十三年前、特に親しくしているわけでもなかった人(同じ会社で、朝、通勤バスで時々いっしょだった人)から、夜の11時頃、自宅へ電話がかかってきた。
「明日なんだけど、私の代わりに結婚式の受付のバイトに行ってくれない? お願い」って。
「結婚式の受付? 明日って言われても、服もないし」
「お願い~、三時間で1万円もらえるから。私が行こうと思ってたんだけど、さっきぎっくり腰になっちゃって、立てなくなっちゃったもんで、お願い。今度、ランチもおごるから」
「結婚式の受付なの?」
「うん」
「※時に、○○ホテルのロビーに行ってね。山本リンダさんみたいな人だから、すぐわかると思うわ~」と言われ、ほんとに困ってるみたいだったし、結婚式の受付で三時間で1万円? ちょっと腑に落ちなかったけど、行ってみた。
山本リンダさんというよりは、斉藤澪奈子さんを思った。貫禄? みたいなものはあったけど、見た目はもっと若くて三十代前半か半ば? かなぁ。
黒いシャネルスーツっぽい感じで、ゴージャスで、なかなか見ないタイプと思う。
で、よく似た人がもう一人いた。
「これ、付けてね」とネームプレートみたいなものを渡され、そこには「リトル」とあった。
結婚式の受付ではなく、コンパニオン??? なのかな? まぁ、そうだよね。受付って、友人知人がサービスでするものだよね??? と思った。
「リトル」は五人くらいいて、後から大学生の子が一人遅れて来て、山本リンダさん(?)に「ありがとね~」と言われていた。
立ってるだけで、仕事らしい? 仕事もなく、他の「リトル」に
「花嫁さん、若いんだか年行ってるんだかわかんないねぇー」と小声で言われ、
「うん」って答えた。
結婚式の司会は、芸能人で、でも食事は立食スタイルだった。
「お皿に取って渡してあげてね」と言われ、そうした。
結婚式は三時間もかからなくて、一万五百円もらった。五百円は交通費かなって思った。
「リトル」の一人に聞いたら、主婦で、今日だけ頼まれたと言っていた。
普段は二人でやっていて、今日だけ人がほしくて知り合いとかに頼んだのかなって思った。わかんないけど。
帰ってきたら、18金のイヤリングがなくなっていた。
ランチは未だにおごってもらってないんだけど、まぁいいや。
三年前、今働いている会社に入る時、この仕事で小金を作って株で儲けて、二、三年したら自由を手に入れて会社はやめようと思っていたけど、年金もらわなくっちゃいけないから(もらえるのかな?)元気で働けて幸せと思って、続けられる限りは続けようと思う。
「明日なんだけど、私の代わりに結婚式の受付のバイトに行ってくれない? お願い」って。
「結婚式の受付? 明日って言われても、服もないし」
「お願い~、三時間で1万円もらえるから。私が行こうと思ってたんだけど、さっきぎっくり腰になっちゃって、立てなくなっちゃったもんで、お願い。今度、ランチもおごるから」
「結婚式の受付なの?」
「うん」
「※時に、○○ホテルのロビーに行ってね。山本リンダさんみたいな人だから、すぐわかると思うわ~」と言われ、ほんとに困ってるみたいだったし、結婚式の受付で三時間で1万円? ちょっと腑に落ちなかったけど、行ってみた。
山本リンダさんというよりは、斉藤澪奈子さんを思った。貫禄? みたいなものはあったけど、見た目はもっと若くて三十代前半か半ば? かなぁ。
黒いシャネルスーツっぽい感じで、ゴージャスで、なかなか見ないタイプと思う。
で、よく似た人がもう一人いた。
「これ、付けてね」とネームプレートみたいなものを渡され、そこには「リトル」とあった。
結婚式の受付ではなく、コンパニオン??? なのかな? まぁ、そうだよね。受付って、友人知人がサービスでするものだよね??? と思った。
「リトル」は五人くらいいて、後から大学生の子が一人遅れて来て、山本リンダさん(?)に「ありがとね~」と言われていた。
立ってるだけで、仕事らしい? 仕事もなく、他の「リトル」に
「花嫁さん、若いんだか年行ってるんだかわかんないねぇー」と小声で言われ、
「うん」って答えた。
結婚式の司会は、芸能人で、でも食事は立食スタイルだった。
「お皿に取って渡してあげてね」と言われ、そうした。
結婚式は三時間もかからなくて、一万五百円もらった。五百円は交通費かなって思った。
「リトル」の一人に聞いたら、主婦で、今日だけ頼まれたと言っていた。
普段は二人でやっていて、今日だけ人がほしくて知り合いとかに頼んだのかなって思った。わかんないけど。
帰ってきたら、18金のイヤリングがなくなっていた。
ランチは未だにおごってもらってないんだけど、まぁいいや。
三年前、今働いている会社に入る時、この仕事で小金を作って株で儲けて、二、三年したら自由を手に入れて会社はやめようと思っていたけど、年金もらわなくっちゃいけないから(もらえるのかな?)元気で働けて幸せと思って、続けられる限りは続けようと思う。