山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

国分~霧島

2018-11-30 22:25:00 | 歌語り
何となく後ろ髪を引かれるような思いで、広島を出る。
いいかげん、移動にも慣れた。

これから九州新幹線に乗り、鹿児島へ。
鹿屋のhiromiねーさんと霧島のmakoto先生が待っている。
集合は国分駅。


 

お久しぶり、西郷どん。

 

ふっふ・・在来線だって迷うことなく、順調。

失敗は海沿いを走るのに山側に席を取ってしまったこと。
まっ、いいか。
放浪の旅気分。

 

 


馬酔木(アシビ)の豪華ランチからスタートです。
makoto先生、ごちそうさまです。

鹿児島は本当に魚がおいしい。
馬酔木は前回もご馳走になった人気店。
店主が覚えていてくれました。

 

食べながら、これからの打ち合わせを。

そして、霧島に移動。

今後の九州での展開に某ホテルが協力をしてくださることに。
ただ、この企画にはいろいろとクリアしなければならない問題がある。

初めてホテルの担当者にお会いした。
聞いていた以上に情熱があり、勉強をされている方。

実現までに課題がたくさんある。
だって、私、芸能人でじゃないし有名人でもない。

暗くなるまで話した。
結論は出ないまでも、お互いに課題の共通認識はできたと思う。

hiromiねーさんと別れて、夜ごはんも昼間のお店に。
大きなお店は大繁盛。
カウンターで職人さんの仕事を見せていただく。

お料理はとにかく美味しいが、話し合いの続きを自分自身とやっている。。
makoto先生も私も無口。

板前職人さんの手元を見つめる。

プロとは・・・。

ご馳走の写真なし。
残念。

未定だった明日の予定が完全になくなった。
さて、夕刻のフライトまでをどう使おうか。

気が緩んできたのか・・・土嚢を運んだプチ筋肉痛か・・・この際、疲れを残さず帰宅しようと閃いた。
多分、正しい選択。

明日は夜中に着いて、翌日は撮影だ。



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広島大好きです

2018-11-29 07:55:00 | 広島
小屋裏2日目
ひとり在来線に乗り、小屋裏へ。
当然、長靴持参にリュック。


 

サテライト本部には代表のガイさんと副代表のガルさん。
挨拶を済ませ、今日は半日しかいられないことをお伝えして、現場を決めていただく。

ここが、現地のニーズと進行具合を把握していて、ボランティアの力を無駄なく、効率良くコーディネートしてくれるのです。


 

セーブ・ザ・ヒロシマ

作品「広島 すずめ」がきっかけで連絡をいただき、知った存在。
ガイさんが書かれた、平和活動の冊子に載せる原稿の確認のご依頼でした。
ハードコア ミュージシャンであり冊子も創刊している方でした。
メールで済ませてもよかったのだけれど、文章から伝わる視点やその真面目さに、顔を見ずして意見をしたら申し訳ないような気がした。
だって、文章書くのってものすごいエネルギー使いますからね。

しかも、私ごときに打診してくるなんて、、、すずめのおじさんの要望だったらしいのですが。

 

ガイさんはイカツイ風貌ですが、かわいいお顔。
ハードコアと言うジャンルの音楽やってます。
私は未経験のジャンルです。

でも、私も年の功、臆することなくいろいろと話しました。
その時はセーブのことは知りませんでした。

後に、数年前の豪雨震災から活動を始めた災害ボランティアを主催していることを知り、その活動が本当に献身的で、、オォこれがハードコアかと思いました。

それを知って、人として、広島に関わった人間として、黙っているなんでできません。
遠隔でできる支援を考えました。
今年の夏は異常な猛暑。
その中を毎日、被災地に通う彼らの姿に嘘はありません。


 

今日私が指示された現場です。
昨日、被災地を歩きました。

小屋裏では、まだ一人が行方不明のままです。
手を合わせてから現場に。

この作業をする前まで、正直疑問がありました。

言葉を選ばずに心で呟いたまま書きます。

災害から5ヶ月経ち、住める状況にないお家は解体になるでしょう。
その数は知りませんが、昨日歩いた範囲ではほとんどのような気がしました。
かなり難しくも、リフォームできる可能性のあるお家は、すでに取り掛かっています。

