山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

おかえり!はるちゃん

2022-10-16 21:51:13 | 猫活

毎日、お祈りしてきました。

「はるちゃんの健康が守られますように。

冒険を終わらせて、人間の前に出てきてください」

夏の終わりに鎌倉の新しいお家で迎えてもらうことになり、身延を出たその夜、脱走しました。

土地勘のないところで、どんな思いで生きてきたのか・・・

昨日、保護されたと連絡があり、夜中に猫ボラのmeguちゃんが引き取りに行ってくれました。

 

はるちゃんは、うちのコではないけれど、入院中の近所の高齢のおばあちゃんに代わり私がお世話している4シスターズの1匹。みんな新しいお家を探していて、一番に決まったかわいい猫です。

なのに・・・脱走。

私もすぐに探しに鎌倉に向かいました。

雲を掴むような時間でした。

私の声が届くように、山の中で名前を呼び続けました。

     

このご縁は、身延で保護猫活動をしているmeguちゃんが繋いでくださって、meguちゃんもいてもたってもいられず、毎週のように鎌倉に通いチラシを配布・・・たくさんの方々のご尽力に涙が出ます。

はるちゃんを思わない日はありませんでした。

そして・・・

奇跡がおきました。

一月半して、ずいぶん離れた里山で優しいご家族が見つけてくれて、SNSで拡散、鎌倉の皆さんの連携で昨日無事に保護されました。

泣きました。

4キロちかくあった体重は2.2キロに。

ガリガリ小さくなっちゃったけれど、怪我もなく、ひどい汚れもなく、大きなかわいい目はそのまま。

今日はだいぶ落ち着き、名前を呼ぶと「にゃ」と応えます。

そっと撫でてあげると、ゴロゴロ喉をならし、そのまま身をゆだねます。

しばらく、meguちゃんが二人きりにしてくれました。

落ち着き、体力が回復するまでmeguちゃん宅でお世話になります。

今日は慌てて行って携帯を忘れ、感動の再会の写真が取れませんでした。

   

 

おかえり、はるちゃん

よくがんばったね、やっぱりおりこうさんだ。

生きていてくれてありがとう。

鎌倉の猫ボランティアの皆さん

meguちゃん、ご友人の皆さん

鎌倉の神様

身延の道祖神様

本当にありがとうございました。

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海ゆかば

2022-10-12 19:15:00 | 万歳峠

やっと、実現しました。

感染症予防で延期が続き、今日を迎えられたことがとても嬉しいです。

河口湖町社協の外川さんが何度も、調整や準備の報告をしてくださり、不安なことは何もなく当日を迎えました。

朝9時半、すでにステージは整っていました。

こんなに静かに、穏やかに準備ができると、本番の気持ちの余裕が生まれるということを久しぶりに体感しました。

長いこと「万歳峠」に取り組んでいて、夏の予科練平和記念館のコンサートあたりから、自分の中で変わってきた心持ちがあります。

77年前の話をしてきたつもりが、今、世界に起きている事にそのまま当てはまるから、頭に描くシーンが「今」なんです。

ぞくっとします。

予定数より大勢のご参加。

当時をご存知の方もいらっしゃるから「海ゆかば」は会場からも呟きが聞こえました。

なんともいえない臨場感は、会場の空気がいつも以上にそうさせてくれるのでしょう。

政信さんの生きた時代に生きた人・・・

「本当に殴られた・・・殴られて 殴られて・・・」

私より、小さな体のおじいちゃん。

胸が締め付けられます。

敵国と戦うだけが戦争ではないのです。

主催は老人クラブ連合会さんですが、まだまだお若い方もたくさんご参加してくださいました。

ご両親を思う気持ちで涙されていました。

「万歳峠」今こそ世界に発信したいと強く思いました。

おかしな世の中です。

これだけ世界の情報が取れて、反戦の考えだって浸透しているのに戦いは起こる。

当時を生きた、政信さん・幸保さんの力を借りて・・・

世界中の兵士とその家族に届くように全身で叫びました。

戦争ではどちらが勝っても幸せになれないことを歴史が残しています。

連合会の会長さん、社協の皆さん

気配りのある楽屋、準備万端のステージで迎えてくださり、たくさんの参加があり・・・今日を無事に勤められて本当によかったです。

感謝の気持ちと、次のステージへの恩送りの気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

担当してくださった外川さん、本当にありがとうございました!!

