ファイナルシリーズ2021 ②

2021年10月15日 | ナゴド観戦
10/13(水)対スワローズ23回戦
【山井・藤井 THE FINAL】

先発 ドラゴンズ=山井
   スワローズ=サイスニード











中1-3ヤ
敗=松葉 勝=サイスニード

ゲーム内容は言いますまい…。

この日のメインイベントである〝山井大介投手・藤井淳志外野手の引退セレモニー〟に注目して野球観戦して来ました!


先発 山井大介
1番ライト 藤井淳志
スターティングメンバーでゲームはスタートしました。

1回表、先発・山井投手はドーム満場の拍手に迎えられマウンドへ向かう。






言うまでもなくスワローズは現在セントラルリーグ・ペナント制覇に向けて負けられないゲームとあって真剣勝負だ。
そんな中、先頭打者と対峙した。初球はストレートが決まった。テンポ良く2球目はアウトコースのスライダーでファウルを誘う。3.4球はボール。カウントは2-2。決め球に選んだのは山井大介がプロ生活20年間を支えてきた彼の代名詞〝スライダー〟だった。大きく変化する魔球は相手打者の視界から消えた!バットは空を斬った。
その瞬間、帽子を脱ぎスタンドに頭を下げた。
ベンチに引き揚げるとベンチ前には祖父江が花束💐を持って待ち受けた。
ゲーム早々涙ぐんでしまった。💧





『ライト藤井』のコールに、ベンチを飛び出した藤井選手。




1番ライトの藤井選手はベンチ前、ネクストで打ってやるという雰囲気がみなぎってた。
前にも書いた様にスワローズにとっては優勝を目指す為の大事な一戦は真剣勝負。とはいえ、引退試合を迎えた打者に対してプロ野球暗黙のルールみたいなものがある。スワローズバッテリーの球種は一つしかない。
初球高めのストレートをしっかり振り切りファウルとすると、2球目も同じ高さのストレートをファウルとした。おそらく暗黙のルール上、ストレートしかない。藤井選手もそれを待ってたはず。打ってくれと投じたのはやはりストレート。これを藤井選手を見送った…。バッターボックスで一瞬固まった後、ベンチへ引き揚げる背番号4の背中が「やっちまった」と言っている様に見えた。
ベンチ前で満面の笑みで出迎えた直倫から花束💐を受け取り抱擁する姿にまたまた涙💧。
















最後に、引退試合では相手に花を持たせるケースが多い中、山井投手も藤井選手もスワローズ投手も選手もガチンコ勝負であったことは見てる僕らファンは感動した。


試合後の引退セレモニーで2人は声を詰まらせた。









































山井大介投手は、

「正直、こんなに長くユニホームを着てプレーを出来るとは思ってもいませんでした。13年にノーヒットノーラン、14年には最多勝、最高勝率。何と言っても07年の日本シーズン優勝。53年ぶりの日本一。ファンのみなさんと一緒に感動したあの一瞬は、一生忘れることはありません。記録より記憶に残る選手と言ってもらったこと、誇りに思います。野球が好きです。大好きです。ドラゴンズが大好きです。20年間、本当にありがとうございました。」

藤井淳志選手は、

「死球で始まり見逃し三振で終わった野球人生ですが、中身は濃かったと思います。このようなセレモニーをしていただけるほどドラゴンズのユニホームを着られたことは僕の誇りです。第2の人生、人に誇られように生きていきたいと思います。」

山井大介投手、藤井淳志選手、お疲れ様でした。感動ありがとうございました。近い将来指導者としてドラゴンズに帰ってくるのを楽しみにしております。

この日またひとつの時代の幕が引かれ、新たな時代の幕開けです。ドラゴンズの戦いはこれからも続いて行きます。

頑張れ ドラゴンズ!