千葉浦安の船木俱子さんの第三詩集『男鹿半島』が出版された。
船木さんは男鹿市出身の詩人。関東圏で朗読を始めとした活動を行っている。今回の詩集は2001年に出された『あなたと同じ風に吹かれた』(第三回秋田県現代詩人賞受賞)以来。
生誕の日
わたしをのぞきこんだとき
ことばがもれた
なにがみえてしまったか 幼い姉に
まもなくあなたはみえなくなって
もれたことばでわたしは呼ばれる
初めてのよるは雪が舞い
なお雪が舞い
視線のようにくる雪がある
あなただろうか
発行日 2018年4月1日
発行者 俱子オフィス
※ホームページ「船木俱子の詩」http://www.tomokofunaki.com/
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