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紹介されていたので読みました。
この作者の三浦しをんさんは
「爆笑問題のススメ」のゲストだった時
結構面白い話をしていたので
それも加味して期待していました。
かぐや姫や桃太郎などのいわゆる昔話をモチーフにした短編集ですが
必ずしも物語の中身が似通っている感じはしません。
難しい話ではないのでさくさく読めました。
中々面白かったんですけどもう少しいけるかなっていう
もどかしさは感じました。
何が足りないかはよく分かりません。
でももうちょっとすると直木賞を取れるような
作家さんになりそうな予感はします。
ところで地球に隕石が落ちて滅亡するので
宇宙で生活することになる話がのっているんですけど
自分はそこまでして生きたくないなぁって思いました。
この物語中では国民に隕石が落下してくることを
政府が発表するのですが
これも自分なら教えてほしくありません。
どうせ助からないし隕石が落ちる瞬間にはもう死んでしまうならば
何も知らないで不安を感じないで最期を迎えたいです。
隠すべきでない情報(耐震偽装とか企業の不正とか)もたくさんありますが
あえて話さなくていい情報も結構あるような気がします。
例えば10年前の不景気になった、なんて情報はそれを知ることによって
本当に不景気なんだ、と国民が認識することで
よりその傾向に拍車がかかってしまう悪循環を招いてしまいます。
景気なんて気分的なもので左右されるのだから
何でもかんでも正確に伝えることないんですよね。
「嘘から出た真」ではありませんが、こういうのは上手くだましてもらいたいです。
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