TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

シンデレラ3つの願い

2023年08月30日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りてみた映画『シンデレラ3つの願い』の感想です。シンデレラの物語を元にノルウェーの雪の世界で繰り広げられていたシンデレラストーリーでした。オーロラ、雪原の中を馬に乗って疾走したり、石弓を上手に放つ勇敢なシンデレラでした。ある日、3つのはしばみの木の実を手に入れ、その3つの木の実は魔法の実で、狩猟をしたり、舞踏会に着て行くドレスに変えたりとシンデレラの願いを叶える木の実の助けを借りながら王子様と出会って行くといったストーリーでした。シンデレラで出てくる魔法使いやかぼちゃの馬車やガラスの靴や12時の約束などは出てきませんでした。シンデレラの継母はこの映画ではものすごく陰険で悪者として描かれてました。シンデレラの姉妹は一人だけでした。

この映画で感じたこと、それはシンデレラが生き生きしていたことでした。王子様に見初められるのを待っているだけではなく、シンデレラがたまたま出会った人が王子様だったということや王子様をシンデレラが逆に迎え入れるといったような女性であるシンデレラが主体で描かれていたのが全体的に強調して描かれていたのが強く印象に残った映画でした。

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エンドロールの続き

2023年08月25日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『エンドロールの続き』の感想です。9歳の少年サマイが魅せられた映画の世界を描いたインドの映画で、この映画のパン・ナリン監督の実話を描いた映画でした。チャイ売りのサマイ少年が映画の世界に憧れ、映画の世界から映し出されていた光に興味を持ち、友達と冒険しながら、映画を作りたいという夢を叶えるために動き出した少年時代の様子が時には眩しく時には切なく描かれていました。インドの田舎での背景の中で家族や友達との日常の暮らしを描きながらもところどころで伝わってくる人々の優しさと温かさに包まれていた映画でした。最後のシーンでは映画を作りたいという夢を求めて列車に乗って他の地に旅立って行ったサマイの決意が固く揺ぎないものだったことが描かれていました。

スタンドバイミーを思い出すような線路の上を友達と線路と同じ幅の車で走ったりするシーンやサマイのお母さんが作るバライティに富んだ美味しそうな料理が印象に残りました。インドでの貧困や労働などインドの実情をも描いており、インドの人々の暮らしぶりの一片を知る映画でもありました。

最後のほうで流れる世界中の映画監督の名前が流れていました。名監督の映画のシーンがところどろこで取り入れられているのを探すのも楽しい映画なのかもしれないです。

 

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君たちはどう生きるか

2023年08月23日 | 映画鑑賞日記

ジブリ映画『君たちはどう生きるか』を観賞してきました。

宮崎駿監督の最後のアニメかと言われており、公開初日から反響を呼んでいたアニメなので映画館で観賞しておこうと思って見に行きました。原作は読んでいませんが漫画版は何年か前に読みました。この映画はこの原作とはほとんど関係なく作られていて、違ったストーリーになっていました。主人公の少年牧眞人が亡くなった母親久子から託された『君たちはどう生きるか』の本を読んで涙していたシーンが出てきていたことと、その本を読んで眞人の行動や考えや思いが変わって行ったのが描かれていたことがこの原作との唯一の接点だったような気はします。

戦争の空襲で入院中の母親を亡くした眞人は父親が経営していた戦闘機工場の移転とともに父と一緒に東京を去り郊外に疎開することになります。その疎開先は、父の再婚相手、母親久子の妹に当たる夏子が暮らす大きなお屋敷でした。夏子のお腹の中には眞人とは母親違いの子供がいました。父親と叔母に当たる夏子やお屋敷でお手伝いをしていたおばあちゃんたちに囲まれて暮らしていかなければならなくなった眞人の姿が最初のほうで描かれながらストーリーは展開して行きました。今までと違った環境下で暮らすことになった眞人の困惑や戸惑いの思いを巡らせる一方この環境に慣れて行かないといけないという眞人の気持ちが描かれていたのを見ていたら、両親が幼い頃に経験していた義理の母親や異母兄弟たちとの暮らしの中で眞人と似ていた境遇に晒されたんだろうなあと想像を張り巡らしながら観ていました。

