これが私の生きる道

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舞台「転校生」

2015年08月30日 16時21分22秒 | 演劇
出演者の一人、清水葉月さんという女優さんに注目していて
観に行きたいなぁとは思っていたんですけど
6000円っていうのはちょっと高いなぁと見送る方向でしたが
オークションで半額の3000円で出品されていて
結局3500円にも届かない値段で落札できましたので
昨日行ってきました。

会場のブルーシアター六本木は過去3回ほど訪れていますが
いつでも撤去できるような仮設劇場のようなところがあり
劇場までの道のりが殺風景なこともあり
駅からの道中でのワクワク感があまりありません。
そのせいか今までこの劇場での公演で満足した覚えがありません。
席は16列だったのでだいぶ後ろの方かなぁと思っていたら
10列目までステージが張り出していて
実質6列目で、しかも通路横だったのでまぁまぁいい席でした。

出演者21名全員オーディション選ばれたとのことで
これだけでも相当選ばれた人たちには違いなく
でも朝ドラに出演する、っていったら
この中から更にふるい落とされていくわけですよね、
モデル上がりの大して演技がうまくない人が
知名度だけでドラマとか映画とかの主役をはっているのとか
本音ではどう思っているんですかね、
そういう話の舞台だったら絶対観に行くのに。

本題に戻ると、教室内だけで進むお話で内容的には難しくないんですが
2、3グループ同時で会話がされるので
聖徳太子でもない限り、どっちの会話も聞き取れず
それを補う為に、スクリーンに台本が映されて
そこでセリフを確認することになります。
スクリーンはステージ上方に設置されているので
自ずとそちらに目線を移すと、演技しているところには目がいかなくなります。

たしかに通常の学校の教室では至る所で様々な会話が成されています。
それは自然なことでそういうことを表現しているのかもしれませんが
自分は演劇にはそういうことを求めているわけではないので
現実的には不自然に感じることでも
例えば、一人が話しているときには、みんな話さないようにしてもらいたかったです。
映画の字幕よりもはるかに苦痛だったので
それか事前に台本を渡してもらって
あらかじめセリフを読めるようにしてほしかった位です。

たぶんセリフを言うタイミングとか普通のお芝居より難しいと思うんですが
そういう努力がこちらに伝わってくるものにプラスになっているとは限らず
観ているこちらとしては正直そんなことはどうでもよく
楽しませてくれたり考えさせてくれたりそこが重要なわけで、
どうも制作者側だけの満足が上回ってしまったなぁという印象です。

それにしてもやっぱり定価の6000円は高いなぁと思いました。
上演時間は80分で、ステージセットも場面転換がないので
それほどお金が掛かっているとも思えず
土曜日なのにかなり空席が目立っていました。
チケットの売り上げへのテコ入れか
ももクロのアフタートークを後から告知して
その日だけは完売するという
商売だからしょうがないけど何かモヤモヤするようなことが行われて。

ステージ上でお芝居している彼女たちも
今日はももクロ出るから客席埋まっているなぁ、って絶対思いますよね、
そういう現実を目の当たりにさせるのも
目的なのかはしらないけれど
演劇好きとしては何か切ないです。
ももクロの5人より絶対に演技上手いのにねぇ。
あとこれで例えば広瀬すずあたりがキャスティングされていたら
これもチケット完売したりするんで
人気稼業っていうのは大変だなぁって思います。

でお目当ての清水さんはさすがに出演者が多くて
見せ場はあまり多くなかったですけど
ラストでは「転校生」との2人だけのシーンが長かったから
まぁ良かったかなぁ。
また劇中でピアノ演奏していて
これを生かして朝ドラにキャスティングされないか、と思うんですが
難しいんでしょうか。

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