東北のみなさん こんにちは
安倍首相が昨日出した戦後70年談話の言い回し方、似たような表現がどこかであったなと思いました。安倍首相は国内外の情勢から「植民地支配」、「侵略」、「痛切な反省」、「心からのお詫び」の4つのキーワードを談話の中に盛り込みました。しかしその表現がとても持って回った言い方です。動詞を過去形にしたり、受け身にして主語をはぐらかしたり。例えば、「侵略」。
主語を省いて「事変、侵略、戦争」を「もう二度と用いてはならない」とし、さらに「先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました」と続けることで、日本が「侵略し、反省した」と表現しています。戦後50年に出された村山談話のようにストレートに、主語をはっきりさせて「わが国は、・・・植民地支配と侵略によって・・・、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。」とはできなかったのでしょうか。この遠回しの言い方に、安倍首相がなにか別の意図を持っているんじゃないかと勘繰ってしまいます。
安倍首相談話の言い回しが、何に似ているか。日本国憲法第一条です。第一条はこう記しています。
「 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
国民主権国家なら第一条を「国民が主権を持つ。」と国民を主語ににして始めなければおかしい。それを、主語を天皇にして始め、その天皇を象徴とする国民として主権を持っている。とても持って回って書いています。安倍首相談話を読んだ時、この憲法の言い回しと似てると感じました。
しかし安倍首相談話がいくら婉曲な言い方でも、またおかしな点や足らない点があったとしても、4つのキーワードをはじめとして、あの戦争を侵略、植民地支配と認め、日本は反省しお詫びする、そして未来に向かって平和な歩みを続けていくと記しています。
みなさん、戦後70年目の今年、まずはこの談話を読みましょう。400字詰め原稿用紙8枚半ほど、ちょっと長いけれど。それはあの戦争で亡くなられた2000万人を超える方々の「希望の声」に耳を傾けることになります。そしてこの談話の重たさを自らが引き受け次代に引き継いでいきましょう。それは日本とアジア近隣諸国との付き合い方を良い方へ変えていくことになり、ひいては日本の、アジアの、世界の平和へとつながるはずです。
そこからこれからの戦後を始めましょう。日本人としての最低限の義務ではないでしょうか。
これから先は宣伝です
造花のことなら、大阪で90年以上の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。
装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花・営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187 ホームページ http://nhkf.jp E-mail info@nhkf.jp
「元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」
(岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)
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安倍首相談話の言い回しが、何に似ているか。日本国憲法第一条です。第一条はこう記しています。
「 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
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しかし安倍首相談話がいくら婉曲な言い方でも、またおかしな点や足らない点があったとしても、4つのキーワードをはじめとして、あの戦争を侵略、植民地支配と認め、日本は反省しお詫びする、そして未来に向かって平和な歩みを続けていくと記しています。
みなさん、戦後70年目の今年、まずはこの談話を読みましょう。400字詰め原稿用紙8枚半ほど、ちょっと長いけれど。それはあの戦争で亡くなられた2000万人を超える方々の「希望の声」に耳を傾けることになります。そしてこの談話の重たさを自らが引き受け次代に引き継いでいきましょう。それは日本とアジア近隣諸国との付き合い方を良い方へ変えていくことになり、ひいては日本の、アジアの、世界の平和へとつながるはずです。
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