子どもたちに「学校を卒業しても、大人になっても宿題はあるんだよ」と言ってきた。
娘が小学校で漢字を習い始めた頃、「中学生になれば、漢字は終わるかな」とマジでつぶやいた。
気持ちはわかる。
50歳になったら、10年かけてできる事を始めよう・・といういわれがある。
何事も10年かけると、少し形が見えてくるから、60歳から10年より、50歳から10年の方が可能性があるという事らしい。
私の50歳代は歌語り、そして娘の嫁入り、孫の誕生でしめた。
還暦を迎え、確かに体力は落ちたけれど、守らないとならない娘には守ってくれる人がいて、娘もまた守らないとならないかけがえのない娘がいる。
ばぁばは、本当に自由になった。
記念に赤いワンピースを買った。
歌語りはもちろんどんどん展開していく。
10年かけて次の10年の準備が出来た。
今後10年かけるものに、ピアノと向き合うことを決めた。
教育ピアノと演奏ピアノは違う。
あらためて向き合うピアノ...... あれ、すごく楽しい。
そのために、ヴァイオリンとのコラボも始まった。
これまでの人生の隙間を埋めるような毎日。
毎日の練習、執筆、宿題は終わらない。
父の見守り介護と時期が重なったけれど、介護を特別なことように感じない。
生活の一部になっている。
出来ないことを介護のせいにしたくない。
休みなしの人生がコロナで変わり、3年という時間とともに地に足がついた。
一度、止まったからこそ、生き方の流れを変えることが出来た。
未来の自分の道しるべになるような、ラインやメッセージに背筋が伸びます。
また立ったことのない場所が楽しみで仕方ない ...... 丁寧に準備しています。