山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

ニューヨークツァー

2022-02-24 22:04:00 | ニューヨーク
2019年9月17日

いよいよ、ニューヨークツァー始まります。
米国歌語りデビューです。

わくわくわく・・・6月の打ち合わせから約3ヶ月。
準備はたくさん必要で、冷静でない毎日で、どうやって今日までこぎつけたのか・・・ NYに仲間を持てた事が何より大きいと思う。

そして今回はもちろんmakotoさんも一緒。
道中は緊張よりも余裕があり楽しみ。
本当に慌しい準備期間、せめて成田には早く到着して気持ちを落ち着かせます。

ニューヨーク到着は約12時間後。

明日なのに、昨日。
時差っておもしろいね。

 

毎度のサブウェイで、ローストビーフの野菜マックスのサンド。


 


空港で過ごす時間が好きです。

早めにチェックインして、これから起きる毎日の事や、ここにいる人たちみんなが向かう場所がありドラマがある事を、想像するだけで楽しい。

 


地球は大きいけれど、空を移動して行きたい場所へいける。

いい時代。

そうしたい、と決めたことは実行してきた。

米国で日本人として歌語りで伝えたい事がある。

どうしたら実現するだろうか、とその瞬間を見過ごさないようにしてきた。

出会いがヒントを運んでくれる。

直感が人生を変える。

 

私の人生は大きく変わるだろう。

少なくてもものの捉え方や、視線の先にあるものの見方、ニュースの受け止め方、情報の選択、観光でない海外での生活は五感で学ぶことが多い。

これからの人生は誰も歩いていない深雪に足跡をつけていく気持ち。

有名になるとか、仕事が増えるとかいう基準ではない。

それを望めば別だけれど、少し違う。

 

 

そばでサポートしながら、見届けてくれる人がいる。

4年半かけて準備した予算は今回で全部終わる。

それでいい。

預かったお金は歌語りを応援してくれるみんなのエネルギーが入っているので、この企画で使わせてもらい、良い報告ができる事が一番。

翻訳、字幕、機材、二週間の活動費・・・準備の段階で使い切りそうだけど・・・なんとかなるはず。

プライスレスな二週間が待っている。

そんな事を考えながら、空の上から地球を見ている。

 

もうすぐニューアーク空港!

 


機長にお礼!
無事に到着ありがとう!

 


いい事も嫌な事も、今日までの全ての出来事がこの瞬間につながっている。

そして、今日はサムライの気持ち。(一体どんな?)
 
  


空港でレイチェルのピックアップを待つ。

不安はない。

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ただいま

2022-02-12 20:11:00 | ニューヨーク
おはよう、ニューヨーク

今日は帰国日。
レイチェルにニューアーク空港に送ってもらいます。
空港関係の仕事も経験のある彼女は、出発前のフライトの確認を電話でしてくれ完璧。

今回の滞在で、6箇所のツアーが決まった。
自分のことではないような成果。

学校関係が夏休みに入ってしまっていて、興味を持ってくださるけれどアポ取れないところもあり、残念だったけれど、9月の約2週間の滞在で、初めての歌語りニューヨークツァー6箇所は大きな成果!

毎日を隙間なく時間を過ごさせてもらいました。
打ち合わせや挨拶で歩く街の散歩や、観光では出来ない体験ばかりなので、刺激が強くて感情の整理がつきません。
帰りの飛行機の中でじわじわきそうです。


・・・と、その前に
アメリカを出られるだろうか・・・

アメリカに入った時のように空港へのチェツクインが少し心配。
空港の搭乗手続きは、どこもほぼ同じだと思うけれど、機械入力後の荷物預けの受け答えが大丈夫かと・・・


結構ドキドキ・・・

米国の搭乗手続き検査は靴も脱ぐ、なぜか緊張するよね。
荷物も重量オーバーないし、検査で引っかかる要素のお土産もない。
ただ、ただ、言葉。
イレギューラーな会話が心配。


