晴れ女のあたしですが、今日はバケツをひっくり返したような雨と龍華院さんの玄関に入ってすぐの雷の音に、おおぉ~っ!と思ったのでした。
ここ龍華院さんには龍神様が奉られていて、お寺にとってよいことがあると、雨が降り、雷がなり天気が荒れるとご住職の奥さまから聞いていたからね。
ただ各地でたくさんの被害があり、ことの深刻さに、心よりお見舞い申し上げます。
龍華院さんでの43回目のライブ、企画下さった、中道公文教室の先生方には手作りライブ感いっぱいに迎えていただき、さらに足元のわるいなか、たくさんの方に聞いていただくことが出来てしあわせでした。
先日に位置決めが出来ていたせいか、場所のせいか、準備がいつになく静かに進行。
音決めに若干時間がかかったものの、ゆったりしてるわぁ。
♪ヒロシマのある国に生まれた僕たちだから
♪うた語り「おばぁちゃんの手紙」
♪写真家 松村誠トーク
♪樹より
♪道
♪念ずれば花ひらく
♪つゆのごとくに・・・ROKUさんのギターで
♪きみへ
♪涙そうそう・・・ROKUさんのギターで会場のみなさんと
少し体調不良が続いたためか、声のトーンが低く、喉のざらざら感が気になりながらスタート。
今日のおばぁちゃんの手紙は「恋文」はつくづく女心なんだなぁ、と感じながらうたったのでした。
あたしが男だったら、この詩はうまれなかった。
しなやかな、一途な女心。
生きている魂へのレクイエムかもしれない。
この詩の背景に水の音がある。
目に聞こえる水の音。
今日はご本堂に誠さんの写真を何点か、囲むようにおきました。
言葉を持たぬ写真から言葉以上のメッセージを感じていただけたようです。
「樹より」「道」にも新しい映像があります。
世界に一冊しかない本も紹介できました。
写真と映像とのコラボがあたしの活動にとり、とても意味深いことと感じるライブでした。
このコラボに、共鳴して空をかけぬけるような激しい感動はないけれど、大きな青い空からも、足元の大切な見逃してしまいそうな小さないのちを感じたり、手の中にある安心にほっとするようなときめきを感じます。
子どもたちが好奇心いっぱいに写真の表面を撫でています。
「道」という字をなぞります。
デリケートな紙やインクなのでだんだん痛んでゆくことでしょう・・・でも、それでいいのです。
誠さんも承知でいてくれます。
目で楽しみ、さわって楽しみ・・・さて今度は匂いでもつけるか?
みなさんとの出会いに本日は湿気が多いせいもあり、紙もうねうね、いつもより喜んでおります。
最近のライブでは、坂村真民さんの詩をうたわせてもらっています。
真民さんは足の裏を大切におもっていらした。
あたしも足の裏には心があると思っているし、真民さんが樹よこよなく愛したと最近知って、僭越ではありますがとても近くに感じるのでした。
いい詩です。。
ROKUさんのギターもご本堂に馴染むようになりひびき、ライブにいい風がふきます。
最後にみんなで涙そうそうをギター伴奏でうたいました。
たくさんの気持ちが高まり、本当に涙そうそう・・・でした。
公文教室の先生、龍華院さん、聞いて下さったみなさん、何度もこのライブに足を運んでくださる方、ROKUさん、誠さんありがとう。