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うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

原種系ギボウシの分類・系統⑦--ハチジョウギボウシ

2009年09月22日 04時27分26秒 | ギボウシの系統・分類
・ハチジョウギボウシ/イズイワギボウシ(アマギイワギボウシ)
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)―longipes
(Franch.et.Savat.) Matsum var. latifolia F. Maek.

原産地:伊豆半島と伊豆諸島の自生。富士火山帯の特産。

特 性:開花期は8月下旬から10月上旬。



品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・◇ハチジョウギボウシ
   ・アマギイワギボウシ 淡緑葉(静岡産)    ・白縞
   ・大島獅子

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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原種系ギボウシの分類・系統⑥--キヨスミギボウシ

2009年09月21日 02時11分00秒 | ギボウシの系統・分類
・キヨスミギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―kiyosumiensis F. Maek.
原産地:千葉県清澄山産をタイプとして命名。近畿南部、東海道、房総半島の太平洋岸要素の分布。オオバギボウシと似た多様な生育場所である。

特 性:花茎伸長時に上下の苞は覆瓦状に重なり、開花時でも苞は開出せずボート型である。花被は全体に薄紫になる。開花期は5月下旬から7月下旬。
 

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・笠原錦 黄白縞斑      ・扇(愛知産)黄中斑
   ・黄散縞斑          ・吉和錦(広島産)白散斑
   ・清流

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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原種系ギボウシの分類・系統⑤--セトウチギボウシ

2009年09月15日 04時55分03秒 | ギボウシの系統・分類
・セトウチギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Nipponsta(節)ーpycnophylla F Maekawa 
原産地:山口県周防大島のみに自生する。

特 性:葉や花茎は独特の渋い緑色(灰緑色)である。葉裏は雪白色で花茎は細長く斜めに出て、花は淡い紫から濃紫・紅紫色と変化し美しい。開花期は8月上旬から9月下旬。陽地でも葉焼けせず、陰地ではかえって生育がわるくなるほど。頑強で繁殖力も強い。


 
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
  ・◇セトウチギボウシ
  ・裏白大型(山口産)     ・小杉谷 裏白小型(和歌山産)

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。


 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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原種系ギボウシの分類・系統④--ヒュウガギボウシ

2009年09月13日 07時03分44秒 | ギボウシの系統・分類
・ヒュウガギボウシ
原産地: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―kikutii―var. kikutii F. Maek
原産地:九州、四国、近畿南部に分布し、主として谷沿いの岩場に産する。
 変種のウナズキギボウシは紀伊半島と四国の一部、スダレギボウシは四国全土と和歌山県の一部。

特性・特徴:種の形容語は園芸学者の菊池秋雄の名にちなむ。地理的な変異が多い。濃緑色の細長葉、葉脈の筋が目立つ。白花で内側に紫色が入る。開花期は7月中旬~9月中旬。小型種。


ウラジロヒュウガギボウシ

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・◇ウラジロヒュウガギボウシ
   ・黄覆輪(四国産) ・白覆輪(四国産)
   ・白縞斑 後冴え細葉(九州産)   ・黄縞斑 後冴え細葉(九州産)
    ・白縞斑ウラジロヒュウガギボウシ

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。

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原種系ギボウシの分類・系統③--オオバギボウシ系

2009年09月10日 04時09分21秒 | ギボウシの系統・分類
・オオバギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―sieboldiana―var.sieboldiana Montana F. Maek

原産地:種の形容語は長崎のオランダ商館の医師として来日したシーボルトの名にちなむ。オオバギボウシはHosta属を代表する野生の原種である。沖縄を除く九州の屋久島から北海道中部まで分布し、岩場、草原、林内と生育場所は幅広く、身近な里山でも見ることができる。
 シーボルディアナ(Sieboldiana)とモンタナ(Montana)の系統。シーボルディアナはブルー系の親として重要で、山陰から北陸地方に多く分布する。モンタナは斑入り種が多くて、全国的に分布するが太平洋岸に多いとされている。
 
特性・特徴: 性質はやや立ち葉で大型になり、花の色は白からうすいラベンダー色になる。季節による変化は少ない強健種である。開花期は6月上旬から8月上旬。
 食用としては、原種の “オオバギボウシ” と園芸品種 “天竜” が知られていて、東日本特に東北地方では野菜に代わる山菜として常食されている。園芸市場では、家庭菜園用に秋植えの根株として店頭販売される。

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・◇オオバギボウシ
   ・黄覆輪オオバギボウシ(オオバギボウシの突然変異種)
   ・金星         ・天竜
   ・◇フランシス ウィリアムズ(エレガンスの突然変異種)
   ・カーニバル(フランシスウィリアムズの交配種)
   ・秋霖 白散覆輪(富士山産) ・大白竜 白中斑よれ葉(富士山産)
   ・黄冠 黄深覆輪 後冴え(富士山産) 
   ・金環飾 黄覆輪 後冴え(富士山産)
   ・角取覆輪 黄覆輪 大型(富士山産)
   ・富士の勝山 白黄散中斑(富士山産)
   ・金星 黄深覆輪
   ・半八重オオバギボウシ 細弁半八重(富士山産)
   ・黄金葉オオバギボウシ     ・初霜実生
   ・マダラ白王 黄散斑      ・白縞斑実生 
   ・白覆輪      ・八重咲きギボウシ 富士牡丹 桃紫牡丹咲き八重
   ・海              ・佐見時雨

   ****・****・****・****・****・****・****
・クロギボウシ系(オオバギボウシの変種)
Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―sieboldiana(Lodd.) Engler
―var. nigreicens Makino
 オオバギボウシの変種。東北の栽培品。中型種、葉の形態は中葉、立ち葉であ
る。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
 ・クロッサリーガル

