ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

コンサート準備

2011年12月23日 | 現代音楽

ついに数式に強い横井一江お姉様の手もお借りしました。テンポ138の場合。

1月21日のコンサートで弾くスティーヴ・ライヒの『ピアノ・フェイズ』のクリックを作りました。

22日まで目一杯・働きましたよ~

 

健康だ・ワクチンだ・放射能だ・戦争だ・とブログを書いてる間中、昼間はこういうことをしていたという。

あまりに集中する仕事をしていると、全く関係ないことを考えたりしないと息抜きにならないのでね。

 

東京に居ても沖縄に居ても、やってることは一緒です。

 

ライヒの『ピアノ・フェイズ』はクリックさえ出来てしまえば、もう弾けたも同然なので頑張りました。

ということは・それほどクリックを作るのが大変だったということです。

なんとか年内の合わせに間に合って、いちお・アタマから最後まで通ったので安心して年を越せます。 

 

今回ピアノ・フェイズはピアノと箏で演奏します。

ペンタトニックで書かれたピアノ曲をペンタトニックの楽器と一緒に弾くという。なんとも不思議なトランス・ワールドが広がります。

 

初めて合わせた時:「眠っているわけではない・・・瞑想・・・というか・・この浮くような不思議な感覚は・・」と陶然としたのでした。

 

ピアノ2台で弾くと、いかにも「デジタル時代を予見」した作品。という感じで無機質なのですが、ピアノと琉球箏だと全く違う世界が出現しました。サウンド的には:『クリスタル・サイレンス』に近いと思いますよ

 

こういう作曲家自身も予期していなかった化学反応を起こさせるのが演奏家の使命だとも思っているので、コレはかなり成功したのではないかと、すでにワクワクしています!

 

箏とピアノのための新曲を提供して下さる近藤春恵さんの曲も、とてもステキ。

1月のコンサートは:Impressionism(印象派), Japonism(ジャポニズム)& Modernism(モダニズム)がテーマなので、このテーマに基づいた曲を提供して頂きました。

 

県芸で教練を取る近藤教授は忙しい中、曲は書くし、ライヒと自作を箏譜にはするしで(五線譜ではない漢字の邦楽の楽譜)研究室を片付けてるヒマもありませんっ

 

「キャーイヤー 写真・撮らないでぇ 汚いんだもんっ」と恥ずかしがる近藤さんに:「コレもコンサートのプロモーション活動なので・ご協力いただかないと」とか何とかゆって撮っちゃった。

 

カオスな研究室(笑:ゴメン)に広がる美しいサウンドとの対比がとてもシュールでした。

コンサート準備

 

 

本番は美しいシャンデリアが輝くがらまんホールですから。

当日はソムリエが来て美味しいワインやスパークリングが数種類用意されたり、お茶やお菓子、美味しそうなおつまみなども用意されます。

出演者は飲めませんし食べれませんけどネ 。お客さんだったらサイコーの企画です!

 

 

 

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