安心して下さい、岩瀬が控える投手陣

2014年05月03日 | ナゴド観戦

5/3(土)讀賣7回戦
ドラゴンズの2勝4敗
D 岡田(21)vsG 大竹(17)
14時プレイボール

自分のホーム席近くの27通路席より
(お知り合いの方4人応援です)
今日は岩瀬ユニにて応援です。


GWですね!珍しく人いますね

今日からの9連戦は上位3球団との対戦です。
シーズン前半の正念場が早くもやってきました!
先発、中継ぎ共投手陣の崩壊の中での戦いとなります。
厳しいゲームになること間違いないでしょうが、我らがドラゴンズを信じて応援しましょう。
こんな時だからこそ、新たなヒーローが出てくるものです。
新戦力は、小熊、濱田期待したいです。

今日はこの方の出番出来る展開を見たいです。
ドラゴンズの原点はここに有ります

通算セーブ数=385S 前人未踏まで残り15S
今シーズン=3S
通算 862試合53勝43敗防御率2.04
WHIP 1.10
凄すぎる成績のドラの守護神が居るということを若いドラ投手陣は認識する必要がある!

下記記事はドラファン必見

リリーフ3年寿命説から考える、セ.パ各チームの「シーズン計画」


「日本球界では、リリーフエースの寿命は3年、という定説がある。勝利の可能性のある限り登板することが求められるこの役割は、肉体と精神を消耗させる。どれほどタフなピッチャーであっても、低迷することがある」

 これは日本球界通算286セーブ、メジャー通算27セーブを記録した高津臣吾(元ヤクルト)の著書『ナンバー2の男』(ぴあ)に紹介されている言葉だ。

 高津は'93年から'95年まで3年連続で守護神として終盤のマウンドに立ち、防御率2点台を死守している。'96年に防御率が3.24に落ち、'97年には適性を試されたのか先発として3試合に登板し、セーブは1ケタ台の7に落ち込んでいるが、'99年以降の5年間で162セーブを積み上げ、'04年からは舞台をメジャーリーグに移して2年間で99試合に登板するほどの活躍をしている。

 高津の足跡を見る限り「日本球界では、リリーフ投手は4、5年目に大きな壁にぶち当たる」としたほうが適切だろう。高津以外にもそういうリリーフ投手がいる。たとえば、次の選手たちだ。

馬原孝浩(オリックス)……'05~'07年の3年間に各季40試合以上に登板、'08年は21試合
永川勝浩(広島)…… '05~'09年の5年間に各季50試合以上登板、'10年は10試合
久保田智之(阪神)…… '05~'08年の4年間に各季40試合以上登板、'09年は1試合

馬原がいま正に見せている2度目の復活。

 彼らに共通するのは3~5年間、リリーフ投手として実績を積み上げるが、その後数年間低迷したのち、再びリリーフ投手として復活するというパターン。たとえば馬原は'08年に1度目の壁にぶち当たったのち'09~'10年の2年間に各季50試合以上に登板し、それぞれ29、32セーブを挙げている。'12年は右肩の手術のため登板はなく、翌'13年も3試合にとどまるが、今季は8試合に登板して(4月20日現在)、私が見た20日の西武戦では3番手としてマウンドに立ち、1イニングを無安打で切り抜けている。

 ちなみにこの試合、ストレートの最速は150kmを計測し、木村文紀を外角低めの147kmのストレートで見逃し三振、浅村栄斗には3球続けて縦割れのチェンジアップを投じて、やはり見逃しの三振に斬って取っている。2度目の復活と言っていいだろう。

現在低迷中の6人の中継ぎ投手たちも。

 次の選手たちはリリーフ投手としての実績を持ちながら、今現在、低迷ないしは故障のため出場が限られていたり、成績が下降している選手たちだ。

浅尾拓也(中日)……'08~'11年の4年間に各季40試合以上登板、'12年は29試合
松岡健一(ヤクルト)……'08~'11年の4年間に各季50試合以上登板、'12年は7試合
ファルケンボーグ(楽天)……'09~'11年の3年間に各季40試合以上登板、'12年は23試合
山口俊(DeNA)……'09~'12年の4年間に各季50試合以上に登板、'13年は44試合
久保裕也(巨人)……'10~'11年の2年間に各季60試合以上登板、'12年は2試合
岸田護(オリックス)…'10~'12年の3年間に各季50試合以上登板、'13年は37試合

