ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

最近のチェキ!

2007年02月02日 | 文化・芸術
一昨年買ったお気に入りのミンクのキャップ(帽子)を青梅街道を歩いていて落としたようです

落としたのは夕方4時30分頃。荻窪駅近辺です。拾われた方は交番に届けてください。お願い
本物のミンクで色はブラック。素敵ですが、ヤザワは頭が水虫なので、被るとウツルと思う。なので拾っても愛用しないでね。交番に届けてね悲しいです。とても「新しい持ち主に大事にしてもらってね」という心境になれません。呪いもかけちゃう。被ったら頭痛がするんだからしかも水虫菌もいるわよっ

カワダさんからの電話を取った時に、急いで歩いてたヤザワは暑くなって頭が蒸れたのでキャップをバッグに突っ込んでて、ケータイを取り出す瞬間にどうも落としたらしいの。急いでたからそのまま歩き続けて・・

夜になってまた外出しようとして・・「ない」ということに気がついて、ほぼ半狂乱で探して交番にも行ったんだけど・・

そんな傷心の最中、平石博一さんが音楽を提供しているという映画の情報を送ってくれたので、観に行ってきました。夜9時からの上演でRー15指定というもの。「ムジカノーヴァ」(音楽の友社)というピアノの先生のための雑誌の編集をしているクドウさんと10分前に待ち合わせました。

コレ↓『祈りと呪いのレイトショー』~朱霊たち~

ー予告編ー
http://www.youtube.com/watch?v=EPALw8978g4

映画「朱霊たち」公式サイト
http://www.shureitachi.com


帽子を失った悲しみをほぼ忘れるし。「毒は毒で制す」みたいなもんでしょか?

寺山修司とジャン・コクトーを足して舞踏を入れると・・「朱霊たち」になるという訳では全然ないけれど、「アングラ」というのは脈々と生き続けておりましたですよ。まさにアングラの王道というんでしょか。暗黒舞踏の系譜に位置づけされるらしい、ううーっとクル迫力の舞踏、いたいけな少年(児童俳優)にこんなことさせて・・この男の子、女性観ヘンに成長するよ?とか思ったけど。いや、ある意味、正確に女性を把握したり理解したりするようになるのか。頼もしい。

文化庁が支援しておる映画でございます。やはり英才教育は何でも早期に限るという声明かもしれません。それに子役の男子は見るからにIQが軽く150以上はありそうな感じで、きっと同年代の友人とかは幼稚で話しが合わないんじゃないだろうか。

まるで宇宙空間にいるように重力を感じさせない、時間の流れが変わるような舞踏シーンがモノクロの画像と合って、素晴らしかったです。

客席も舞踏とか演劇関係者が多かったのかな?明らかに女優とか俳優っぽい美男、美女でイっちゃってる系の方々を沢山お見受けしました。演劇の俳優さんとか女優さんて、ものすごいマジメでイっちゃった感じの人が多いよね。クラシックの音楽家とは正反対というんだろうか。ヌードとかになっちゃうのに、ワイ談とか嫌いな人が多いんだよねー

「表現」を突き詰めた結果、ヌードが必要だった、みたいな。理屈屋だったり議論好きなところも俳優さんたちの特徴かな。

鏡はお友達 美食に美酒に音楽と男か女かと鏡があれば人生もうサイコー

というナルシーが多い音楽家。これは「言葉」で表現しない分、自分の美意識を信じて音に託して伝える、という訓練と修行を積んだ末の職業病ともいえると思う。ストイックでナルシストでありながら能天気という。歌手と指揮者はまたちょっと違うだろうけど。

そんなクラシック音楽家の中でも最高峰のレベルを誇る:『東京カルテット』の公演が2月にあります

スケジュールはコチラ→ジャパンアーツ

ここのチェロのクライヴはヤザワのお友達、つー子の旦那さん。お料理が趣味で本格的なフレンチやらパスタも手打ち、というご夫婦。

本当に素晴らしいお料理を作って、ヤザワもご馳走になったんだけど:「ンン~・・ああ素晴らしい出来これはレストランで食べたら1人$150以上はするねああ~・・美味しい素晴らしい」とか旦那の方は違う次元に行ってしまうの。 すぐ追いつくけど。

お料理が上手、というのはクリエイターとかアーティストの基本だからね。どんなお料理を好んだり作ったりしているか、というのがレパートリーとかプログラムに反映されていると思う。ヤザワと違ってクラシックなレパートリーな東京カルテットだけど、どんなジャンルでも『最高峰』に触れるというのは感性を磨く上ですごく大事。

絶品のモーツァルト、武満、シューベルトなどを聞きにヤザワも2月19日に王子ホールに行きます

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8 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
アングラの王道 (まりもっこ)
2007-02-03 16:36:19
っつーかー、アングラのアングラを観たのですよ。
なんで、寺山修司やジャン・コクトーなのかなー。
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ご愁傷さまです (おりーぶ)
2007-02-03 16:48:22
蒸れそうな季節にミンクのお帽子など被って歩いておられたのが、よろしくなかったのですよ!/handyph_pink/}
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PS (おりーぶ)
2007-02-03 18:57:41
カワダさんって、音響のカワダさんでしょ。もっといいお帽子買ってもらってねー!
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携帯に (ヤザワ)
2007-02-04 00:17:36
なんかかけるからよ!
携帯は本来、上司とか社長が部下を呼び出してたポケベルの延長だろー!
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ムカつく (ヤザワ)
2007-02-04 00:26:45
おりーぶ!!

ホントに自分が「小人」だと思い知ったイヤな体験だったわ!
これからは身の丈に合った買い物をするわ!でも、モノを大事にするというのは美徳でもあるんじゃないの!?

前にも携帯でイヤリング落としたことがあるのよね

「元気ィ~?」とかゆう電話で同級生だったけど、それが縁で絶縁したわ

映画でも観て気分転換するわ
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ケータイ (おりーぶ)
2007-02-04 10:16:18
私はいつも「フケータイ」と言われています。
でも、なんの支障もないしぃ・・・どこかで怒っている人間がいるかもしれないけど、知らないモン。

ケータイはPitchWebするツールです
詳しくはコチラ↓
Absolute-MIX presents Electro Acoustic Music
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URL (おりーぶ)
2007-02-04 10:19:28
HTMLで入れたのに飛べないや。
Absolute-MIX presents Electro Acoustic MusicのURLはこちらです↓
http://www.geocities.jp/kazue_y1113/absolute_mix.html

返信する
朱霊たち (クドウ)
2007-02-05 12:42:23
コメント遅くなっちゃってすみません。

朱霊たち。予想外に軽やかな画面で、小心者もほっとしました。モノクロのざらざらな感じが美しいシーンもたくさんありましたよね。
アングラと文化庁支援が共存する21世紀の奇跡。自らの年齢を、はたと実感するクドウでありました。

ミンクの帽子で狂乱&傷心の最中とは知りませんでしたが・・、ともあれお久しぶりにご一緒できて、楽しかったです。また近いうちにどこかで。
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