ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ジャワ紀行:古典芸能鑑賞

2007年09月10日 | 文化・芸術
ジョグジャで観たワヤン・クリッ(影絵芝居)。この影絵の人形は水牛の皮に手で細かくパンチングして作るんですよ、とか終わると作ってる所まで見せてくれます。そしてウチにはシバ神ともう1人の神様の人形が壁におります(笑)。「大きいから・・」と断ったら小さいハーフ・サイズの神様を次々と見せてくれました(笑)

ストーリーは例によって魔人に誘拐された姫を救う王子の物語。助けた暁には「魔人とデキてないと証明しろ!」とか姫に火に飛び込んで身の潔白を示せ、とかゆうヤツ。インドの一大叙情詩だそうな。

今だったら「それは2次被害というものです」という内容(笑)

注:被害に遭った、という人に「それはあなたにも落ち度があったんじゃなーい?」とか軽率に言うのは加害行為の一部です。

この物語はその後、踊りを観た時も同じストーリーだったので、良く分かって入り込めて鑑賞出来た、という利点はあるものの:家来何人も死なして助けた挙げ句、大丈夫?とか気遣うこともなく火に飛び込め、ってか!?

別れちゃえ、こんな王子!こんなヤツと結婚なんてしない方がいいよ?

とか2回とも思ったんだけど。結局、姫は火に飛び込んで火傷も負わなかったので、潔白だ、とかいうことになって2人はシアワセに暮らしましたとさ。

というストーリー。なんだかなー。だめんず・うぉ~か~の古典版かな?

影絵の向こう側。オケのようにガムラン楽団が。セリフの間、お茶を飲んだりタバコを吸ってたり。いちおー本番でしょ?(笑)

まーもう観光客しか観ないんだろうね。有名すぎて。ベーシックすぎて。王宮のガムランはそれなりに気合いが入ってたけど。王宮のガムラン・メンバーは女性ばかり。

左から2番目が誘拐された挙げ句、火に飛び込まさせられる姫です。野外劇場。

こちらはバティックの工房を訪ねた時。2次干しのバティックを見せてもらいました。

バティックは女性が模様のデザイン、模様を描くのが仕事で、染めるのが男性の仕事なんだそうです。王宮の展示物の中に王や王妃が着用したバティックが展示されてるんだけど、全部女性の顔写真が付いていて、その写真の女性が柄をデザインしたということ。男性の写真はありませんでした。

バティックは表、裏と手描きするので、表と裏でちょっと違うのが本物のバティックの証。(バティック)プリント地は裏を見れば色がないのですぐ分かるということ。模様が細かいほど値段も高くなっていきます。詳しくなったでしょ?

1枚買いましたから(笑)。

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