眞人は疎開先で転校を余儀なくされ、同級生にいじめられました。眞人が石で自分の頭を殴打していたシーンが衝撃的でした。新しい環境に身を置かないといけなくなった眞人の困惑した気持ちや耐えないといけないと思う気持ちが交錯していた姿が少しずつ描かれて行ったのですが、御屋敷の庭にあった不思議な塔の中に入り込んでから次の展開に入って行きました。不思議な塔の中は、過去の異世界が詰まっていて、その中で、現世界とは違う異次元の過去を生きていたキリコやヒミや大叔父に出会います。キリコは大屋敷のお手伝いさんの昔の姿でしたし、ヒミは眞人の母親の子供の頃の姿でした。大叔父は異世界の主として統括していました。異次元の世界に入り込んだ眞人はそこで出会った彼らを通していろいろな体験をしていくうちに徐々に気持ちが変化し、次第に成長して行く姿が描かれて行きました。観始めたときはなんだか理解するのが難しい作品だなあと思いましたが、最後のほうまで観るとこの映画の全体的な内容がなんとなく把握できたように思いました。

アオサギやペリカンやインコなどの鳥がたくさん出てきて、鳥の怖いイメージが植え付けられていたこと、最後のほうでアオサギが眞人と友達同士になったシーン、おばけのQ太郎の弟のO次郎のような生まれる前の白くてまん丸の生物ワレワレがいっぱい楽しそうに浮かんでいたこと、屋敷のおばあちゃんの歩き方が独特でお尻がかわいかったこと、お屋敷などで咲いていた花々や背景がとてもきれいだったこと、池に浮かんでいた睡蓮の花が咲いていたのが閉じていたシーンなどが特に強く心に残りました。

最後のほうまで観終えるとジブリ作品のいろいろなシーンを思い出すような色合いがところどころで出てきていた作品だったと思いました。

エンドロールで声を担当されていた方々が名俳優さんや著名な方々ばかりだったのを知りました。

映画を観終えた後に、この映画のあらすじが書かれていたサイトなどを読むともっと理解できたように思います。2時間半ほどの上映時間でしたが、ちょっとしんどかったと思った映画でした。

 

 

 

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天間荘の三姉妹

2023年08月19日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『天間荘の三姉妹』の感想です。天界と地上にある三ツ瀬という地に建つ老舗旅館天間荘がこの映画の舞台です。この天間荘を切り盛りしていたのは若女将ののぞみ(大島優子さん)で、その妹で水族館でイルカのトレーナーをしているかなえ(門脇麦さん)と、彼女らのお母さんの大女将恵子(寺島しのぶさん)と天間荘を営んでいました。その天間荘に異母妹に当たるたまえ(のんさん)が謎の女性イズコ(柴崎コウさん)に連れられてやってきたことからストーリーは始まりました。たまえは交通事故で脳死状態に陥り、ここ天間荘で疲れを癒して現世に戻るかそのまま天界へ旅立つかを決めたらいいとイズコに勧められこの旅館にやって来たのでした。この天間荘でたまえは働くことにして、のぞみやかなえや恵子たちに囲まれて暮らし始めて行きます。そして、天間荘に滞在していた財前(三田佳子さん)やかなえの後にやって来た優那(山谷花純さん)たちとも交流を深め、最後のほうではたまえらの父親もやってきて話ができました。たまえは持ち前の前向きで明るい性分を発揮しながら天間荘でいろいろな人々と係ることで少しずつ成長していく様がこの映画では印象に残りました。たまえを演じておられたのんさんはさかなくんの映画を観たときも同じように思いましたが、のんさんの演技にはいつも何かしらの元気をいつももらうことができるので不思議です。のんさんの演技はこの映画の中で特に光っていましたね。たまえは天界に留まったままでなく現生に戻ることを決意、かなえが取り組んでいたイルカのトレーナーとして頑張り、天間荘があった三ツ瀬という地で暮らしていた今は亡き人々の思いを胸にして生きて行くといったストーリーでした。三ツ瀬で暮らしていた人々は亡くなっていた人々だったということが映画を観ていたら次第にわかってきました。亡くなったことも自ら意識していなかったというシーンも出てきてました。この映画を観ていると大切な人に何かを伝えないまま亡くなった人の思い、亡くなった人に伝えたかったけれど、伝えきれずに現世で暮らしてきた人々の思いが繋がっているように感じた映画だった気がします。この映画が東日本大震災を元に作られたということを知るとこの映画が伝えたかったことがなんとなく理解できたように思いました。

 

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

2023年08月07日 | 映画鑑賞日記

映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を見に行きました。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はインディ・ジョーンズシリーズの第5作目だったそうで、5作品のうち何作品かは鑑賞した記憶がありました。覚えていたのはハリソン・フォードさんが主役で考古学者で冒険家だったこととお馴染みのテーマ曲でした。運命のダイヤルは何の情報も下調べもせずに見に行ったのですが、3時間ほどある長い上映でしたが、観客を引き込むようなアクションやスリル満載のシーンなど映画の作法や技術のすべてを駆使していたかのような様々なシーンに退屈する間もなく鑑賞することができた映画でした。