過ぎてしまえば、どんな場面でもなんとかなるのだけれどね。

 


次回は9月17日に日本を出発。
それまでに、翻訳のこと、映像の字幕、機材。
宿題はたくさんあります。

滞在期間のスケジュールはレイチェルがタイムテーブルを作ってくれるから、歌語りの作品だけに集中し準備をしたらいい。

初めてニューヨークに来たのは2015年のNPT会議の時。
あの帰りのフライトで考えた事をいよいよ実現させる。

まず、先立つお金がたくさん必要で、4年の準備がかかりました。
でも、こんなにも思いがけず、完璧なまでのスタートが出来るって、人生の面白みを堪能しています。
全てタイミングと直感がつないでくれたご縁。




歌語りが米国でどんなふうに理解されるのだろうか?
米国人の意識は?

興奮したまま、成田に到着。
できるだけ時差の影響が出ないように体調管理が始まります。

すぐに学校の仕事やレッスンもあるしね。

成田空港を出て高速バスに乗るとき、日本の湿気の洗礼を受けました。
湿気を忘れる気候だったから、身体中に水滴を感じます。

9月のステージ
準備がもう始まっています。

レイチェルありがとう。
応援してくださる皆さん、ありがとう。
留守を預かってくれた家族にありがとう。
makotoさん、次は一緒だよ。

人生における可能性に、自分で天井を作らないこと。
愚直なまでに一途になることも時には大事。

私は歩を進めます。

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人生を切り開く事

2022-02-11 18:38:00 | ニューヨーク
今日は二人の女性に会う。

とても楽しみにしていた方々。

リンカーントンネルを抜けて、マンハッタンの真ん中で降りる。

リンカーントンネルは有料トンネル。
毎回レイチェルの車だと、トンネル代金と駐車料で財政が厳しい。
バスという選択だけれど、荷物がないのだからこれも楽しい。

そして地下鉄を乗り継ぐ。
限られた時間で、一人で移動なんてこんなにスムーズに出来ない。
時間に無駄なく、一度に何人か会えるようにスケジュールしてくれました。
レイチェル、本当にソツがないです。

マンハッタンに行くのに、ピカピカのバスとボロバスでは料金が1ドル違う。
これも面白い。

当然私たちはボロバスを待ちます。

 

  

こっちの方が味がある。

待ち合わせのカフェで待っていてくれたのはメーガン先生。
St・ジョンズ大学の教授。

初めまして、なんだけれど、このスマイルで私に必要な部分はゆっくり話してくださるから、いい人にしか見えない。

歌語りは授業が終わってからのゼミでの開催。
18歳から20代前半の学生たち。
参加した生徒にはお茶と軽食が振る舞われるそう。
さらに学校側から音響、設営の専属スタッフがついてくれるらしい。

レイチェルの事前アポで、歌語りの趣旨と活動に共感を持ってくださっていて、ものすごい気配りを感じます。

完璧。


 

今は夏休みに入ってしまい、大学はお休みで訪問出来ない。
9月のツアー本番には、事前の挨拶と下見の時間を作っていただく事にしました。

「心配ないわ」微笑む。

なんて素敵な出会いなんだろう。
さっき会ったばかりなのに、同じ目的をもち、深い理解を示してくれる。
大学で学ぶ学生たちへの期待と、「世界共通の平和学習」というコンセプトにも期待を持ってくださっている。
大学で歌語りを通じて「広島」を学ぶ。

信じられないことの連続。
9月がとても楽しみ。

 

移動です。
歌語りツアーが終わったら、身延で子どもたちとベテランズの共演があって、今年のスピーキングツアーのメインスピーカーのスーザンに会えることに。

 