とり壊す可能性のあるお家なのに、こんなに大変な作業を人の手でする必要があるのだろうか?と。

のちに知るのですが、この疑問は作業に入る前は誰もが感じていたようです。

必要だったのです。

取り壊しは公費で賄いますが、その前の家具の搬出、土砂のかき出し、整理は個人負担のようです。
それに、そのお家にとって大切なもの、、手作業でなければ残せないものもあります。

ひたすら土砂をかき出し、土嚢に詰めてトラックで運ぶ。
地味にこれを5ヶ月繰り返しています。
それでも、まだまだ・・・

ボランティアさんの仕事、スキがないです。
一緒の空間で作業する人たちのチームワークが一流。

私も足を引っ張ってはいけないから、指示を仰ぎ、邪魔にならないポジションから仕事を覚え、その後は気を利かせなければ。

30分作業で10分休憩。

こんな場面でもその人の生き方を感じます。
こうやって行動を起こすボランティアさんたち、尊敬します!!

 

ここでの作業。

誰かの役に立たせてもらう事と同時に、自分と向き合うことができる作業です。
自分に足りないところが見えてきます。

人生に躓いているあなた、これから社会人になるあなた、小屋裏にボランティアに来ませんか?
暇な人が集っているわけではありません。
ここに居る人たちには、生き方に「志」があります。

汗は誰かの力になり、作業は自分の生き方に返ってきます。

出来ないことを誰も非難しません。

 

ガイと。

被災者の皆さんへ心からのお見舞いと復興を願います。
ガイの「志」を尊敬します!

 

結局、電車がなくて次の約束は間に合わなかったので、広島での他のミッションを。

献血です。

元気ですので400ml、お使いください。
前回は夏だったので、献血可能のちょうど良いタイミングです。

さて、今日で広島は終わり。

献血の他、次の広島での展開につながる肝心のミッションを済ませ、さて、どうしようか・・・

そうだ!
年末の子どもたちの勉強会パーティーはパンケーキをメインに。
gramで限定プレミアムパンケーキを頼み、提供までの間が1時間あるので昨夜のサーローさんの資料を熟読。鈍っている体だから、足にマメもできたし、手首も土嚢運びで違和感があるけれど、今回の広島で得たものをどう活かすか考えた。

少し、うとうとしながら。


 

山梨で生活していると流行りモノチェックもそうはできない。
ネットで作り方検索しながら食べた。
26日の子どもたちの顔が楽しみです。


今日のシメはやっぱり、丸山さんの勤務するWAKOさんへご挨拶。
ブライダルジュエリーのお店です。
店内キラキラ。

スタッフさん、みんなにこやか。
可愛いのぉ・・・母親目線です。

 

ほうとう作りも手伝ってくれた丸山さんはここの副社長です。
炊き出し後半は余裕なくて、ほぼ、命令。
ごめんなさい。

今回の広島被災地ミッションは丸山さんの協力なしでは実現できませんでした。
ほうとう麺は全部で45kg
それに使う野菜たち。
被災地猫フード。

買い出し、運搬、
本当にありがとうございました。

なのに・・・

 

最後の記念写真もコレです。

丸山さん・・いい人です。


明日は新幹線で鹿児島に移動します。
ここでも、大きなミッションがあります。

霧島のmakotoと、鹿屋のお妃、久保田さんが待っていてくれます。


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サーロー節子さん

2018-11-28 23:48:00 | 広島
ノーベル平和賞受賞スピーチ
ICANとともに核兵器禁止条約採択に貢献されてきたサーロー節子さんが広島に帰省されておりました。
その時のスピーチは世界中で話題になりました。

広島に来てからサーローさんの来広をテレビで知り、男前女子から講演日程を聞いて、行くしかない!
思いがけなことでしたが、講演を拝聴できました。

ツイています!

 

 

 


真ん中の前から四番目の、いわゆるS席です。
息づかいもわかります。
言葉を選び続く沈黙から信念を感じます。

撮影は禁止。
広島平和記念資料館地下、メモリアルホールは満席。
メディアもすごい数で取材しています。

 

 

カナダ在住のサーローさんは86歳。
13歳の時に被爆しました。
核兵器廃絶に向け、ひとりひとりが「行動」するよう語りかけます。

昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の条約発効に必要な50カ国に、日本が入っていないこと、もっと広島、長崎から発信がほしいことを強い口調で語りました。

