きました。それは、勢いだけで、音楽を忘れてしまうからと思いました。
しかし、演奏を聞きましたところ、ゆとりある音色の変化、私に届いてくるフレーズの処理のうまさが、私の心に火をつけ、涙が出て来ました。でもこれは、友達だからひいきめに聞いているのかと思いながらも、感動して聞いていました。
帰りの電車の中で金賞だと知った時は、あの涙は、感動した本当の涙だと思ったら泣いてしまいました。 年をとりました。電車が空いていてほっとしました。
ところで、10月11日のビビットの演奏会での写真が送られてきました。掲載させていただきます。
この写真、撮った人は本当に上手ですね。なんか、カラヤンの演奏ビデオを彷彿させますね。