TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ふしぎな岬の喫茶店

2014年10月12日 | 映画鑑賞日記

昨日、梅田でふしぎな岬の喫茶店を見に行ってきました。森沢明夫原作、虹の岬の喫茶店の映画化作品です。虹の岬の喫茶店は読んだことがないですが、読みたいなあと思っていた本でした。この映画を見て原作も読んでみようかなと思いました。岬の小さなカフェを一人で営む吉永小百合さん演じる悦子と阿部寛さんが演ずる悦子を慕うその甥浩司、店に30年間、毎日通い続け、悦子や浩司を温かく見守る鶴瓶さん演ずるタニさんや町の人々との絆やカフェを訪れた父親と幼い娘、どろぼうさんたちとの心温まる繋がりが描かれた映画でした。このロケ地である喫茶店は千葉県に実際あるそうです。富士山も見えるようですね。ワンシーン出てきてましたよ。千葉県のあちこちの風景を見ることができる映画でした。町のお医者さんを演じておられた米倉斉加年さんの遺作になった映画だそうです。映画の中で、岬の青年団の5人組が結婚式のシーンと最後のシーンで歌を歌うシーンがありました。この5人、堀内孝雄さんはすぐにわかったのですが、エンドロールで見て、あ~そうだったんだというすごいメンバーの歌手の方々でした。最後のほうのシーンでは、ばんばひろふみさんだけいなかったですね。4人だけでした。コーヒーを入れる吉永小百合さんがおいしくなあれとコーヒーに向かって念ずるというか、言葉をかけるシーンが何度か出てきます。また、大切な人を抱きしめて大丈夫と慰めるシーンも何度か出てきます。カフェにかかっている一枚の虹の絵も何度も出てきます。ふしぎな岬の喫茶店というタイトルなので、そんなふしぎがいっぱい詰まっていました。タニさんが船でこの地を去って行くときに悦子や浩司が岬のカフェのすぐそばで大きく手を振るシーンは印象的で、感動的でした。今までに自分に手を振ってくれた人が人生においてどれだけいたかなあと考えたらこんな自分でも、何人かいたなあと気が付きました。最後に一人になっちゃったと涙する悦子のシーンがありましたが、誰でも手を振ってくれる人がいるし、誰にでも家族以外に大丈夫と抱きしめてくれたり、密かに心配してくれる人がいるんだと気が付くことができた映画でした。
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