 山口俊は出場試合だけ見れば相変わらず守護神として機能しているように見えるが、昨年の防御率5.40、今年の防御率8.44は大きな壁にぶち当たっている何よりの証拠。今年度版の『プロ野球問題だらけの12球団』(草思社)では先発転向のほうが持ち味は発揮できると書き、山口に代わる中継ぎエースには2年目の三嶋一輝を推した。現代野球はリリーフ陣の整備を先行させたほうが好結果を招く傾向があるので、中畑清監督には検討してほしい。

岩瀬仁紀を筆頭にした「鉄腕」たち。

 活躍→壁に当たる→復活、というのが多くのリリーフ投手がたどる道だが、一度も大きな壁を経験しない選手もいる。岩瀬仁紀(中日)はその最たる選手で、新人年の'99年に主に中継ぎとして65試合に登板、10勝2敗、防御率1.57という見事な成績を挙げて以来、昨年までの15年間、各季50試合以上の登板を継続している。まさに“鉄腕”と形容していい。この岩瀬と似た道を歩んでいるのが次のリリーフ投手たちだ。

武田久(日本ハム)……'06~'12年の7年間に50試合以上登板、'13年は47試合
宮西尚生(日本ハム)……'08~'13年の6年間に50試合以上登板
山口鉄也(巨人)…………'08~'13年の6年間に60試合以上登板
平野佳寿(オリックス)……… '10~'13年の4年間に60試合以上登板
増井浩俊(日本ハム)……'11~'13年の3年間に50試合以上登板
森福允彦(ソフトバンク)…… '11~'13年の3年間に50試合以上登板
益田直也(ロッテ)…………'12~'13年の2年間に60試合以上登板
西村健太朗(巨人)…………'12~'13年の2年間に60試合以上登板
田島慎二(中日)…………'12~'13年の2年間に50試合以上登板
マシソン(巨人)……………'12~'13年の2年間に40試合以上登板

各チームの1試合あたり投手起用数が意味するもの。

 日本ハムと巨人の充実ぶりがひと目でわかる。武田久は昨年のWHIP(1イニングに何人の走者を出したかを表す指標)が1.69という低迷ぶりで、今年も4月20日現在、故障もあって5試合の登板にとどまっているが、次代の抑え候補・増井が安定感を増しているのでチームとしての備えはできている。

 これだけリリーフ陣が安定していれば先発は6回まで投げて、あとは鉄壁のリリーフ陣にまかせるという態勢ができても不思議ではない。前回のコラムで紹介した投手の起用人数はその後、どうなっているのだろう。

◇パ・リーグ   起用人数/試合 1試合平均 完投 ※4/20現在
1 ソフトバンク  71人/19試合  3.74人  0人  
2 オリックス   77人/20試合  3.85人  3人  
3 楽天      75人/20試合  3.75人  2人  
4 日本ハム   83人/21試合  3.95人  0人  
5 ロッテ      66人/20試合  3.30人  1人  
6 西武      62人/20試合  3.10人  1人  

◇セ・リーグ   起用人数/試合 1試合平均 完投 ※4/20現在
1 広島      69人/19試合  3.63人  0人
2 阪神      84人/21試合  4.00人  1人
3 巨人      74人/20試合  3.70人  0人
4 中日      77人/20試合  3.85人  0人
5 ヤクルト    81人/19試合  4.26人  0人
6 DeNA       80人/19試合  4.21人  1人

 日本ハムは予想通り、1試合の平均起用人数が3.95人とリーグで最も多い。これは多いからいいというものではなく、昨年は、起用人数が多い球団はBクラス、少ない球団はAクラス、という傾向がはっきり出ている。


西武、ロッテ、中日は後半戦に伸びてくる?