謎に満ちた伝説の秘宝を巡り元ナチスの科学者フォラーと全世界を駆け巡りながら走る続ける列車でのアクションやカーチェイス、海に潜ったり、洞窟探検、飛行機での戦闘シーンなどが印象に残ったスケールが大きな映画でした。80歳近いらしいハリソン・フォードさんややヘレナを演じておられたフィビー・ウォーラー=ブリッジさんの体当たりの演技がとても光っていたように思います。

 

 

 

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ミセス・ハリス、パリへ行く

2023年07月20日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観賞した映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』の感想です。

アメリカの人気作家ポール・ギャリコの長編小説を、「ファントム・スレッド」のレスリー・マンビル主演で映画化。1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行くことを決意。どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ公爵ら、出会った人々の心を動かしていく。支配人コルベール役に「エル ELLE」のイザベル・ユペール。「クルエラ」などのジェニー・ビーバンが衣装デザインを手がけた。(映画Comより転載)

夫を戦争で亡くしたロンドンで家政婦をしているミセス・ハリスが主人公。いくつになっても夢をあきらめない、ミセス・ハリスの夢を見る力が周囲の人々を巻き込んで素敵な奇跡を次々に起こして行く物語でした。お金をコツコツ溜めてパリに行こうと頑張るミセス・ハリスの秘めたる行動力の大きさと夢見る力の果てしなさが素敵でした。この映画では彼女を見下す人々が何人か登場します。そんな人々から自ら身を引いて行く潔さも素敵だったミセス・ハリスの生き方の頼もしさに元気をもらえたような映画でした。見返りを求めないミセス・ハリスの人の好さが最後に幸運を齎したというサプライズもあり、ミセス・ハリスの格好いい人となりと夢見ることに遅すぎることはないという彼女の行動の原動力になっていた生き方が印象に残った映画でした。

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しゃぼん玉

2023年07月02日 | 映画鑑賞日記

昨日、近所の施設で開催されていた無料の映画上映会に行きました。上映されたのは映画『しゃぼん玉』で、2017年に公開された乃南アサさん原作の映画化作品でした。この映画は女性や老人から金品を奪うという通り魔や強盗犯罪を繰り返してきた伊豆見翔人(林遣都さん)が逃走中、宮崎県の椎葉村に辿り着き、そこで一人暮らししていたお婆ちゃんスマ(市原悦子さん)がバイク事故で転倒して起き上がれない状況で助けを求めていたのに遭遇します。そのまま逃げてしまおうと思った翔人でしたが、スマを助けました。その後、スマの自宅で暮らし始めることになった翔人はスマや村の人々たちから温かく迎い入れられて村の素朴で美味しい料理を食べたり、爺ちゃん(綿引勝彦さん)と山に入って厳しい山仕事をしたり、椎葉村で行われる平家祭の準備をしたりと村の生活に馴染んで行くうちに荒んでいた翔人の心がだんだんと変化していく様が丁寧に描かれていた映画でした。スマから何回か投げ替えてもらった言葉「ぼうはええ子じゃから」という温かくて優しい言葉が翔人を変えて行ったのを見ていたらその人を信じてくれる人が一人でいいからいてくれることの大切さを実感しました。自分を信じてくれる人がたった一人でもいることで人は救われることがあるし、信じてくれる人のためには自らの行いを是正できることがあるということなのだと思いました。犯罪を起こしてきた伊豆見翔人はスマに本名と家族の愛情を知らずに育ってきた自分の生きてきた道のりをぽつんとスマに明かすシーンがありました。血の繋がりがない人と人でも家族のように繋がることができるし、お互いを必要とすることができるということを見に沁みて感じました。最後のほうで翔人の心が解放されたときのシーンを見ていた時に涙が零れてきました。林遣都さんの荒んだ青年の演技もとても上手に演技されていましたし、今は亡き市原悦子さんの温かい演技がとても素晴らしかったのがこの映画から受けるインパクトがさらに深く心に刻まれたかと思います。見ごたえがあったいい映画でした。

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マイ・ブロークン・マリコ

2023年06月09日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『マイ・ブロークン・マリコ』の感想です。