核兵器の問題は広島、長崎だけのことじゃない。
世界、地球の問題。

私は、本来日本は被爆国として、世界の中心となり、核兵器廃絶を発信すべき国だと思います。今を生きる若者は、私たち以上に世界を旅し、世界に向き合う機会が増えるのだから、1945年の歴史は知っていないとならない。その歴史からお互いに世界中が反省し、同じことが起こらないよう、しっかり学ぶべき。

そして、攻撃や違う意見への批判ではなく、自分の意見を持つこと。
核を持つ、持たないで力関係を誇示し、国益を増やすことが国の繁栄、勝利ではない。

人が作り出したものだから、人により廃絶できるはず。

被爆者、戦争体験者、広島、長崎、年齢・・・そんなくくりは外して、世界中が、まず日本が手をつなぐべきだと思います。

核兵器は、今を生きる全人類の課題なのです。

 

夜のご馳走
広島名物、汁なし担々麺

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現状

2018-11-28 23:44:00 | ここで愛ましょう
私は新潟地震も福島も現場に立ちました。

地震ではなくて「雨」がこんな災害をもたらすなんて・・・自然災害の恐ろしさ。


 

 

こんな石が流れてきたんだよ・・・

 

ちょうど災害のあった頃、私は制作でヒロシマ通いでした。
「ひどいよ」聞いていましたが・・・
あれからもう直ぐ5ヶ月。

夏の猛暑の中、あの日から毎日現場に立ち、向き合ってきたボランティアの皆さん
縁があって知ったセーブ・ザ・ヒロシマの皆さん
被災者の皆さんからご依頼のあった現場に立ちます。
家財を方付け、ひたすら、土嚢袋に土砂を詰めます。
リフォームにしろ、解体にしろ、家財の整理と土砂だしは必要な作業です。
かろうじて外観は残っていても、家の中は全滅の家ばかりです。


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炊き出し~小屋裏

2018-11-28 23:26:00 | ここで愛ましょう
炊き出しの朝。
丸山さんが車で迎えに来てくださいました。
ホテルのロッカーや部屋から、大根だの、人参だの、ネギだのを運び出します。
使い捨て食器も300個

いざ、小屋裏へ!

 
兄弟、ayukoさん、藤岡ねーサン、丸山さん、rinからの炊き出しカンパをいただきました。昨日、ランチした男前女子からも食事代をカンパいただきました。


「ほうとう」300人分の食材と猫フード。

 

 

 

 

小屋裏のサテライトを仕切っておられるおいちゃんです。

「さて、今日は山本さんお願いしますよ・・・」

満面の笑みのまま・・・炊き出しの場からお消えになりました。

炊き出しテントに残された私と丸山さん。

いろいろ決まりもあるはずなので、今日は材料提供で、現場で土砂出しの予定でしたが、炊き出し現場、やるしかないです。

 

 

いい人です
丸山さん。

大きなガスをつけるのは怖いのでお願いします。
重い寸胴鍋は私には持ち上がりませんのでお願いします。

野菜の刻みも「ほら、もっと丁寧に・・」お願い・・命令します。


 

 

しばらくしてひさえさんが、助っ人に。
近所の皆さん、お鍋を持って並ばれます。

大きなガス口ひとつで本日の100人分は知恵を使わないと無理です。

頑張れ!
炊き出し「ほうとう」組。

 

 

 

あの手、この手、あの鍋、この鍋、そこの鍋

 

大好評!
あぁ、かぼちゃをスーツケースで運んだ甲斐がありました。

初めて「ほうとう」を食べる方ばかりでしたが、とても喜んでいただきました。

被災地の皆さん、ボランティアの皆さん
たくさん召し上がれ!

 

 

 

 

材料

ほうとう麺
かぼちゃ
大根
人参
里芋
ネギ
しめじ
豚肉
だし汁


出汁で野菜を煮込み、麺を入れ15分くらい煮ます。
麺が柔らかくなってから味噌を入れます。
仕上げにごま油を。
唐辛子をかけていただきます。

バッチリ美味しかったです。
この辺りは小売のスーパーもなく、まだガスが使えない家もあります。
ボランティアの皆さんも、働きにスキがなく感動するくらい動きます。
現場の状況とともに、ボランティアの活気、仕事ぶりも伝えなきゃ・・・

また食べていただきたいです。
山梨の皆さん、被災地での炊き出し用の食材の「ほうとう募金」始めます。


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