ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ひとりごと。ブツブツ・・

2007年06月30日 | 現代音楽
3月のAbsolute-MIXのコンサートの録音を聞いたりコンサート用に作成したデータを聞き直す。今ごろ。記憶がなくならないうちに。

写真もアップされてるので見てみて?演奏中のがないんだけど。→Absolute-MIX

いずれMy Spaceに動画アップしますー♪それよりノラがストリーミングするとか言ってたか。

3月のコンサート用データを作る前にもずいぶんいろんなCDを聞いたりして参考にはしてるんだけど、実際にやってみないと調整がつかないことというのもけっこうあって。

最終マスタリングまで悩んでいたことに、MIDIデータから音源モジュールで録音する際、楽器音をステレオ録音するべきか、モノで録音するかということがあるんだけど。

作曲家から送られてきたMIDIデータのトラックは全てステレオだったんだけど。やっぱりこのパートはモノの方がいいんじゃないか、とかずいぶん悩んだんだよね。

他のエレクトロニカのアーティストはみなさんどうしてるんでしょね?とか思って、やはり色々聞くわけ。

Deaf Center、Ryan Teague、Efterklangとかクラシックっぽいエレクトロニカを聞くと、やはり各トラック、ステレオで録ってるようなサウンド。エレクトローアコースティック(コンピュータと生楽器)だから、コンピュータの部分は「壮厳」なムードを目指して、エレクトロニカとは一線を引きたいと思ってるのかもしれない・・・と思うミックス。これはこれでカッコイイし。オケの曲を作るようなマインドで、ポップスというよりは現代音楽という感じ。

きっとヤザワが頼んだ曲もそうなんだろうな。そうでなかったらMIDIデータ全てのトラックがステレオなわけもないし。

でもあまりにゴージャス(というのか?)なサウンドになると、じゃ、生オケとか生バンドのがいいじゃん?予算なかったの??という雰囲気になったりしないか?という心配をしたりもするわけ。あまりにふわ~っと広がりすぎるミックスは、どうもキタローとかサラ・ブライトマンのミックスみたいな感じがして・・・

ヤなんだよ。

ふわ~っと広がるサウンドにリバーブ多めのピアノがセンターに乗って、ステレオに(CDに)分けられてるというのは、作りたくないわけだ。そういう所でミョ~に「ピアノ・コンチェルト/エレクトロニカ版」みたいなクラシック・テイストを前面に出したくないというか。ダサいと思うんだよね。そーゆー「クラシックぽさ」というのは。

Transitionの時のピアノはマイクの位置をピアノからかなり離したり、Flash Pointの時はマイクの種類がいくつかあったりと毎回工夫をしてて、出来はかなり満足してる。

今度の曲はデータそのものにも改良を加えたくなってきたということか。

ヤザワも進歩してるんです、ということで話し合いをしてみるかな。「モノでやってみたいパートがあるんです」と。

久しぶりにリゲティのエチュードを弾いてみる。やっぱりカッコイイなー♪
まだやってないエチュードも弾いてみたくなってきた。譜読みが大変だけどね!「脳力」鍛えるためにもやってみるか!

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Comments (2)
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