ブラック企業で仕事をしていたシイノトモヨ(永野芽郁さん)がある日お昼ごはんを食べていたお店で親友のイカガワマリコ(奈緒さん)がマンションから転落死したというニュースを見て驚くシーンから始まったこの映画は、家族以上に繋がっていたと思っていた親友の突然の死に直面したシイノトモヨの姿が中心に描かれていました。シイノトモヨはマリコの死に呆然としながらもマリコを虐待し苦しめ続けてきた父親や暴力を振るわれていたマリコの恋人から絶えず人生を奪われ続けてきたマリコの姿を幼い頃からずっと側で見続けていました。亡きマリコのためにできることはないかと考えたシイノトモヨは、マリコの遺骨を父親から奪い、マリコが以前行きたいと言っていたまりがおか岬へマリコの遺骨を持って一緒に向かう旅の様子がマリコとの回想シーンをところどころに挿入されながらストーリーが展開して行きました。その回想シーンの中で、シイノトモヨはマリコからずっとシイちゃんと呼ばれていました。マリコにとって、シイちゃんはどんな存在だったのか、お互いの寂しさや憂いさをお互いが補い合いながら、信じてきた親友の死に、一心同体だと思っていたはずのマリコだけが何も言わずにシイノトモヨの元から去って行ってしまったのか自らの生きてきた道のりやこれから生きていくことの意味を重ねながらも旅を終えて行くシイノトモヨがあるときは激しくあるときは淡々と描かれてました。旅の道中で起こったいろいろな事件を盛り込みながら、偶然出会って、お金を貸してもらったり助けてもらったりしたマキオ(窪田正孝さん)のほっこりした存在や最後に投げ掛けられた言葉に勇気付けられながらも逞しく生きて行こうとするシイノトモヨを応援したくなるような映画でした。

この映画の中ではとんでもない家庭で育った境遇のマリコが描かれていましたが、シイノトモヨ本人の家庭環境や家族構成などは全く描かれておらず、シイノトモヨが生きてきた道のりにマリコだけが信じて止まなかったというところどころの描き方からマリコが置かれていた環境やその気持ちが痛いほどわかるようなシイノトモヨが過ごしてきた道のりが暗に想像できるように描かれていた映画でもあった気がします。

その人にとって一番大切だと思っていた人が亡くなっても後に遺された人が生き続けてその人のことを思い出しながら生きていくことの大切さが暗に描かれていたようにも思いました。マキオがシイノトモヨに最後に投げ掛けた言葉とマリコがシイノトモヨ宛に最後に書いた手紙を読んでシイノトモヨが微笑んでいたシーンを観ると、ふとした言葉で人は救われて生きていこうとできたりする言葉の大切さも感じた映画でもありました。

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PLAN75

2023年06月06日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『PLAN75』の感想です。

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度PLAN75が国会で可決・施行され、75歳以上の者が生死を自ら選択でき、当事者になっている人々のいろいろな事情を絡めて問題提起していたように見えた映画でした。主人公は78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子さん)。夫に先立たれた後、ホテルの清掃員として働いていました。同じ清掃員として働いていた仲間たちが心の拠り所でにもなっていたミチでした。ある日、高齢を理由に突然解雇され、仕事を失ったミチが工事現場で働いたり、仕事を探しても断れたりと辛い状況に陥って行く様子が淡々と描かれて行きます。そんな中、仲間の突然の死に遭遇し、PLAN75に心を動かされなかったのに、申請して行くミチの心の変化や状況の変化が中心に描かれていました。

75歳以上が選択できるこの「PLAN75」の制度は国が国民に自ら死を選ぶことを推奨し、導いていくといった法律が日本で施行されるようになるなんて考えただけでもなんだか怖いなあと思った映画でした。国が税金を使ってまだ生きて行くことができる人々に自らの死期を選ばせることで少子化に寄与できるなんてことが推奨されること自体、視点が一方的で、画一的で怖いなあと思いました。プラン75を選択できる75歳以上の人々のいろいろな視点や思いを深く掘り下げて描かれているようには思えず、名女優の倍賞千恵子さんが主役なのにもったいない描かれ方だったようにも思った映画だった気がします。

 

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マリー・ミー

2023年06月05日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『マリー・ミー』の感想です。

あらすじ(HPより転載) 

世界的歌姫のカット(ジェニファー・ロペス)は、新曲「マリー・ミー」を携え、大観衆の前で音楽界の超新星バスティアン(マルーマ)と華々しく結婚式を挙げる予定だった。しかしショーの直前、婚約者バスティアンの浮気がスクープされ、失意のままステージに登壇したカットは、観客の男性に突然プロポーズするという驚きの行動に出る。新たなお相手は、バツイチの平凡な数学教師チャーリー(オーウェン・ウィルソン)とあって、前代未聞のギャップ婚に周囲は大混乱となるのだった…。

世界的な歌姫のカットと全く違う世界で暮らしてきたチャーリーがカットがプロポーズしたことで始まるカットとチャーリーの二人の関係と進展していく様子が描かれていたラブコメ映画でした。チャーリーの娘のルーの数学クラブでのマスロンという大会での様子を絡めながら、最後、ハッピーエンドになって行くといった展開でした。最後のエンドロールで描かれていたように、人と人との出会い方はいろいろあって、人それぞれなのだろうと思いながら観終えました。

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