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月光浴

2022-10-08 23:27:31 | ここで愛ましょう

今夜は十三夜さん。

月光浴してますか。 

お月さま、豊作とお腹いっぱい食べられる毎日に感謝します。

そして、今宵のお願いは、今月もとらわれず自分が思うような表現ができますように。

来週は河口湖町のさくやホールで「万歳峠」があります。

担当の外川さんは、このお話をいただいてから、色々な歌語り会場に学びに来てくださっている、とても誠実な方。

こんなに応援してくださる外側さんに、精一杯の万歳峠の叫びを聞いていただこう。

今日はこれからの準備で1日終わりです。

来週は3日間で保育所のリトミック、5つの学校の合唱ワークがあります。

コロナ前と同じようで、少し違う授業。

私が目指す、子どもたちとの時間は、声と心と言葉がリンクすることを体験してもらうこと。

うまくいった時間には必ずそれが起こる。

月光浴のように、果てしなく神秘的なエネルギーが放たれる。

私が子どもたちにアクセスするポイントは、合唱のテクニックではない。

楽しみ。

 

お月さまへ

子どもたちの健康が守られますように。

 

ショウタがここにきて一年が過ぎた。

駅前野良猫で、いつからか毎日現れ、私に家猫になりたいアピール。

負けた。

生き延びるために苦労してきたと思う。

この一年、外に通じる猫ドアもあるし、窓も開け放つけれど、ほとんど外へ出ない。

そしてずいぶん顔が変わった。

猫でさえ、環境や日々の暮らしで顔が変わる。

生きるヒントは猫からも知らされることがある。

先日病院へ行ったショウタ、元気になりました。

病院で紹介いただいた療養食・・・今の私には挑戦的にお高い。

母さん、がんばります。

 

今夜は西のカーテンを少し開けて眠った。

ふっと・・・目が覚めた朝4時の月光。

もうひと眠りします。

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終活

2022-10-08 15:20:50 | ここで愛ましょう

私の「終活」は母が亡くなった2014年から。

もしかしたら母を見ながら予習してきたかもしれないから、意識はだいぶ前からある。

「終活」と言うと自分の親が生きていれば、その存在を対象に感じるかもしれないけれど、「終活」はどう生きるかの人生プランなので、ピッときたその時からスタートしたらいい。

私は母の看取りだけでなく、歌語りで生きるとか死ぬとか、たくさん想像する時がある。

だから「おかげさまで」の気持ちや恩送りは、いつか来るその時に後悔しないようにとイチバンに心がけている。

そんなことを思っても伝わらなかったり、折り返しの人生、まだまだ失敗も現在進行形なので、綺麗には行かないけれどね。「終活」を意識することで、生きている時間をより充実させることはできます。

私の場合は、今から人生を完結する準備だと言っても大袈裟ではないと思うのよ。

どんなに意識して生きてきても明日のことはわからないからね。

わくわくする毎日を企んでいます。

↑これも終活の考え方なのよ(^^)

 

10月23日(日)

ぜひ、ご参加ください。

終活アドバイザー、若月明子さん

お上品な若月さんのお話・・・なのに・・笑いを堪えきれないです。

へ??

ご都合さえ合えば、ぜひご予約くださいね。

 

 

        

 

 

2回目の登壇、悠美ちゃんのことは後ほどね。

すでに予約が入りはじめました。

 

           

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道しるべ

2022-10-05 23:41:42 | 広島

今日は、開催4年目になる明見中学校の歌語りです。

今年は「広島 すずめ 〜あの日からずっと日とりじゃけぇ」です。

 

会場は体育館。

スクリーンとピアノのバランスがいいねぇ〜

全学年が参加し、中学校の3年間で「万歳峠」特攻、「広島 すずめ」原爆、「甲府空襲」空襲を学びます。

続けてみて、この企画を始めた時以上の意義や成果を感じます。

きっかけは地元のお寺の如来寺さんの企画に参加くださった入倉先生が、直後に学校で企画をしてくださったこと。このまま伝統になったら嬉しいなぁ。

「伝統」... そんな予感がするここの生徒の反応。

学校ではコロナ禍でギリギリまて開催方法の判断が難しく、1週間前に体育館での通常のスタイルに決定し、あらためて、この企画を残してくれた入倉先生に心から感謝した1日でした。

 

 

 

歌語り前の献水

 

 

 

今年も、聞く態度、そして最後にいただいた生徒の感想が最高でした!

「毎年のこの企画をとても楽しみにしていました。毎年の『道しるべ』の歌を聴きながら、僕の道しるべはなんだろうと考えていて、今年はその答えを見つけました。それは歴史の学びの中にあるということです。」

心臓が止まりそうに嬉しかったです。

戦争には、まさに無知からの偏見や差別から他者と自分との違いを攻撃する原理が根源にあります。

私は、今、戦争のない日本で、過去の歴史を学ぶ事が、平和を導く大切な道しるべだと考えています。

「ある晴れた夏の朝」という本があります。

米国在住の生まれの違う国の生徒が「広島・長崎への原爆の必要性の賛否」をディベートで展開する内容です。

体験談ではなく、今を生きる子どもたちが学び調べた中でのディベートです。

イチバン最初に歌う「道しるべ」に込めた、思いに通じる本です。

本は紹介するために持参しましたが、感想を言ってくれた彼にプレゼントしました。

最後は今の私のテーマソング『imagine』。

学校の先生方も毎年のことながら、総出で、準備から撤収まで完璧に手伝ってくださいました。

ありがとうございました。

歌語りを聞いてくださった生徒たち、先生方、感想を言ってくれた彼の人生が、より充実することを願います。

また会えますように。

 

打ち合わせをひとつしてから、言葉が見つからないほど、ご機嫌な帰り道。

新しい扉は開くかな?

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