小雨が降ってきたけれど、高級住宅街を走り抜けます。
道路に面した扉は、玄関ではありません。
必ずエントランスがあって、セキュリティーは厳しいです。

エレベーターに乗るおばあちゃま、人は見た目で判断できないけれど・・・お品があり、見るからに・・高級住宅にお住まいするスタイル。

マンハッタンのお金持ちの生活、私には想像出来ないけれど、オーラがあります。

 

スーザンが、サンドイッチとサラダを用意してくださいました。
私はここに来る途中で見つけてもらったケーキ屋さんでチーズケーキをお土産に。

 

スーザンはとてもカッコいい。
私より年齢は15歳以上離れているけれど、スタイルはいいし、おしゃれ。
頭脳明晰。

詳細は書かないけれど、日本に特別な思いを持っている。

そんな彼女のこれまでの人生を聞き、涙が溢れます。
「人を憎むのではなくて、戦争を憎みなさい」
お母様の言葉を胸に生きた彼女の生き様は、有言実行。

話を聞いているだけなのに、時代を写す映画が流れていくような時間。

異国の地で生きる人生の先輩。

ニューヨークに来てよかった。

 

 

ニューヨークの夜はなかなか暗くならない。
帰宅してから、夜の銀行へ。

一度におろせる金額が決まっているので、何度も手間をかけたけれど、毎回、嫌な顔一つせず付き合ってくれました。

明日は帰国です。
この一週間を振り返り、今夜しないとならないことをまとめます。

開催決定の会場や翻訳の事。
機材の事。
これから本番までのスケジュール。
約、3ヶ月しかない。

毎日が刺激的すぎて消化不良だけど、今回最後のマンハッタンの夜はひときわ輝いて見えた。
眠らないで眺めていたい気持ち。

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実像

2022-02-10 18:08:00 | ニューヨーク
今日はある重鎮に会うことになっている。
その後、米国で有名な出版社にお勤めするトニイさんに会い、今日までの報告と9月までの計画を話すことに。

今まで築き上げてきた人脈を惜しげなく紹介してくれるレイチェルに今日も感謝。

 

国連近く。

慣れた様子でエレベーターを上り、まずある事務所に寄り、この部屋の持つ機能を知る。
ここも世界をつなぐポイントとなる場所。

レイチェルの知り合いがいて、ここでも紹介いただく。
9月の本番に向け、アイディアをくださる。


 

写真は載せられないけれど、こんな事でもなければ、一生に一度会えるか?の方を訪問。
この企画を知っていただく事、応援して欲しい旨を伝える。

重鎮の仕事場ってだけでも、社会勉強(小さい私です)。

日本で私がしている努力や学び方は、とても狭いキャパをめぐっている。

広い視野を持つにしても、その方向や焦点はどこまでも広く、深いから、空回りが多い。

今回の旅を通して、実際に組織や人を動かす方々の実像に触れることは、自分を奮い立たせることになる。

出会い、声を聞き、見つめ合うことで人は波動を受け取ることになる。

いつも眺めているマンハッタンの街を歩きながら、ニューヨークの空を見上げた。

 

「食べたいものはない?」

よく聞かれるけれど、飽食の時代に生きている私は旅の時こそ、食に気をつける。
せっかくだから・・と人はよく言うけれど、出来るだけ、普段に近づけた食事がいい。

興味のあるピンポイントは挑むけれどね。

で、興味のあるピンポイント。

ハンバーガー(笑)

 

とにいさんがオーガニック系のバーガー屋さんを見つけてくれていた。
ポテトもステックではなくてアミアミの。

店に入り、まず、それぞれが飲み物をオーダー。
席を決め、そこでハンバーガーをオーダーする。

ついキョロキョロしてしまう。
ただの田舎者です。

 

3人のミーテイングは当然日本語だから急に雄弁になる私。


どこか行きたいところは?と聞かれるが、こうして日常に暮らすようにできる散歩が一番。

マンハッタンの散歩、最高。

スーパーマーケットも最高!

