何年か前、図書館で雑誌のコーナーを見ていた。
表紙にあった特集の記事の見出しを見て、読もうとぱらぱらめくって探した。が、見つからないので目次を見て開くと、その特集のページがそっくり、切り取られていた。(20ページ近くあった気がする。)
雑誌は、入荷して一ヶ月間は館内の閲覧のみで、表紙には何月何日より貸し出しできますと書かれていて、その日付からまだ一ヶ月しかたっていなかった。
まさか、図書館内で図書館の本を切り出す人はいないだろうし、本の貸出期間は二週間で、それより早く返す人もいるだろうけど、その雑誌を借りた人はまだ数人のはずだから、調べれば誰がやったのかわかるだろうと、その雑誌を受付へ持って行った。
「このページが切り取られて読めないんですけど」
「はぁ、申し訳ありません」
別に謝ってほしかったわけじゃなくて。あなたに謝られても。
なんか、気が抜けた。
特に調べてくれそうな気配は、まるでなかった。
まぁ、調べたとしても、証拠があるわけじゃないから、何も言うことはできないかもしれないけど。
切り取ってまでほしいのなら、自分で買え! と、わたしは言いたい。
もしくは、コピーしろ! と。
表紙にあった特集の記事の見出しを見て、読もうとぱらぱらめくって探した。が、見つからないので目次を見て開くと、その特集のページがそっくり、切り取られていた。(20ページ近くあった気がする。)
雑誌は、入荷して一ヶ月間は館内の閲覧のみで、表紙には何月何日より貸し出しできますと書かれていて、その日付からまだ一ヶ月しかたっていなかった。
まさか、図書館内で図書館の本を切り出す人はいないだろうし、本の貸出期間は二週間で、それより早く返す人もいるだろうけど、その雑誌を借りた人はまだ数人のはずだから、調べれば誰がやったのかわかるだろうと、その雑誌を受付へ持って行った。
「このページが切り取られて読めないんですけど」
「はぁ、申し訳ありません」
別に謝ってほしかったわけじゃなくて。あなたに謝られても。
なんか、気が抜けた。
特に調べてくれそうな気配は、まるでなかった。
まぁ、調べたとしても、証拠があるわけじゃないから、何も言うことはできないかもしれないけど。
切り取ってまでほしいのなら、自分で買え! と、わたしは言いたい。
もしくは、コピーしろ! と。