今クールの連ドラは魅力的なものが少なく
夕方再放送のロング・バケーションが際立ってしまう困った状況です。
そのロング・バケーションは先日最終回を迎えましたが
山口智子の存在は光っていました。
とても三十路を過ぎているとは思えない位、かわいいし
演技もうまいし、どんなセリフでも違和感なくこなせるし
当時見たときよりも魅力的でした。
この作品を境に一線からは身を引いてしまったわけですが
最高のときにやめて逆によかったかなぁとも思います。
同じく出演していた稲森いずみもよかったです。
主役よりもこういう3~4番手の位置で
ふわふわしているんだけどたまに本質をついてくる役がよく似合います。
主要キャストは未だに芸能界で活躍している人ばかりで
当時のキャスティングの正確さも分かります。
再放送ばかりが目立つ展開ですが
唯一毎週みているのが「傍聴マニア09」です。
基本傍聴シーンがメインで毎回セットも使いまわしできキャストも少なく
不景気時代には適した題材です。
今の職場から歩いても20分掛からない場所に
東京地裁があるので今まで2回ほど傍聴経験があります。
裁判所内のつくりは正にドラマ通りで
でも傍聴人はもっと多くて、満員で座れないこともあります。
このドラマで登場するような劇的な展開こそありませんが
興味をそそられる公判は何個かありました。
一つは痴漢で、電車内で女子高校生が被害者です。
犯人は20代半ばのサラリーマンで、
すごく気が弱そうな、ドラマでも痴漢役で出てきそうな典型的な感じでした。
この人、何回か行為を繰り返した後に
現金5000円と「ごめんね」と書いたメモを渡したそうです。
まず5000円というのが中途半端というか
どうせなら1万円札渡せよ、と。
あと「ごめんね」って悪いことしているよってことを伝えたかったのでしょうが
被害者からしたらメモの存在自体気持ち悪いし
余計に腹立たしく感じるのに気付かないんですかね。
っていうかこれで好意も持たれるかって考えていた可能性もあります。
結局その後に張り込んでいた警官に捕まるんだから
「ごめんね」も何もありゃしないんですが。
もう一つは会社のお金を横領した事件です。
被告は40歳手前のサラリーマンで、
3000万円横領してキャバクラに使ってしまったそうです。
この裁判では被告の父親が情状酌量を求めて証言台にあがったんですけど
もう定年を迎えて悠々自適に暮らすはずだったのが
こんなことになってぐったりしてました。
検察が息子の今後について質問があり
「働かせて(横領したお金を)返させます。」って答えてましたが
こんな重罪犯した人を雇ってくれる人なんかいないよ、って
傍聴席の皆さんも感じていたことでしょう。
3000万って普通に働いても相当倹約しても何十年もかかるのに
自分がその立場ならば一生刑務所にいた方が幸せに感じるかもしれません。
どちらの事件もドラマとかではよく見かけるような特殊な事件ではないけれど
実際に自分のそう遠くないところで起きているなんて
信じられなかったりします。
被告も普通にそこらへんにいそうな人ばかりです。
裁判所というのはそういう社会の隙間を垣間見れる興味深い場所です。
憂鬱で自分が世界で一番不幸だと感じるようなときは
裁判所に行って傍聴すれば元気になれるかもしれません。
夕方再放送のロング・バケーションが際立ってしまう困った状況です。
そのロング・バケーションは先日最終回を迎えましたが
山口智子の存在は光っていました。
とても三十路を過ぎているとは思えない位、かわいいし
演技もうまいし、どんなセリフでも違和感なくこなせるし
当時見たときよりも魅力的でした。
この作品を境に一線からは身を引いてしまったわけですが
最高のときにやめて逆によかったかなぁとも思います。
同じく出演していた稲森いずみもよかったです。
主役よりもこういう3~4番手の位置で
ふわふわしているんだけどたまに本質をついてくる役がよく似合います。
主要キャストは未だに芸能界で活躍している人ばかりで
当時のキャスティングの正確さも分かります。
再放送ばかりが目立つ展開ですが
唯一毎週みているのが「傍聴マニア09」です。
基本傍聴シーンがメインで毎回セットも使いまわしできキャストも少なく
不景気時代には適した題材です。
今の職場から歩いても20分掛からない場所に
東京地裁があるので今まで2回ほど傍聴経験があります。
裁判所内のつくりは正にドラマ通りで
でも傍聴人はもっと多くて、満員で座れないこともあります。
このドラマで登場するような劇的な展開こそありませんが
興味をそそられる公判は何個かありました。
一つは痴漢で、電車内で女子高校生が被害者です。
犯人は20代半ばのサラリーマンで、
すごく気が弱そうな、ドラマでも痴漢役で出てきそうな典型的な感じでした。
この人、何回か行為を繰り返した後に
現金5000円と「ごめんね」と書いたメモを渡したそうです。
まず5000円というのが中途半端というか
どうせなら1万円札渡せよ、と。
あと「ごめんね」って悪いことしているよってことを伝えたかったのでしょうが
被害者からしたらメモの存在自体気持ち悪いし
余計に腹立たしく感じるのに気付かないんですかね。
っていうかこれで好意も持たれるかって考えていた可能性もあります。
結局その後に張り込んでいた警官に捕まるんだから
「ごめんね」も何もありゃしないんですが。
もう一つは会社のお金を横領した事件です。
被告は40歳手前のサラリーマンで、
3000万円横領してキャバクラに使ってしまったそうです。
この裁判では被告の父親が情状酌量を求めて証言台にあがったんですけど
もう定年を迎えて悠々自適に暮らすはずだったのが
こんなことになってぐったりしてました。
検察が息子の今後について質問があり
「働かせて(横領したお金を)返させます。」って答えてましたが
こんな重罪犯した人を雇ってくれる人なんかいないよ、って
傍聴席の皆さんも感じていたことでしょう。
3000万って普通に働いても相当倹約しても何十年もかかるのに
自分がその立場ならば一生刑務所にいた方が幸せに感じるかもしれません。
どちらの事件もドラマとかではよく見かけるような特殊な事件ではないけれど
実際に自分のそう遠くないところで起きているなんて
信じられなかったりします。
被告も普通にそこらへんにいそうな人ばかりです。
裁判所というのはそういう社会の隙間を垣間見れる興味深い場所です。
憂鬱で自分が世界で一番不幸だと感じるようなときは
裁判所に行って傍聴すれば元気になれるかもしれません。