ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

年末年始調整

2023年01月15日 | 文化・芸術

アガタの喪中ではありますが、本年もよろしくお願いいたします

 

11月6日以来の更新のブログとなりました。もうこの2ヶ月強、3ヶ月目となる矢沢の軽い〜切羽詰まった悩み、というか課題は:「(キーボードの)音が出るか」でした

11月のAbsolute-MIX終わってからも:まだ:「プログラムのバグで鳴らない鍵盤がある」という悪夢を2回ほど見ました

自宅のローランドJUNO DSである程度プログラムを組んで、「こんな感じでRD800もいこう」と叩き台のような準備はしてたのですが、実際にライヴで使うRD800を1週間前に触った時、「これはJUNOとは全く違う楽器だ。だいたい内臓音源もほぼ違う」ということに気づき、慌てて「誰かRD800が分かる人を見つけてくださーい」とリハーサルスタジオのVEGA、キーボード・プレーヤーの友人知人にも当たり、VEGAの方が見つけてくれたのでした。

セーフ 命拾いしたぞ

 

おそらくRDシリーズとJUNOはピアノとチェンバロほど違うと思いました。チェンバロなら下手クソに弾いてもとりあえずは弾けるけど、相手は電子楽器なので音が鳴らなかったり出過ぎたりでもう血の気が引きました。

私がシンセサイザーとキーボードの違い、というのを認識していなかったんですね。同じ鍵盤楽器だし同じメーカーだしなんとかなるだろうという甘い見通し。それが甘いということすら分かってなかったという。

RDは消音ピアノとか電子ピアノとは全く違う楽器で、シンセサイザーの機能もあるけれど、ピアノ以上の楽器を目指している電子ピアノ(キーボード系)でした。

どういうことかというと

ヴェロシティと言われる打鍵の強さが強弱に反映される数値、残響音の長さ、など細かく設定出来るので、逆にそれを設定しないとシンセのように音色を変えて重ねた時に大変なことになる。

スコットからの提案は2台のシンセを使うものでしたが、RD800はこれを1台で出来てしまう。使い方さえ分かればね

こんなことなら自分のJUNOとM-Audioのキーボード持ってくるんだったと嘆く暇もなく、取説と首っ引きでプログラムを始めました。ある程度の叩き台までは作れたところで、疲労のあまりSaveじゃなくて間違えてDelateしてしまったという

SaveはEnterじゃなくてWriteだったんですよ もう発熱しそう

というところで助っ人が見つかったのでした

 

ちっこい液晶画面をずーーーーっと見続けてたせいで、極度の眼精疲労となり、目を開けて視線を動かすと目の奥がズキっと痛んでフラフラするような状態になりました。眼球動かすと痛いし喋っても痛い。でも本番は気力でなんとかなるもの

 

まあそれで

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ではイカンと思いましてな

買いました

RD800の次の機種、RD2000

機能は当然、さらに進歩しつつ、800との互換性もあるのでプログラムが再現出来るのです

             嬉し泣

ちゃんと取説を読んで、Logicに繋いでスタインウェイとかベーゼンドルファーの音にしてベロシティや周波数の調整やらをしたら

ピアノではありえない速さでの連打とかが可能になるわけです

これが私が「ピアノ以上の楽器を目指してる」と言う所以。弱点は停電。調律も細かく設定出来るし、ピタゴラス音律とか色々出来るので、藤枝守さんの植物文様とかもこれでイケる

そして確かにプログラムは引き継がれたのでした

このちっこい画面

眼精疲労にもなるわなー

もしかして音色8つ重ねられるのか1つEXペダルとしてあと3つブランクがある

ミキサー機能かな

取説取説

ペダルもピアノみたく3つあって、さらにEXペダルも付けられる。譜めくりペダルも入れたら5本になりますな

そしてさらに

じゃーん

ようやく入荷しました。今度いつ入るのか分からないということなので思い切って

愛用のVestaxとはまた違う考え方で出来てる機材。社風なんだろうなと思う。手にしたことで逆にVestaxの良さも分かりました。Vestaxは音楽が分かってる人が作った機材だと思う。もう存在しないのが惜しまれる。大事に使います。Pioneerは拡張路線。

 

機材、機械でも、スタインウェイとベーゼンのように音楽の傾向とかカラーがある。

スタインウェイとベーゼンもLogicとRD2000で理想とするタッチを作ってみたくなりました。

ピアノも売ってないですよ

 

 

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