山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

南部町栄小学校

2011-06-29 22:47:00 | 歌語り
記録的な暑さの続く山梨。
6月なのに、どうなっているの?
外は35℃・・・体育館の中は!!いったい・・・

今日は77回目の「おばぁちゃんの手紙」でした。
準備の時間から、汗だくだく。
映像の映りもなんとかなりそうなので、前代未聞の窓全開、暗幕半開でスタート。
子どもたちにも、水筒、うちわ、汗をかいてもいいように体操着で集合と遠足のような出立ちでスタートしたライブでした。
保護者の皆さんもたくさんお集りいただいて、栄小学校、熱心です。


・・・ラインの整頓や映像調整を黙々と進める誠さん。
音決めとリハーサルで、もうろうとなる私(笑)

しかし、声を聴くだけで、遠のく意識が覚めるようなsaori先生!のおかげで準備は完了です。
歌語りがはじまると、子どもたちの集中力は立派です。
うちわの動く子どもはいません。
低学年には大変な努力と忍耐のライブです。
9月の甲府の駿台ライブを思い出す、記録的な気温でした。

       
  

早口で語らないと申し訳ないような・・・変な気がまわり慎重になります。
くいいるような目線の高学年、素晴らしいです。
「手紙」が終わり、まこっちゃんからクイズがあるのですが、しっかり聞き取れていて満点。

約90分、無事終了しました。
この状況で具合の悪くなる人が出なくてよかったです。
本当に感心するほど子どもたちはしっかり聴いていました。
ありがとう。

  

最後に感想を発表してくれました。
原稿があるわけではありません、なのに心に留まった長い言い回しや言葉を引用しながら感想を発表します。
目をそらすこともありません。
これもなかなか出来ないことです。

あらためて優秀だなと感心しました。
しっかり聴いてくれてありがとう。


  

先生方に機材の片付けを手際よくお手伝いいただき、校長室でごあいさつをします。
栄小学校は隣町の学校ですが、以前ワークショップやコンサートでお世話になった先生が多く、話はとぎれません。

そこにsaori先生登場!
笑い声が暑さや疲れを吹き飛ばします。
素敵な先生です。

子どもたちに見送られLOVE&PEACE号は栄小学校を後にしました。

「まこっちゃ~ん」

子どもたちからのエールが遠くから聞こえます。
元気な女性陣の中で、普通にしていてもその存在を応援したくなる気持ち・・・わかります。
楽しく素敵な栄小学校でした!
このライブはピュア峡南の出前講座との共催で、職員のtakiiさんにもお世話になりました。

皆さん、ありがとうございました。

熱を持つ機材が多いので、体育館でのライブは来週の上野小学校でシーズンオフです。
夏の間は研修室や空調のあるお部屋での開催をおすすめいたします。



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報告

2011-06-28 08:20:00 | 復興応援
Smile プロジェクト
 お見舞いをありがとうございました!


清水坊 妙石坊 岸之坊 松井坊 智寂坊 妙経寺 十如坊 身延自然農園~季美の郷~「風」 
大野山保育園 沼澤自動車 歌語り(山本晴美 松村誠)

大村歩美 池上芽衣 望月愛咲 田中きらら 望月ほのか・星来  穂坂和音 三浦彩乃・ほなみ 片田陽菜 鮎川莉緒 高見沢綾香・茉美 志村侑紀那 野島莉奈 中山さくら・樹 池上真紀子・亜貴子 堀内彩加 市川愛里・真子 山本倫 グイシャン 山下(文化ホール) 筒井洋祐・周平・裕子 中山節子

6月21日~25日
*支援金135,443円

*支援品
米(120Kg)、とうもろこし(90本)、とまと3箱(60個)、きゅうり3箱(90本)、すいか大玉4個、山菜(うど、わらび、たらの芽)、砂糖、お茶、チョコレート菓子



*お届けしたお見舞い品 ・・・・・・・・・・・・
米(140Kg)、とうもろこし(90本)、とまと3箱(60個)、きゅうり3箱(90本)、すいか大玉4個、山菜(うど、わらび、たらの芽)、ジャガイモ(30kg)、たまねぎ(大ネット3つ)、さつまいも(3箱)、バナナ(60本)、チンゲン菜、乾麺(うどん、そうめん、ひやむぎ 180袋)、粉末ポカリスエット、砂糖、お茶、菓子


今回のお見舞いは、地震、津波、原発の災害で、いまだ心が休まることのない、福島県いわき市にうかがいました。
特別養護老人ホーム楽寿荘さん、白銀バスケットチーム子どもメンバー、保護者、関係者の皆さんにお会いしました。楽寿荘さんを除き、国や民間からの支援や物資をうけた事がないみなさんがほとんどで驚きました。
安全な食べ物がうれしい!・・・そんな声、声。
大変喜んでいただきました。
最終日の朝、地元の四倉小学校に応援の言葉を伝えるこもが出来ました。


今回の支援金の半分は、次回のお見舞い(原発からの風向きが変わりはじめる8月末までの1回、いわき市へ)の時に持ち越させていただきます。今回お見舞いを託して下さった皆さんは、すでに被災地にむけ、いろいろな形でお心配りをされておられるなか、重ねてお気持ちを寄せていただき、とてもうれしく思いました。


ご支援ありがとうございました。

いわき市から北杜市に避難してきた矢吹、新谷家にご協力いただき、子どもたちの友だちを中心としたピンポイントのお見舞い「Smileプロジェクト」、同じ形であと一度実行いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

