台風もひと段落、前線が降りてきてどんよりと曇った週末になりそうです。
前回お伝えした都会のストレスの通期電車から逃れられたと思うな。
島には島のストレスがあるんじゃ。
秋風っぽい、涼しいが湿った風が吹き始めると自動車の運転手は、窓を開けて走り始めます。
その窓から何本もの腕が突き出され、その指先には。
そう吸いかけのタバコが挟まれています。
島は葉タバコの一大産地。生産額は、さとうきび71億、肉牛39億に次ぐ22億にとどまっていますが生産農家が少なく反収としてもかなり高くなっています。
タバコの産地でタバコを吸うのは当たり前とばかり、喫煙者が多く、党内の飲食店でもホテルを除いて分煙は進んでおりません。
ただし、島内の公官庁、事業所、事務所では結構分煙化が進み、雨の日も風の日も屋外の灰皿の周りはにぎわっています。
そのせいか運転中の喫煙は大人気で、涼しくなると窓を目いっぱい開けて吸いかけのタバコを外に出すのが風物詩となってしまっているのです。
ところがこのタバコの煙、後ろの車に降りかかることがままあり、さらにはそのままポイ捨てに走る輩もおられるのでやんす。
そんな時は窓を閉めるか車間距離をとるかの対策に出るわけですが、これが運転中結構な暇つぶしになるのですね。
そのほか、急な割り込み、ウインカーなしの右左折、自由気ままな速度、道を譲っても挨拶なし、などなど、20分車を動かすと毎回このすべてを経験できる特典がついております。
問題になっている家庭ごみ、産業廃棄物の不法投棄も含め、なんと気ままに生きている人たちでしょうか。
でも気ままに生きているとは思っていないでしょうね。