雑誌「so-en」のことは前にも少し書きましたが、また書きます。
「so-en」(文化出版局 今は「装苑」)はファッション雑誌で、いろいろなデザイナーの名前と洋服が一頁ずつ紹介されていて、洋服の製図もついていたりしました。その頃は。
エッセイもあり、わたしにはそれも面白かった。
毎月書く人が変わるリレーエッセイ。たしか年毎にテーマが決まっていて、「美人」とか「to be or not to be」とか。
誰が書いたかまではあまり気にしなかったし憶えてもいません。名前を見ても知らない名前だったし。簡単なプロフィールはあった気がします。
「美人」の時には、男性で、「私にとっての『美人』とは、〇年代にアメリカ映画で見た金髪女性だ」(何年代だったかまで憶えていません。たぶん思春期に見たのではないかな?)とか、女性で、「私にとって『美人』とは口が小さいことだ。目が一重の田中裕子だって口が小さいし。……そして私は口が大きい」とか、女か男か憶えてないけれど「暑い夏の日に電車の中で和服姿の美しい人を見た。『美人』とはどんなに暑い時でも、そこにだけ涼しげな空気を漂わせている」とか、人それぞれで。
リレーエッセイだったかどうか憶えていませんが、ある日、とても面白いエッセイを読みました。
ちゃんと全部を正確には憶えていませんが、「恋人がいないことのデメリットをx、メリットをyとしてあげてみる」と。
xが、「平日の昼間、ホラー映画を一人で見に行き、変質者と勘違いされひどい目にあった」「劇団の女の子が失恋してなぐさめて(ここはもっと詳しく書いてあったのですが、忘れました。)いると『じゃあどうしてえり子さんは恋人がいないんですかぁ』と言われ、なにも言えなくなる」とか、具体的な出来事が延々つらつらと書かれていました。見開きで二頁。バックにはカラーのイラストがあったので、二頁ぎっしりではありませんでしたが。でも大判の雑誌です。
で、最後は、「y、夢がある」と。一文。
それを書いた人の名前を見ました。そして、わたしの中に「劇団をやっている渡辺えり子」という人がしっかりとインプットされました。
「so-en」(文化出版局 今は「装苑」)はファッション雑誌で、いろいろなデザイナーの名前と洋服が一頁ずつ紹介されていて、洋服の製図もついていたりしました。その頃は。
エッセイもあり、わたしにはそれも面白かった。
毎月書く人が変わるリレーエッセイ。たしか年毎にテーマが決まっていて、「美人」とか「to be or not to be」とか。
誰が書いたかまではあまり気にしなかったし憶えてもいません。名前を見ても知らない名前だったし。簡単なプロフィールはあった気がします。
「美人」の時には、男性で、「私にとっての『美人』とは、〇年代にアメリカ映画で見た金髪女性だ」(何年代だったかまで憶えていません。たぶん思春期に見たのではないかな?)とか、女性で、「私にとって『美人』とは口が小さいことだ。目が一重の田中裕子だって口が小さいし。……そして私は口が大きい」とか、女か男か憶えてないけれど「暑い夏の日に電車の中で和服姿の美しい人を見た。『美人』とはどんなに暑い時でも、そこにだけ涼しげな空気を漂わせている」とか、人それぞれで。
リレーエッセイだったかどうか憶えていませんが、ある日、とても面白いエッセイを読みました。
ちゃんと全部を正確には憶えていませんが、「恋人がいないことのデメリットをx、メリットをyとしてあげてみる」と。
xが、「平日の昼間、ホラー映画を一人で見に行き、変質者と勘違いされひどい目にあった」「劇団の女の子が失恋してなぐさめて(ここはもっと詳しく書いてあったのですが、忘れました。)いると『じゃあどうしてえり子さんは恋人がいないんですかぁ』と言われ、なにも言えなくなる」とか、具体的な出来事が延々つらつらと書かれていました。見開きで二頁。バックにはカラーのイラストがあったので、二頁ぎっしりではありませんでしたが。でも大判の雑誌です。
で、最後は、「y、夢がある」と。一文。
それを書いた人の名前を見ました。そして、わたしの中に「劇団をやっている渡辺えり子」という人がしっかりとインプットされました。