TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ドラマの最終回

2011年12月23日 | ひとりごと
毎回見ていたドラマがすべて終わりました。『南極大陸』は最後のシーン、生きる、あきらめないというメッセージは災害が相次いだ今年、日本で生きる人たちへのエールが込められていました。毎回映し出される南極の自然の映像はとても美しくて鮮明でした。高い山もあるんだなあ、寒そうだなあ、ロケ大変だったろうなあと思いました。置いてけぼりにされた犬の気持ちになったらとんでもないことだなあとか、今の大阪の政治のような政治家の考え方だったら南極観測の予算はまずばっさり削減されていたんだろうなあとか、いろいろなことを思い浮かべながら見たドラマでした。『私が恋愛できない理由』は自分の居場所を見つけた恵美はアメリカ行きをやめたのですが、ふーんそういう選択をしたのかという感じでした。続編をするかもしれないような終わり方だったなあ。少々物足りない気分でした。『家政婦のミタ』は本編の前に今までの放送分が凝縮されていておさらいできてそんなシーンもあったなあと思い出せました。このドラマがストーリー的には一番しっかり筋が通っていました。ミタさんが微笑むようになって、阿須田家の一家ともさよならすることになり、みんな辛くても立ち直って生きていく、平穏な日常に戻っていくという終わり方でした。平穏な日常は何もないときは特に何も感じることがないのでしょうが、平穏な日常生活が一番大切なものだということだということなのかもしれません。最後の阿須田家での食事の場面ではミタさんは「承知しました」だらけでした。お父さんもミタさんに幸せにならなかったら承知しませんよと言わしめたように本当にこのドラマは「承知しました」の言葉を何十回聞いたかというドラマでしたよね。阿須田家の子供たちの演技は本当にみんな上手でした。お父さんも頼りなさそうだけど、憎めない人柄を演じきられていて演技力抜群でした。松嶋菜々子さんの毎回の絶対笑わない家政婦さんの演技や最後の微笑む演技もあっぱれでした。震災や大雨などの災害が相次いだ今年、本当に辛い思いをされた人々へのドラマを通しての励ましが一杯込められていたと思います。視聴率40パーセントもあったんですね。新聞にも大きく掲載されていました。『蜜の味』ではお医者さんはやっぱり人の命を救う尊い仕事であると思いました。プライベートは関係ないですよね。いろいろ考えさせられたドラマでした。最後にみんな前向きに生きていく姿や人を許せるようになる姿に最後は救われたドラマでした。
コメント
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