TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

伝言板

2019年12月14日 | ひとりごと

最近の日課として、父宛に伝言板を書くことが増えました。高齢になってきた父にその日の予定や晩御飯のことなどを朝や前の晩に伝えるのですが、記憶しておくことが難しくなってきたということで、何回も同じ内容のことを聞かれる毎日が続いていたのです。一応口頭で伝えて、冷蔵庫に用意した白板にも口頭で伝えた内容と同じことを書いておき、忘れたらそれを見て欲しいというやり方が父がよく理解してくれる一番最適な方法になりました。先日、母が入院していた病院から、最後の入院費用の請求書が届き、父が病院まで支払いに行ってくれました。領収印を押してもらうことやテレビカードを返して代金を返してもらうことなども伝言板に書いておくという支払いの窓口での手順をわかってくれていたようです。最近、叔父が亡くなったことでその後の叔父宅の費用など、母のいろいろな費用を私が支払っていたので、父が私ばかりに支払いをさせるのは心苦しいと最後の入院費は全額支払ってくれました。父の行いが私の助けになっているということが父は嬉しいと言っていました。母が家にいた頃は、直接いろいろ手助けできていた私たち家族だったのですが、病院に入院させてしまってからは、母に病院の代金を支払うことと毎日病院に面会しに行くことと母の手を握ることと洗濯物を持ち帰って洗うことしか母の役に立てていなかったのでホントに心苦しかった毎日を送っていた結果となっていました。誰かの役に立てているということが嬉しかったことを数か月忘れてしまっていました。役に立てているということを感じて日々を送ることは幸せなことだったなあと思い出し、お互い、役に立てるように、助け合いながら暮らしていけたらいいなあと冷蔵庫にいつも貼っているこの伝言板を見るとそう思います。

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