陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

立原正秋

2009-05-03 | 詩関係・その他

昨日、角館(秋田)の新潮社記念文学館へ出掛けた。
 ぶらり角館を散歩するつもりであったが、相方が「立原正秋展」のポスターを見つけて
そこへ行くという。
立原についていつか話したことがあったのだったか・・・?
 実は、24才頃から数年間、夢中になって読み漁った小説家の一人。
 連休に入る前、新聞の催事欄で見つけていたが、この時期、角館は観光客で大変だろうからと
諦めていた。

 直筆原稿や初版本、紬を着た立原の写真の展示など緊張感のある展示であった。
忘れていた当時の記憶が甦って、しばし時間に浸る。

 能面や紬、和服、白磁を始めとした焼物への造詣が深く、切れのある文章と短めの表現が特徴の
作家であった。詩を書く上で、物の見方と文章の組立て、表現に多くを教わった。

やはり、本物はいい。







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