ハワイはマウイ島にあるラハイナ。
19世紀のハワイ王国の首都で捕鯨基地だったところ。
その名 Lahaina はハワイ語で ラー・ハイナー(灼熱の太陽)っていう意味なんだって。
そこで起きるラハイナ・ヌーンと呼ばれる現象。
太陽が北回帰線(北緯23度26分の帰線)上に来ると地球を垂直に照らすことになり、その時には影が伸びなくなるという怪奇な話。
その北回帰線が通過するハワイ諸島では年2回このラハイナヌーンに巡り合えるということらしい。
ここ宮古島市は北緯24度から25度の間にあり、北回帰線よりは北に位置するがヤマトよりはず―-っと南。
そこで調べやした。
21日の夏至を挟んだこの時期、それに近い現象がみられるはず。
気象庁の暦計算室で入力するとビンゴ!
今日から24日までの12時40分ごろはお日様の高度88.6度。
真上には1.4度不足ですが、そこは宮古島。なーんの支障もありません。
梅雨のさなかに太陽が顔を出すのかと危ぶんでおりましたが、今日、久しぶりに午前から晴れ模様。
さっそく撮影開始。
12時15分。北に向かって少し影が伸びています。
12時45分。影は目の下の隈ほどに。
13時30分。影は再び伸びはじめ。
これではわかりにくいというお尽には どーだ
爺のつま先と出っ張った腹が見事にシンクロ。さらにカメラを構える懐の深さがカエルの影絵のごとし。
まだ不足というお尽には
電柱の影は20センチほど。セーフティコーンの影は見事にない。
ところで思い出したヘンリー・ミラーの「北回帰線」
過激な性描写という評判にひかれて読んではみたけどさっぱりわからない小説だったなあ。
大蛇足でした。
気象庁の暦計算室はここ
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
あなたもあなたの地域のラハイナヌーンもどきを見つけてください。