6/2(水)対マリーンズ2回戦



















先発 ドラゴンズ=小笠原
マリーンズ=岩下


中2-2ロ 規定により引き分け
ロッテとは何かしら難しいゲームになるなぁ…。
勝負は下駄を履くまで分からないと良く言ったものだ。
あの日が蘇る。
梅雨の合間、風が強く良い天気のあの日、9回裏の一方的に攻め立てられるのをただただ手を合わせて見守るしかなかった。
ZOZOマリンの悪夢が蘇がってきた。
小笠原は序盤4回までノーヒット。力感なく投げ込む分、ストレートの伸びを感じた。5回を終え1安打1四球と抑え込んでる様に見えるが球数はすでに82球を数えた。球数を使い一人一人打者を丁寧に打ち取ってた。しかし、4回くらいから力が入り制球乱れ始めた。
というのもドラ攻撃陣は初回から4回まで無死からランナーを出し、スコアリングポジションにランナーを送るがなかなか得点出来なかった。
3回裏、大島・福田の二塁打で1点奪うのがやっと。

雑な攻撃が続き重苦しい雰囲気がドーム内に漂ってた。一見するとドラゴンズが主導権を握ってる様だが、回が進むにつれてマリーンズの圧を小笠原は感じ球数が増えていく。
ドラは5回裏、この試合初の三者凡退となった。
6回表、制球が安定せずストレートも変化球でもなかなかカウントが取れない中、最大のピンチは2死から。安打と四球でスコアリングポジションにランナーを許すが何とここは粘りを見せた。
6回裏、先頭ビシエドが右線三塁打は滑り込んだ際ズボンが擦り切れる程の激走を見せた。


続く周平は四球を選びチャンスを拡大、木下は粘った末、苦し紛れに打った投併殺打となりこの回もなかなか得点を奪えないでいる。阿部が四球となり再び1.3塁、代打福留が中安打で待望の追加点となったが、
結果この回無死3塁から始まった攻撃は2四球を挟む20分間程の長い攻撃繰り広げられたが1得点しか奪うことが出来なかった。やはり空気は重い…。
代打を送った関係で小笠原はこの回まででマウンドを中継ぎ陣に任せた。

7回は祖父江、8回は福と三凡できっちり抑え、バトンは9回又吉が受け取った。



9回表1死後、連続安打され4番のレアードを三ゴロに仕留めたが、これが詰まったボテボテのゴロとなり併殺打を奪えずランナーはそれぞれ進塁する形となった。2死2.3塁、一打出れば同点。一発出れば逆転のシチュエーション。
打席には角中。もっともしぶといバッターをむかえた。重心を低くすることでストライクゾーンが狭くなる。カウントを取りに真ん中付近が彼から見れば高めのゾーン。見事に二遊間を抜けセンター前へ…。

3塁ランナーが還り、なおも2塁ランナーも本塁へ突入する。センターからの好返球が本塁へ。木下は待ち構える様に捕球し、まっすぐ突入する中村をタッチする。牧田球審が何かを確認するかの様に一瞬の静寂後タッチアウトを宣告しゲームセット!?





周平は万歳しながらマウンドに駆け寄る。

すかさず3塁ベンチからリクエスト要求された。106ビジョンに映し出された映像は完璧にブロックしタイミングはアウト。
ん…ん…ヤバい💦コリジョンかもと思いながらジャッジを待った。5分程待っただろうか?リプレイ検証はアウトセーフじゃなく、責任審判からの説明はコリジョンルールが適用され、ジャッジが覆り得点が認められた。呆然と立ち尽くす木下。

ゲームはそのまま規定により同点でゲームセット。
本来コリジョンルールが出来た背景は選手同士の衝突によるケガ等を防止する為に出来たルールではなかったのか。
しかしながら今回のこのプレーに関しては、確かに捕手は左膝を付いてる所が走者の走路を妨げてるとはいえ本塁ベースは半分くらい空いていた様に見えたが、走者はその走路じゃなくあえて捕手の体に直接ぶつかって行ってる様に見える。完全にアウトのタイミングだったので捨て身のヘッドスライディングだった様に見えた。
本来ならタッチを掻い潜る為、回り込むなどするはずだが、コリジョンを誘発させるプレーではなかったのか?
これがルールなら今後も同じ様なプレーが起きるはず。
今後コリジョンルールのあり方をNPBはもう一度考える時ではないか?
最後に昨日支配下登録され即一軍入りした#39山下斐紹選手は育成選手ながら今年シーズン前のナゴ球で行われた一軍の対西武オープン戦に出場していた。
バットコントロールが良くリストの効いた大きいのが打てる打者であることを確信した。
今ドラゴンズにいないタイプの選手なだけに出場機会が増えそうだ。


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