「こうして、思考は現実になる」(パム・グラウト著)を読んで、実験をした。
176ページのアブラカダブラの法則。
実験開始の言葉の最後はこうだ。「……お城を出現させるのなんて、誰にでもできるくらい簡単だ、と言っていた」
そうだね、お城だったら、わたしこのお城に住むのにちゃんとふさわしいかな? とか思っちゃう気がするけど、おうちなんて誰にでも必要なもので、手に入れるのなんてかんたんなのかも???
48時間以内に、素敵なおうちがほしい♪
しかし、48時間というのはちょっと厳しい気がしてしまったよ。
それに「素敵なおうち」というのは、具体的ではなかったかもしれない。
48時間以内に現れたものたち。
子どもむけの小説「ふしぎ探偵レミ なぞの少年と宝石泥棒」(村山早紀)を読んでいたら、煙とともにあっという間に素敵な洋館(だったかな?)が出現したよ。
星が丘テラスの紙のおうち
固定資産税とか税金の心配のないおうちがいいなぁとは思ったけど、紙とか藁でできたおうちじゃなくて、木かレンガのおうちがいいなぁ、テント(キャンプ用じゃなくてサーカス用の)とかプレハブでもいいんだけど、中は自分で素敵にするから。
買ったポストカードがたくさん入る素敵な箱がほしいなぁ、布か紙を貼って作ろうかな、でも適当な箱がないなぁと思っていたら、これが売っていた。
あかずきんちゃんの本の形の箱。かわいい。ポストカードがどっさり入れられる。ついでにタオルハンカチも買った。かわいい。やっぱり赤はかわいいね。フラリエの期間限定ショップで。シンジ・カトーのグッズばかりのお店。
ランの館がフラリエになって、はじめてこの間行った。
ランの館は二度、年間パスポート券を作って、たまに行っていた。アジョナ・オーキッドさんという人の別荘というのがコンセプトで、いついってもお花が(蘭が)綺麗で、素敵なフラワーアレンジメントもあちこちに置かれていて、手入れにお金かかってるよね、きっとと思っていた。静かでくつろげて音楽もかかっていて、別荘気分? を味わった(?)。いろんな時間帯に行ってみた。
地方の植物園とか、広くてバックヤードというのか一般の人が入れたり入れなかったりするところで植物を育てて、それを園内の植え代えに使ってたりするけど、ここは街中でそんな場所もないよなぁと思いながら、裏を見たいと西側の塀からちょっと覗こうとしたことがあったけど(誰かに見られたら不審者だよねと思いながら)、夜行ったら入ってすぐのところに大量の段ボールが置かれていたことがあって、九州からの便で、これぜーんぶ使って植え代えるんだね、いくらかかってるんだろうと思った。その後、植栽ボランティアを平日に募集していて、土日休みの仕事をしていたので応募できなかったけど、ボランティアになったら裏も見れたね。でも無料のフラリエになって、ここが見たかった裏なのか、やっぱり狭いね。
クリスマスシーズンには池に大きなサンタがいて、これ来年も同じもの使うんだろうか? 捨てるならほしいけど、きっともらえないよね……。翌年、池ではないところに同じサンタがいた。
観光バスが止まっていたことがあって、御園座ツアーとか紙が貼られていて、地方から御園座にお芝居見に来て、ランの館にも寄るんだね……。
二度目にパスポートを作った時は最後の年で、お客さん多くて、おばちゃんのおしゃべりの場になっていて、うるさい場所に変わっていた。楽しくなかった。フラワーアレンジメントは、どこかの会とかの発表の場(?)になってるようで、経費はすごく減ったのかも? とか思った。
何年か前、十二月だったと思う。古川美術館に、プシコー派の時祷書とかいうような展示を見に行ったらイコンがいくつかあった。ロシアに行かないとイコンは見ることができないのかなと、なんとなーく思っていたので、びっくりした。三回くらい見に行った。年間パスポート会員になって。それからずっと更新している。分館の為三郎記念館が素敵。
明治か大正かよく分からないが(聞いたけど、忘れました。)、たぶん料亭だったとかいう数寄屋建築の建物で、為三郎さんが買って住んでいたとかいうおうち。お庭を眺めながら、抹茶とかコーヒーとか飲める。お菓子も。(パスポート会員は呈茶券二枚もらえるよ。)
静かで、いいなぁと思う。わたしの別荘だったらいいのにね。
(※イコンは、去年だったかヤマザキマザック美術館でも見た気がする。)
これは、48時間の実験が終わってからだけど、ローン実質0円住宅というチラシを見た。ソーラー発電で電気を売って、ローンを払ってもまだプラスになるとか。ホント??? そんなおうちは、みんな買いたいよね。