 今年のパ・リーグは最下位の西武が3.10人と12球団でも断トツの少なさで、5位ロッテが2番目に少ない3.30人とまったく逆の結果が出ている。首位を走るソフトバンクにくらべて投手陣の層が薄いという見方もできるが、両チームがリリーフ投手の酷使を避けて中盤から後半戦を睨んで戦っているという見方もできる。西武、ロッテの監督が西武黄金時代を築いた伊原春樹、伊東勤なので、私はそう思っている。

 セ・リーグはどうかというと、阪神だけが例外で、起用人数の少ないチームが順当に上位を占めている。ここで注目されるのは中日だ。

 昨年はソフトバンクと32人差の通算648人という圧倒的ワースト1位だったが、今年はリーグ3位の少なさでリリーフ投手陣の疲弊を避けている。監督が捕手を兼任する谷繁元信、ヘッドコーチが元投手の森繁和というバッテリー出身ならではの投手に対する配慮で、現在の辛抱・我慢は後半になって生きてくるような気がする。

原監督は不調でも我慢強く長期戦の構え。

 巨人はリリーフ陣の顔ぶれが豪華なので起用人数は多そうに思えるが、広島に次ぐリーグ2番目の少なさだ。そして昨年、鉄壁を誇った山口鉄也、マシソン、西村健太朗のリリーフ陣の調子はどうかといえば、よくない。

西村健太朗  9試合、1勝1敗5セーブ、防御率4.82
山口鉄也 7試合、0勝1敗5HP(ホールドポイント)、防御率7.50
マシソン 12試合、2勝2敗2セーブ4HP、防御率9.00

 4月13日の阪神戦は1-1のまま延長戦に突入、10回裏に登板した山口が1死後、俊介の二塁打から始まる波状攻撃を受け、2死満塁の場面で代打関本賢太郎にレフト前にタイムリーを打たれてサヨナラ負け。

 4月15日は3-3で迎えた8回裏、イニング跨ぎをしたマシソンが2つの四球と飯原誉士の安打で満塁のピンチを迎え、畠山和洋に押し出しの四球を与えて降板。リリーフした香月良太も打ち込まれて大量5点を奪われた。

 4月19日は2-2で延長戦に突入した11回表、4番手で登板した西村がルナ、平田良介に初球を左前、中前に運ばれ、1死二、三塁の場面で打席に立った和田一浩に2球目を左前に弾き返され1失点。代わった高木京介も打ち込まれて大量5点を失った。これだけ終盤の切り札が無残に打ち込まれれば投手の起用人数はもっと増えそうだが、原辰徳監督は無理をさせない。戦力面だけでなく、近年上位に居座り続ける巨人の強さの一端が垣間見える戦いぶりだ。

心配なのは守備面に乱れが見られる阪神か。

 心配なのが4月20日現在、2位にいる阪神である。昨年はチーム防御率3.07(12球団中1位)を誇る投手陣が原動力となって2位に躍進したが、この投手陣がどうもおかしい。

防御率4.94(12球団中10位)……これより下は防御率5点台のDeNAとヤクルト
与四死球80(12球団中9位)……中日、楽天が同数。これより下はヤクルト
起用人数84人(1試合平均4人)……これより多いのはDeNAとヤクルト
一軍で投げた投手19人(12球団中11位)……これより多いのは日本ハムの20人

 防御率の悪さや与四死球の多さは単純に選手の責任だが、起用人数や一軍で投げた投手の多さは首脳陣の迷いを表していて嫌な材料だ。当然、現在の好成績は攻撃陣に支えられてのものと言ってもいい。

得点123(リーグ1位)
失点109(リーグ4位)
打率.297(リーグ1位)
本塁打14(リーグ5位)
盗塁9(リーグ5位)

 その攻撃陣も本塁打数や盗塁数は相変わらず少ないので、好調はいつまで続くかわからない。チームが上位にいるうちに本来の持ち味である投手陣を整備して中盤から終盤の戦いに備えてほしい。
(4/24付 Number webより)

絶対勝つぞ!ドラゴンズ‼︎