先日、NHKのクロ-ズアップ現代で地震の共振について特集している番組をたまたま見ました。東日本大震災の震源から770キロも離れていた大阪市の南港にある大阪府咲洲庁舎(旧WTC)が昨年の3月11日の地震当日、最上階は3メートルにも及ぶ横揺れが10分間くらいあったこと、この咲洲庁舎は壁の亀裂や天井の落下などの大阪では一番大きな被害があったことが以前から報道されていました。『これはこの「建物」が高く、長い周期の揺れがくると、揺れを伝えやすい性質を持っていたこと。そしてこの地域の「地盤」が同じように、長い周期の揺れがくると、揺れを伝えやすい性質を持っていたこと。・・・の2つが符合(=「共振」)したために、起きたことだったそうです。』(NHKのWEBページより)咲洲庁舎のある南港は大阪でもやわらかい地盤の上に立っていたことが原因のひとつだったようです。南港は埋立地ですし、前の阪神大震災では液状化現象もあったと当時南港に実際おられた知人から聞いたことがあったことを思い出しました。逆に短期の周期の揺れには堅い地盤の上に立っているほうが揺れやすいこともある場合など、模型で実験しながら共振現象についてわかりやすく解説されていました。地震による共振現象は地盤の性質と関係しているようです。東京スカイツリーは近く来るであろうとされる数多くの地震の周期に対応できるように設計されているそうです。この共振現象によって万一、巨大地震が来ると、高層ビルが建物と地盤が共振して大きな被害が出る可能性が指摘されています。大阪市内には最近随分高層ビルが増えました。大阪駅周辺は高層ビルだらけですし、家の近所でも高層マンションが増えてきています。巨大地震が起きたらどうなるのでしょう。怖いですね。
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