女王というか皇太后というか・・魔女の風格。弾き方もシンプルでイイ
こちらは新・女王の「トルコ行進曲」。ワザが増えて雑技団ぽさに磨きがかかってます
ヤザワ的にはこっちのほうが好き けっこー複雑でリゲティのような知的な感じもする
どのみち「姫」という楽器じゃないですよね 。ハープなら風情は「姫」ですが・・
ピアノは男女関係なく同じ楽器で同じ曲を弾くので、「女流ピアニスト」というのは本来はありえない。「美人ピアニスト」と言えばヘタクソのことだし・・
先日の:「歌姫」「ポップスの女王」「演歌の女王(姫。ではないですよね)「鍵盤の女王」で連鎖的に思い出した。
ピアノの貴公子
日本では:ちょっとイケてる男性ピアニストは、「貴公子」で売り出されるんです。ダルベルトも貴公子時代に桐朋に来てくれたんだよね。貴公子らしく、白いジャケットだったような・・
そういえば男性ピアニストで「ものすごいテクニック」というピアニストは最近、聞きませんねぇ。というより昔からアルゲリッチとか女性に「凄腕」を誇るピアニストが多い。「貴公子」はバリバリ弾くというより、エレガントにロマンチックに弾くものなのかも。ショパンからの伝統。
こちらは「人気ピアニスト」の仲道センパイ。こんなに美人でも「美人ピアニスト」は侮蔑表現なので「人気ピアニスト」。
こちらは王道の「美人ピアニスト」。案外、弾けてるじゃん
時々画面に映り込むショボい花がピアニストのランクを表していて悲しいけど、仲道さんも、このお姉ちゃんの「激昂(月光)」もダルベルトより好きだなぁ〜
やはり「貴公子」はこんなガツガツした曲を弾いてはイケナイ
ところで来週はヤザワの授業は前期試験です
試験内容は:任意の曲(印象派以降から現代)の演奏と、演奏曲の分析の発表、質疑応答です。
質疑応答をするから「ウィキの丸写し」は通用しません
本人がアカウントを持っていて、ウィキに書き込んでいるようであれば、それは一種の社会貢献でもあるんですけどね。
そして音大でも、最近はYou Tube でしか音源を聞いてない学生が多数
You Tubeは誰でもアップ出来るので、下手な演奏を手本にすると悲惨なことになる
せっかく1曲づつダウンロードや定額配信があるんだから、色んな人のを聞き比べて欲しいもの。
そうそう。つい先週:
「iTuneで色々、試聴して?」と中学生のコに言ったら:「iTuneって何ですか」と言われて驚いた
。アンドロイド・ユーザーは知らないんですね
「じゃ、Amazonで『デジタル・ミュージック』のカテゴリで検索してみて?」と言ったけど、アップルの一人勝ちというわけじゃないのか〜。この世界(音楽界)もAmazonとGoogleが支配するつもりなのか と、今後の業界地図に思いを馳せました。AmazonもGoogleも定額配信を始めるようですしね。
私はMacユーザーなので、Windowsはやっぱり汚らわしいと感じるし、Googleもお世話にはなってるけど、やっぱりAppleには頑張ってほしい
こちらは広く一般のための楽曲「解説」。こんなことを万が一でも試験で言ったら質疑応答が盛り上がるぅ〜
「そのベートーヴェンの気持ち。というのは降霊術でもして本人(ベートーヴェン)から聞いたんですか」とかね。突っ込みまくり
アナタはイタコなの というような・こういうことは有名になって「人気ピアニスト」とか「人気作曲家」とか「司会者」になったら言うの。音大の授業みたいなこと言ってたらTVには呼ばれないからね
[悲愴]解説
アムロちゃんの引退の記事でも、アムロ本人は何も語っていないのに、「アムロの気持ち」を遠隔読心術で読んだかのような記事が多くて、日本人て・そんなに「お気持ち」好きだったのね〜と呆然とします。
「本離れ」とは言われても、まだ日本人は本好きな民族だと思う。
それはいいことなんだけど・・
音楽は文学ではないので、文学的に音楽を「理解」した気になられると本当はイヤなんです
まだ絵画とかと比較されたほうがずっとマシ。
抽象的なことをストーリー仕立てにしないでほしい。
椎名林檎も:「歌詞がつくと風俗になる」って言ってたことあったな〜