今季、初のサヨナラ・・・

2021年10月07日 | ナゴド観戦
前カード・甲子園での3連敗をもって事実上ペナント制覇の可能性が完全に消滅した…。
昨季は8年ぶりのAクラス入りを果たし、今季は球団創設85周年の記念の年、10年ぶり優勝に大きな期待を寄せたが、結果は開幕から優勝争いに一度も絡むことなく終戦となった。
一部報道では早くも来季の話題等が取りざたされ始めた。
残り10試合少々、『来季飛躍の年となる為、一度試したい選手を多く起用してもらいたい。』

10/5(水)対カープ23回戦


先発 ドラゴンズ=柳
   カープ=床田




中4-3広
勝=R.マルティネス 敗=菊池保

今季130試合目にして、初のサヨナラゲームとなった。
勝利出来たことは素直に良かったと思う。


しかしながら、ちょっと後味はあまりよろしくない…。
と言うのも3回裏、1死満塁から大島の適時中前打で1点を先行し、ビシエドも左前2点タイムリーで続き3点を先制したが、




その後1.2塁と相手投手を一気にマウンドから引きずり降ろせた場面で福田、周平と連続三振でチャンスを潰した。4回裏も無死1.2塁のチャンスでランナーを進めることもなくこの回を終えた。
5回裏の一死1.2塁、7回裏の二死1.2塁の得点圏も周平はチャンスを潰すかたちとなった。
9回裏二死満塁、押し出し四球を選びサヨナラとしたこの日のヒロイン・周平がもっと早い回に1本出て入れば柳はもっと楽に投げ勝利投手となれてたのではなかろうか・・・。








8回裏、1塁ベンチで首脳陣がバタバタしていた。133球を投げ終えた柳はベンチに腰掛けるやヘルメットを被る準備を始めた様に見えた。与田監督や阿波野投手コーチが慌てて駆け寄る。何やら話をしてるのだろう。カメラ越しではあるが柳の勝ちに拘る執念を見た。
柳に勝ちを付けさせてやれなかった悔しい勝利ゲームであった・・・。



先発・柳は序盤を無失点に抑えていたが、この日は制球に苦しみボールが高く痛打される場面が多かった。


左をずらりと並べた打線が柳に襲い掛かる。4.5回表に1点ずつを失いながらなんとか粘ってリードを守るが7回表に1点を追加され同点された。








8回表、あわやの場面は二死1.2塁のピンチ、代打松山の1ゴロをビシエドと柳がお見合いする間に1塁ベースに駆け込まれ、3塁ランナーはホームをついた。判定はセーフとなったがリクエストにより覆えり勝ち越しは許さなかった。






苦しみながら柳は8回を投げ3失点でマウンドを降りた。
9回表、セーブシチュエーションが付かない場面、
〝A Correr los Lakers〟独特の登場曲が流れる中、ライマルがベンチから勢いよく飛び出しマウンドに上がり投球練習を始めた。球にスピードと重さを感じるものの球は高い…。嫌な予感を感じながらも攻撃はアウトカウントを2つ数えあと一人までこぎ着けちょっとホッとしたところ、今やカープの主軸となりつつある坂倉へ高めに浮き中前へ弾き返された。代走ランナーが2塁に飛び出したかに見えた瞬間ボークが宣告されピンチを拡大。続く打者の当たりは運良く京田の正面をつく強烈なライナーで事なきを得た。
ピンチの後のチャンスは9回裏、先頭の京田が粘って四球を奪い出塁した。


堂上はきっちり送りバントを決めスコアリングポジションにランナー送りサヨナラのお膳立ては整った。大島は故意四球。続くビシエドが捉えた中前の当たりを忍者・菊池涼が好捕。チャンスは潰えたかに見えた二死1.2塁。ネクストには代打・岡林の姿が。臆することなく打席に入り、カウント1-2からの5球目のフォークを中前に弾き返した19歳にアッパレ!彼が影のヒーローだ!


岡林も一緒にヒロインのお立ち台に立たせてて良かったのではないかと思えた程の活躍は来季を見据えた。

最後にもう一度言う。
『来季飛躍の年にする為に、一度試したい選手を多く起用してもらいたい。』