本日、6月5日から秋田市中通の「あきた文学資料館」で『戦後秋田の文芸誌・詩誌』展が開幕した。
(入館無料。開催期間は9月1日まで。)
この催し案内のコピーを数ヶ月前から見ていたのでずっと楽しみにしていた。今日は、限られた駐車スペースを考え30分前には到着。準備万端!?(笑)。
詩を書き始めた10代半ばから後半、私は東京や大阪の詩の商業誌や少女向け月刊誌を愛読!していて、そこへ投稿したりしていた。身近な秋田については全く知らなかった。その後、多くの先輩から秋田の歴史的な詩誌や活動について耳にするようになり、古書店でそうした詩誌を何冊か求めることが出来ていたが、多くは”現物”を目にすることが出来ないまま。そんな経緯があるせいか今日はちょっと感無量。いや、少々興奮気味。ようやく?先輩詩人たちの詩誌に会えた、そんな感じだった。なんか、緊迫感があってピリピリさえしたいい時間だった。
秋田の戦後詩の系譜をリアリズムとモダニズムに分類しての展示・提示は、いい意味で正鵠を得ていた。細かいことで異論を述べる方もいると思うが、それはそれ。ここで一つのしっかりとした方向性と整理を示したのは評価できそう。
蛇足だが、展示ケースの中に詩誌『匪』(ひ)が展示されていて驚いた。驚いたと同時に嬉しかった。(細部俊作、石田由美子、矢守誠子、前田勉の4人が創刊同人となった詩誌。1972年9月1日発行だった・・・な。若かった・・・)
創刊号のあとがきを書いた細部俊作の文章が掲示されていた。ある意味新鮮。
詩誌「匪」創刊号
「匪」創刊号あとがきのパネル
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます