TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

昔のアルバムを見る

2016年10月04日 | ひとりごと
高校時代の友人が高校2年のときに行った東北地方への修学旅行で蔵王のお釜のところを歩いたか記憶のすり合わせをしてほしいとメールが届きました。そこで、昔の若い頃のアルバムを見てみました。修学旅行の懐かしい集合写真やスナップ写真にそのころの思い出が蘇りました。蔵王の刈田岳のレストハウスの前で合羽を着た姿の写真はありましたが、蔵王のお釜の写真はありませんでした。このとき、たぶんお釜の見学はしたはずだろうと予測しますが、コバルトブルーのお釜がこのときに見えた記憶が全く蘇りませんでした。たぶん、見えなかったのかなあと思います。ちょっと前に大掃除したときに状差しのところに修学旅行の日程が記載された赤茶けたプリントがあったことを思い出し、それを見てみると、クラス別の細かい日程が記載されていました。このプリントを見ながら記憶を辿っていくと、いちばん最初に泊まった宿で晩に布団からネズミが出てきたことや山寺の五大堂からの景色や浄土平でお釜を一周したことや遠刈田でこけしを買ったことなど39年も前のことなのにまだ鮮明に覚えていたこともたくさんありました。また、一番最初の日はまだ東北新幹線が開通していなかったので朝大阪を出てから目的地に到着するまで10時間もかかったことや最初の日は車内で各自で持ってきたお弁当を食べているはずだったことなど忘れてしまっていたこともたくさんありました。当時の修学旅行の担当の先生は世界史の先生で生徒の行先の希望調査をきちっと取られていたのを思い出しました。このプリントはその世界史の先生の特徴のある字で手書きで間違いがひとつもなくきちっと記載されていました。当時は修学旅行の行先やその行程の希望を取ることにどういう手間と労力がかかるかなんて想像できませんでしたが、生徒のために手間がかかっても尽力を惜しみなく使ってくださっていて、生徒のことをいちばんに考えてくれるいい先生だったなあと改めて思いました。修学旅行の行先を決める場合にあれだけ詳しく生徒の希望を取るという大変さは、最近ではそいうった手間がかかることに時間を割かない傾向にあるので歳を重ねた今はよくわかるようになりました。そして、昔のアルバムはたまに見るのもいいものだなあと思いました。両親が今の自分より若い年齢のころはこんな感じだったなあとかそのころにいろいろなところに旅したときの思い出が久しぶりに蘇りました。
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