TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

めがね

2008年04月06日 | 映画鑑賞日記
めがねをレンタルのDVDで見た。
かもめ食堂のスタッフが作成した南の島のお話。
出演者皆がなぜかめがねをかけているからめがねというタイトルなのだろうか。
旅すること、たそがれること、
無駄なことと思われそうなことに人生に必要なものは多いのだ。
もたいまさこさんのキャラクターはかもめ食堂以上にすごいインパクトがあった。
朝目覚めたらいいお天気ですよと小林聡美演ずるタエコの枕元に座っている
もたいさん演ずるサクラさんはとても不思議な人だがとても魅力的な人だ。
浜辺でメルシー体操を子供たちと一緒にしたり小さな浜辺の小屋で
氷ありますよと氷を作っていたりと南の島にたそがれにやってきている
小林聡美演ずるタエコのたそがれるのお手本になるような人だ。
ハマダの主人の光石研演ずるユージの何気ない一言も味わいのある一言が多い。
市川実日子演ずるハルナさんの旅は永遠には続きませんよという言葉も
なぜか哲学的というか、この映画が夢物語ではないことを知らせてくれる。
旅は永遠には続かないけれど人はときには
旅をしてみる、息抜きをしてみる、たそがれることの意味を
この映画は暗示しているようだった。
見る人一人一人が何かを受け取る映画ではないのだろうか。
ゆったりと時が流れることを受け止めることと
現実の意味をこの映画は描いているように思った。

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