美術館巡りや本場のジャズを聴きにブルーノートなんてプランは今後のお楽しみ。

ニューヨークの街は人、建物がアートそのもの。
打ち合わせに歩く道中がすでに刺激的です。

 

 

行き交う人がみんな素敵に見えてしまう。
写真撮りたくなる場面ばかり。

でも、人を目当てに携帯は向けられないし、載せられない。

 

Weehawkenに向かうバスに乗り、今日の日程は終わった。

帰ってから今日の出会いと今日までの出会いをパズルのように並べ、明日の行動をプランする。

そして、レイチェルが用意してくれる私好みの夕食をいただく。

レイチェルはラジオを聴きながら片手に一杯、私はやっぱりマンハッタンを見ながら夕食を楽しんだ。

日本から送り出してくれた、歌語りを応援してくれる、あの人、この人の顔を思い出しながらね。

この旅もあと三日。

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アセンション教会

2022-02-08 00:04:00 | ニューヨーク
おはよう
二ューヨーク



今日は大きな教会へ行くと伝えられた。
海外の教会は荘厳でそこで発生する響きは本当に天に届くように感じる。

教会と祈りと音楽

キリスト教徒でなくても、祈りたくなるし、ミサに出会した時など人間界ではないところにいるような気さえする。

私にまた奇跡が起きた。





The Church of the ascensionへ。













司祭と今回レイチェルが企画してくれた歌語りを応援してくださるご婦人を紹介していただいた。

もうすでに企画はレイチェルが進めていてくれた。

私は、挨拶をして開催の条件を聞き、お返事をすれば良い状況。


ここは世界のトップアーティストたちのコンサートも開催されている、由緒あるカトリック教会です。

まだ、トップアーティストでないけど(笑)私がこの教会で歌う?

最初に通されたレセプション用の素敵な部屋がありで、ここでの開催だと思っていたのですが・・・

「礼拝堂も見てみる?」

 

礼拝堂で・・ということになりました。
私、無口になりました。



ニディアさんたちとランチをしながら、前祝いとミーティング。

近くのベジレストランに。

何でもかんでも高いニューヨークご飯なのに、ここは日本と変わらないランチ価格。
興味のあるメニューばかりなのに・・・

チャペルの決定が真実味を持てないくらい衝撃的なので、写真どころではなくなってしまいました。

地に足がつかない感じ。







マダムたちとの会話は日本の女子会と同じようで少し緊張がとけてきた。
英語だから、全ての会話が正確に理解できたとは思っていないけれど、マダムたちも承知でお話してくれるから、同じ場面で笑える。笑えるってことは通じているという事。

言葉。

カタコトでもコミュニケーションは取れるけれど、
本当に英語が自由になれたら・・・

ニディアさんは広島にも来られたことがあって、平和活動もされている。

私が「Peace」と使う感覚のところを「へいわ」と使う。
いろいろなことを知りたい。

もっと、日本にはない感覚に触れてみたい。
今後の事へのお願いと、次回の再会を約束して別れた。

Weehawkenのお部屋に、来たときと違うルートで帰ることにした。



レイチェルが少しネットの作業をしたいとなり、駅のコーヒースタンドで休憩。

私はここで、まるで映画のように流れていく人の動きを眺めていた。










PATHという電車(ライトレール)でポートインペリアル駅まで。
車両はハドソン川沿いを走ります。

到着すると切り立った崖の急斜面にむき出しの階段があり、ひたすら登ります。










目印の公園を横切り、お部屋に帰りました。

レイチェルが夕食までの時間で、私に英語の名刺の用意がなかったので作ってくれました。

何から何までサポート。
本当に感謝です。





この明るさで20:30



マンハッタンの夜は思い切りゴージャスで短い。

レイチェルの部屋で私たちは、その上をいく(笑)

The Church of the ascensionで歌語り。

ニューヨークデビューはここから始まります。

乾杯!


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