紙面でのご案内と報告を用意しますので、新しくご支援いただける方はお問い合わせ下さい。

0556-62-3360 山本晴美


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Smile プロジェクト

2011-06-28 07:16:00 | 復興応援
Smile プロジェクトにご協力いただいたみなさん
ありがとうございました。

みなさまのお見舞いのお心はしっかり届けました。
写真だけ先にUPしました。
いわきの子どもたちはすてきな笑顔をみせてくれました。
まだ、余震の続く毎日で、原発問題や風評のある中、少し生活が落ち着き始めた今からの子どもたちの心のケアをどうするのか・・・先生方も大人たちも心をいためておりました。

驚いたことに施設以外にお会いした方々はまだ、国、民間の支援、お見舞いを受けられた方がない皆さんでした。
3.11の直後におにぎり一個・・・あとは自力で今日までがんばっておりました。
この事についても触れたいと思います。
毎日の日記と平行して、UPした写真日記に報告を少しずついたします。


明日は南部町栄小学校でライブです!
これも子どもたちの笑顔をつなぐSmile プロジェクトなのかな。。
まこっちゃんとうかがいますよ~!




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いわきの笑顔

2011-06-27 23:10:00 | 復興応援
Smile プロジェクト

  じしんのときはね、みみをつぶって
      めをつぶって うたをうたえば こわくない


何も聞かなかったけれど、教えてくれた子がいました。
その笑顔にぐっときました。
がんばってきたんだなって。

滞在中も何度か余震はありました。
まだ不安だらけです。
10km先の山間の町は原発避難のゴーストタウンです。
津波被害の風景の背景にある海は何もなかったかのように静かです。


       

この子たちは、誰に教わる事なく生きるちからを身につけてゆくのでしょう。
日本一、強い心の県民になれると、その日が楽しみです。
だからこそ、この子たちの「今」を「健康」を「笑顔」を守ってあげたいです。

それは物でもお金でもなく、安心して年齢にあった過ごし方が出来る状況があること・・・かな。



       

子どもの笑顔は世界共通。
しあわせの象徴。

だから大人もがんばれる。




       

支援という言葉は使いたくない。
「当たり前に明日はこない」身にしみます。

だから・・・
どう生きるか・・・
震災後の山梨での活動で思うことや迷うことがたくさんありました。
でも、これで大事な事はブレません。

お世話になった新谷家のおとうさん、おかあさんは本当に面倒見がよく、見ず知らずの私を家族のようにお世話下さいました。
耳元で小さな声でライブの話が何回か聞こえましたが、応えることが出来ませんでした。
この状況を整理するのが精一杯。

そうなら、うたのひとつも・・・と思われるアーティストの皆さん、まずはお見舞いして下さい。
よくわかります。

ご自分の得意な事を活かして応援・・・とお考えの皆さん。
ます、人としてこの地に立って下さい。
出直して、それからでも遅くはありません。


自然災害・・・起きてしまった事だけれど
あらためて残念でなりません。

さて、これから・・・
Smileプロジェクトは細く長く、遠くにいても近くにいても。


怒った顔も、しょげてる顔も、みつめる顔もみんな好き。
でも「笑顔」がいちばんすきです。

いわき市四倉町のみなさんありがとう。
ゆうた、こうせい、ありがとう。
新谷じぃ、ばぁ、ありがとう。
                   山本晴美

       

          ありがとう 
              ありがとね      
           
                ゆうた こうせい
                    
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四倉小学校

2011-06-27 23:06:00 | 復興応援
最終日の朝、今日はゆうたが四倉小学校の級友にあいさつをする日です。
ひとりひとりにお手紙を書いたそうです。


   

気持ちの優しいゆうたは、いっぱいいっぱいでなかなか言葉が見つかりません。
こちらも胸の傷む所ですが、見守るしかありません。。
こちらも・・って、何で私がいるのかって?

昨晩の「そろばん」をゆうたの親戚の方が届けて下さったので、一緒に学校に連れてきてもらい、廊下で贈呈式。
彼女の驚いた顔がキュート。
必要な物は「そろばん」・・・素敵な選択です。
たくさん練習してね。



    

で、教室に戻ると女の子たちが寄ってきました。
なつっこくてかわいいです。
山梨から来たよと言うと、「ねぇ、サン宝って知ってる?」
「ハイハイ、知っていますよ~」・・・harumiさんの娘も好きでしたよ。
ごらんのとおり素敵な笑顔でもう友だちだよ。
でも今日は時間がない。。

またきっと会えると思うよ。
会いたいね。


    

この小学校には津波被害で使えなくなってしまった中学校の1、2年生が空き教室を使用しています。
学校給食も一週間交代で普通食と簡易給食が続いています。
よく話題になるあの簡易給食です。。

この子たちはあの惨事を経験し、直後は他県の親戚へ避難した子が多いけれど、今日までの日々、これからの日々、きっと心の想いの深い大人になってゆくのではと思います。

しかし、子ども故に「今」を過ごす選択肢はあまりありません。
不安でありながらも、それぞれの選択の中、家族が揃い、日常を過ごすことが身近な一番のしあわせに感じました。

「今」を取り戻す・・・これがこんなに難しい事だということ、原発の事故は取り返しのつかない事実となっています。

運動場から子どもの姿が消えた。
平成サスペンスですね。


きっと、また会いにくるから。

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