人口6人、猫200頭以上!瀬戸内の猫島「青島」全頭に無料TNR不妊手術を行いました。
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寄付のお願い 10分に1頭、罪なき命が殺処分される

どうぶつ基金では殺処分前に保健所から犬や猫を救出し新しい家族を見つける活動の支援をしています。
だけど、新しい家族に迎えられる猫はたった1割。とても悲しいことですが、ほとんどは殺処分されます。
殺処分の方法はガス室です。罪なきどうぶつたちは大変苦しみながら死に至ります。
だから、もっともっと助けたい。一日も早く殺処分ゼロの日本にしたいのです。
以下、基金ニュースからの転送掲載です
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矢沢朋子さま どうぶつ基金理事長の佐上邦久です。 台風が続いていますが、矢沢朋子さまはご無事でしたでしょうか? 私たちどうぶつ基金では、台風24号と25号の狭間を縫うようにして、猫の楽園として世界的に有名になった愛媛県大洲市の青島で島の猫ほぼすべてに無料不妊手術を行ってきました。
岩合光昭さんの写真集で有名になった青島は「猫の楽園」と称され、世界中から観光客が殺到しました。
しかしじっさいに島に来てみると、観光客に気まぐれに与えられるだけのエサにありつけず痩せ細った負け組の猫たち、飢えて食い殺された子猫の死骸、写真集には決して載らない現実に目を覆うばかりでした。
そんな中、地元の獣医師会やボランティアさんによって、メス猫80頭の不妊手術が行われました。しかしここでオスとメスのバランスが崩れたことにより、ますます状況は悪化したのです。メス猫はオス猫たちに囲まれゆっくりご飯を食べることもできずガリガリに痩せている子が多く、子猫はもっと悲惨で、オスに殺されたり、母猫の育児拒否により、ほとんどが成長できないということでした。
悲惨な現実を知った世界中の観光客や、地元のボランティアさん達からどうぶつ基金に救援依頼が来たのは、もう5年ほど前になります。
あれから5年間、地元ボランティア、行政、島民の方と根気強く調整を続け、ようやく今回のさくらねこ一斉TNRが決定したのです。
※ゴールゼロ代表の斎藤獣医もボランティア参加、テキパキと行動していただいたおかげで手術は順調に進みました。
5年越しで決まった事業ですが、9月はじめに予定されていた一斉手術は台風で10月に延期になりました。ところが今回も台風で連絡船が欠航になり、急遽、3日間の手術予定を一昼夜で行う事になりました。島に宿泊施設はありません。手術会場の床で仮眠を取りながら3名の獣医が172頭の手術を施しました。
翌朝は5時に起床して、後片付けを行いました。
旅立ちの朝、島で猫の世話を続けているKさんの言葉で疲れは吹っ飛びました。
「助かります。手術に反対の考えを持っている人も居るけど、本当に大変なんです。このままでは猫たちが可哀想なんです。
子猫たち、すぐ死ぬんですよ。オスに噛み殺されてね、頭だけになったり、手足だけバラバラになっていたり。もうそんなの見るのはイヤなんです。
メスもね、ご飯を食べることもできないくらい、オスに囲まれて襲われ続けてるんですよ。だから手術をして下さることで、それらが無くなって、ケンカも無くなってくれたら本当にうれしい。70年間生きてきて今日が一番うれしいです。本当にありがとうございました」
今回の一斉TNRによりほぼすべての猫への不妊去勢手術ができました。青島の猫たちはこれ以上増えることなく将来的には減っていきます。
一代限りの命を健気に生きる青島の猫たちを温かく見守っていただければと思います。
どうぶつ基金 理事長 佐上邦久
全国から殺到する無料不妊手術の要請に対して資金不足は深刻です。また今回のように予定変更があると、航空券のキャンセル、チケットの再購入等で多額の費用がかさなってしまいます。20000頭分の無料不妊手術もあと一月ほどで底をつきます。十分な獣医療のためのお金が足りません。
産まれてすぐに殺される、そんな悲劇をゼロにするために、皆さまの温かいご支援を願いいたします。
★さくらねこサポーターに参加して皆さまの力を分けてください。
「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。
救いの手を差し伸べるために、今を救う今回の寄付をお願いします。
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「どうぶつ基金」は公益財団なので、個人、企業は寄付金の税制上御優遇控除が適用されます。また企業の社員も寄付金から2000円を差し引いた金額が寄付者の年間所得から控除されます(要:源泉徴収票)。
どうぶつ基金のHPでは、さくら猫の手術活動報告レポートなども掲載されています。
猫や犬の殺処分の現実を見て、苦痛な世の中を少しでも良くして暮らしやすい楽しい環境にしていきたいと思ってヤザワも活動しています。