九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい　佐藤愛子　著　小学館
この本がベストセラーになっていたので、気になって購入して読んでみました。この本は、現在、９２歳の著者が、日ごろから感じたり、考えておられていたことを綴られているエッセイ集です。この本の中で取り上げられている内容は普段自分が思っていたことと似ていたリ、共感できるものが多くて、読者が思っていたリ感じていたようなことを代弁するように怒りや笑いをところどころに込めながら痛快に表現されていることがベストセラーになっているのかなあと思いました。寝屋川の中学生の話や広島の中学生の万引き冤罪自殺問題などの社会で起こった事件や事故などについての言明からトイレに閉じこめられた話やデパートのトイレに入られて流すところが見つからず、紐を引っ張られたらデパートの店員さんが飛んでこられた話など心に残る内容が多かったです。電車の中であっという間に読み終えました。