吾輩はクマノミに似せられたロボフィッシュである。名前はまだない。どこで生まれたかは大体見当がついている。なんでもやたら明るい養鶏場のようなところで組み立てられているらしいことは分かった。
それからケースに入れられて、暗闇をさまよい外の空気を吸って初めて人間というものを見た。それはなんでもしょう爺を自称する変な移住者ということだ。
これを撮影しているのがそいつだ。
一緒に住んでいるのは、息子のクマノミ。青い色のアウロノカラ、ピンク色のハナダイ、緑色のアピストグラマ、赤いのは実在しないロボシャークレッド。
実は、父親と息子のクマノミ親子と思っていたら大違い。俺様はもうすぐメスになって息子と夫婦になるのさ。どーだすごいだろ。俺様が死んで新しいロボが来たら、今度は息子がメスになるんだぜ。
そいつは、お前はかわいくて臆病なカクレクマノミと名乗りたいらしいが、凶暴で縁取りが明らかなんだからアネモネフィッシュとして生きるべきだといっているが、どーであろうか専門家諸君。
残念なのは、大食いということでLR44を2個ほぼ2時間で食い尽くすところだ。
まあ、家を空けるのはいつでも自由、水も汚さず、LR44が切れたらのんびり寝て暮らせるのだから本望である。
かくして吾輩は、このおうちを吾輩の住処として決めることにしたのである。
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