珍しく2日連続でアクセス人気のないブックレビューです。
創刊されてから2年半、やっと読める日を迎えました。
はじめの内はちょっと論理的で説明調の堅い文章かなって
感じましたが、中盤以降は酒井さんらしい
軽妙な語り口になっていたので楽しく読みました。
世間的な「勝ち組」「負け組」を茶化す気分で
この題名を付けたような気もしますが
この「負け犬」という言葉が独り歩きして
それにひかれて読んだ人にはこの本が面白いと感じるかどうかは疑問です。
空前のベストセラーになったわけですが
そもそもかなりターゲットが狭い部類の内容だと思うんですね。
男性はおろか、結婚している女性でさえも
酒井さんファン以外の人を容易に受け付けるものではないと思うんです。
それで、そういう人たちがこの本を読んで
「何だ、売れているわりには面白く無いじゃん」
って思われるのじゃないかと心配になります。
酒井さんの他の著書はもっと普遍的なテーマで
キラーパスのような鋭さが面白いので
これが実力だと思ってもらいたくないです。
推論ですが酒井さん自身もこんなに話題になるのは予想外で
手放しでは喜んでいないんじゃないのかなぁ。
いい意味でB級な良さがあったのにこれだけメジャーになると
書きにくいんじゃないのかなぁと要らぬ心配をしてしまいます。
創刊されてから2年半、やっと読める日を迎えました。
はじめの内はちょっと論理的で説明調の堅い文章かなって
感じましたが、中盤以降は酒井さんらしい
軽妙な語り口になっていたので楽しく読みました。
世間的な「勝ち組」「負け組」を茶化す気分で
この題名を付けたような気もしますが
この「負け犬」という言葉が独り歩きして
それにひかれて読んだ人にはこの本が面白いと感じるかどうかは疑問です。
空前のベストセラーになったわけですが
そもそもかなりターゲットが狭い部類の内容だと思うんですね。
男性はおろか、結婚している女性でさえも
酒井さんファン以外の人を容易に受け付けるものではないと思うんです。
それで、そういう人たちがこの本を読んで
「何だ、売れているわりには面白く無いじゃん」
って思われるのじゃないかと心配になります。
酒井さんの他の著書はもっと普遍的なテーマで
キラーパスのような鋭さが面白いので
これが実力だと思ってもらいたくないです。
推論ですが酒井さん自身もこんなに話題になるのは予想外で
手放しでは喜んでいないんじゃないのかなぁ。
いい意味でB級な良さがあったのにこれだけメジャーになると
書きにくいんじゃないのかなぁと要らぬ心配をしてしまいます。