ルー・ハリソン生誕100年記念コンサート@福岡に行ってきました〜
ガムランとピアノという、いかにもルー・ハリソンなセッティングに期待が高まります
1日目(11月29日)は:「ガムランを超えて〜混在化するアジアへ〜」と題したコンサートで、ガムラン・アンサンブルでのルー・ハリソンの曲、ガムランの楽器を使ったピアノとヴァイオリンとのトリオなど、アジアンな香りながらもアメリカ人のチャーミングさが伝わるステキな音楽。音楽も演奏も雰囲気も、ほっこりとした感じで温かい気持ちになれました。
企画の藤枝守氏が福岡に住んで15年とか経ったのかな?藤枝さんの生徒さん達が制作して演奏するまでになって、九州の音楽レベルは高くなりましたね。藤枝さんは九州の芸術文化にとって大変な功労者です。福岡まで聞きに行くに値するコンサートが、地元で制作されているんだから。
真ん中が藤枝さん
左はピアニストのサラ・ケイヒル。翌日のピアニスト。藤枝さんとも10年近くぶりの再会。だいぶデコが広くなったけど、髪もまだあって元気で良かった
「上から撮らないで下から撮って〜顔がデカく写ってるぅ」と記念写真に文句つけて撮り直し
ポーズ どうよ?
なんだかヤザワの服が特攻服のように見えますが、今期のZARAです。やっぱパツキンのモデルでないと難しかったかな〜。モード系というよりヤンキー系に見えちゃいますね 福岡っぽいけど(←偏見)
コンサート2日目(11月30日):「ピアノを超えて〜多元化する音律へ〜」ですよ〜
左からチェンバロ(キルンベルガー音律)、ピアノ(ヴェルクマイスター音律)、ピアノ(平均律)、アップライトピアノ(純正律)と全て音律の違う鍵盤楽器を一晩で聞く、なんともラグジュアリーなコンサート。アップライトとチェンバロまで搬入して、調律費だけでもスゴいことになってるはずだし、こんなコンサートは次にいつ聞けるか分からない。
アップライトは純正律での調律のうえ、ダンパーにメタルを両面テープで取り付けてた「タックピアノ」。
見える?
蓋は外してます
コンサートはサラ・ケイヒルのピアノと砂原悟さんのチェンバロ。砂原さんはピアニストでクラヴィコードは弾くけど、チェンバロも弾く人がいない時には弾くそうで京都からいらしてました。サラはサン・フランシスコから。
とても良かった 藤枝さんもサラも砂原さんもエキセントリックな感じのアーティストではないので、じんわりとした温かい優しい気持ちになれる音楽性なんです。ルー・ハリソンに藤枝さんが惹かれるのも分かる。
コンサートのあとはみんなで飲み食いに
サラはルー・ハリソンやテリー・ライリーの曲を紹介しているピアニストで、藤枝さんの「植物文様」ピアノ・シリーズもリリー スしてます。このコンサートの2日前は東京で「植物文様」のピアノリサイタルだったそう。砂原さんもクラヴィコードでやはり「植物文様」をリリースされてます。ヤザワも植物文様は第7集だけリリースしてます。
サラが弾いた:ルー・ハリソンが12音で書いてシェーンベルクに絶賛されたというAria and Conductus from Suiteという1945年の曲が、かなり良くて、ヤザワも弾きたいと思っていたら、砂原さんも同じく弾きたいと思ったそう。
ピアニスト3人
サラは「何でも食べる」と言ってタコの唐揚げを食べていたので、「それはoctpusよ」と教えたら、うえぇっと我慢して飲み込んだ後は決して食べないのでした。砂原さんも、ほぼヴィーガンだそう。
**************ここからは博多探訪記
沖縄は27°の日に13°の福岡に向かったので、どんなに寒いことかと思ってたら、涼しくて過ごしやすくて気持ちよかった。
イチョウ並木
紅葉
懐かしい風景
でもソテツがあって、やっぱりここもまだ南国なんだと思ったり。
街並は整備されていて東京にある店があって、なんというかジャカルタみたいな感じがする。
別に魅力もないし
東京のベイサイドのパクリ
観光したい?
こんなだから3月に来た時は日帰りしたんですよ。福岡は芸術に力を入れないと素通りの地方都市でしかない。そうは言っても韓国、中国人観光客だらけで修学旅行団体までいたけど。一体どこ観光してんだ ヤザワは「波葉の湯」でふやけてましたよ。今回はコンサートが夜に2日あったから2泊したわけで、昼にマチネならやはり帰るな〜
それに地方都市なのでZARAが遠くてこんなに歩かないとZARAがないのかとイラッとしました。東京だと新宿の東口と南口にもあるし、渋谷のも西武より近いし吉祥寺にもあるしで、ザラは「買い物に行く」というより、そこにあるから入って買う店だと思ってたから。やっぱここ(福岡)はジャカルタだたかが1枚セーター買うのに
沖縄にはないんですけどね。出店予定もないそうで。分かるけど。。
やはり気候がある程度涼しい〜寒い所でないとオシャレなんて出来ない。九州はかろうじて涼しい時期もあるから、ちょっとはオシャレしようという気になるだろうけど、年中・汗かいてるような所じゃオシャレなんて気合いの入ったことはそうそう出来ない。まあ今の時期なら沖縄でも特攻服(by ZARA)は着れるかな?
たまたま目に入った
立派でオペラハウスのような『博多座』では、「屋根の上のヴァイオリン弾き」が上演中。まあそんなもんだよな、福岡だし。とは思ったけど、アジア美術館の展示と展覧会はとても良かったです。博多リバレインの隣。リバレインの中もゆったりとした作りなのにブランド物や高級品の店が入ってるわけでもなく、趣味の良い店が多くて気に入った
こんな感じでマクロビのカフェが入ってたり。ここは定食とテイクアウトのお弁当もあって、ボリューミーで菜食とは思えない
米もマメもオシャレ
そら豆
食べると美味しくて止まらない〜けど、高価なスナック。
こちらは米やら雑穀やらがオシャレに鎮座する穀物屋さん。1袋5合ほどのサイズ。とても高価。中国人観光客用
こんなことになったら米はもう常食出来ないです
ヤザワも先月、自然栽培のイセヒカリ900gというのを買いましたが、もったいなくてまだ食べれてないです。古米にする前に思い切って封を切って食べなくては。おかずはナニにしようかこの高価な米に合うおかずとは・・
なんだかんだ言いつつ、温泉で垢擦りと足ツボマッサージもしてもらって、買い物もして、美術館も観て、すっかり充電して帰って来たのでした
また行くぅ〜