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原種系ギボウシの分類・系統②--ヒメイワギボウシ

2009年09月06日 04時41分28秒 | ギボウシの系統・分類
・ヒメイワギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Picnolepi(節)―longipes (Franch. et Savat.) Matsum.―var. gracillima (F. Maek.) N. Fujita
原産地:小豆島、四国に分布する。

特 性:ナンカイギボウシと近縁種。



品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・白覆輪 小型(四国産)   ・黄→白覆輪(四国産)
   ・黄中斑(四国産)      ・純白花(四国産)


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原種系ギボウシの分類・系統①--イワギボウシ

2009年09月05日 04時52分22秒 | ギボウシの系統・分類
・イワギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Picnolepi(節)―longipes―var. longipes(Franch. et Savat.) Matsum.

原産地・特性:九州から東北まで分布し、岩上や樹上に着生する。どっしりした葉姿の小型品種である。自生地ではしばしば群生しているのを見かける。繁殖力は強く、小株を増やしていく。開花期は8月上旬~9月下旬。
サイゴクイワギボウシ;四国の一部、九州
オヒガンイワギボウシ;濃尾地方
ヒメイワギボウシ;四国、小豆島

 
  白王界

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・◇白王界
   ・小笹錦 裏白葉白縞斑(秩父産) ・白晃 白覆輪小型細葉(秩父産)
   ・黄白縞斑実生(秩父産)  ・大観 黄白縞斑(秩父産) 
   ・萩錦 裏白葉黄白覆輪細長(秩父産) ・秩父の華
   ・御殿場錦(御殿場産)   ・奥多摩錦(奥多摩産)
   ・白黄散斑縞(奥多摩産) ・日原覆輪 黄白覆輪(奥多摩産)
   ・白王冠 白糸覆輪厚葉(奥多摩産) ・泰平冠 黄白覆輪(奥多摩産)
   ・多摩の雪実生 白花短茎丸葉   ・多摩幻影 
   ・雪燕羅紗          ・白露 白花白覆輪葉(茨城産)
   ・棚山錦 白覆輪大型(愛知産)  ・三河覆輪 白覆輪細立葉(愛知産)
   ・天龍錦 黄白覆輪(静岡産)  ・富士覆輪 黄深覆輪後冴え(静岡産)
   ・鬼怒川錦実生 白散中斑丸葉小型 ・薄色花 花の元は紫で先は白花 
   ・雪嶺の輝

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。

 引き続き、情報を私有化せず、来年度も実作者としての知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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原種系ギボウシの分類・系統--はじめに

2009年09月03日 04時59分30秒 | ギボウシの系統・分類
≪引用文≫
ギボウシはユリ科ギボウシ属(Hosta)であり、アジア東部特産の宿根草です。その分布域は中国大陸北部から沿海州・朝鮮半島・サハリン・日本で、亜寒帯から温帯に及んで自生しており、日本において最も著しく分化し、多数の種や変品種の自生や栽培があります。
ギボウシの花は、ユリ科を証明するようなユリに似たラッパ形、種類により花期は5月から11月まで変化が多く、花冠の長さ14cmの大型から3cmのごく小型まで変化が多く、花茎の高さは長いものは2m以上に達し、低いものは15cmのものもあります。色はほとんどの種が淡紫色から濃い色の紫色系で、中国産の1種とその変種のみが白色で、紫色系の品種のいくつかに白色が知られています。
花冠の基部は狭筒で順次太い筒形になり、上部は6裂し、雌しべ1本、雄しべ6本です。
朔は、3室に分かれて扁平な種子が2列重なって入っており、熟すると朔が裂開し、風に乗って遠くまで種子を散布する点もユリそのものに似ています。
葉は、根生で叢生するがウラジロギボウシのように1~2枚のものもあり、葉は葉身と葉柄に分かれるが中には葉柄に葉身が細長く流れるものもあって、葉身の形は宝珠に似た広卵形や長楕円形が多く、披針形の細長い種類もあります。
地下に塊状の地下茎があって、根は種類により細長いがやや太い紐状で、地下茎に新芽ができて繁殖します。コバギボウシやサクハナギボウシは、細長い地下茎を出してその先にも新芽が生じます。
自生の状態は、北海道や東北方面の寒冷地は湿地性が多く、関東中部以西では原野や山林の緑辺・疎林内に多く、種類や地域によっては岩盤や樹幹に生育しています。
ギボウシの異種間や同種内の変品種の判定ははなはだ難しく、それは区別点が明確でないためです。その原因は同一種でも地域によって変異の幅が大きく、また同一地帯の種内の個体差が大きく、分布域が重なって雑種が多いことなどです。ギボウシは進化過程の植物で、分化が完成していないとの考え方もあります。またたとえば、命名されたものが栽培品で自生地がわからず、そのうえ栽培中にも雑種が生じやすく、ますます原種の判別が難しいのです。
‘ギボウシの栽培と観察’ 渡辺健二

 このシリーズは、昨年の【ギボウシの分類・系統】に引き続き、原種系ギボウシとしてスタートします。手持ちのギボウシの画像をまじえて連続13回ぐらいを予定。相変わらず、無手勝流の掲載になります。内容中の過誤など皆さんのご指摘をお待ちしております。
 取り上げる予定の原種系は次の通り。
 ・イワギボウシ  ・ヒメイワギボウシ  ・オオバギボウシ  
 ・ヒュウガギボウシ  ・セトウチギボウシ  ・キヨスミギボウシ
 ・ハチジョウギボウシ ・ウナズキギボウシ  ・カンザシギボウシ
 ・タチギボウシ  ・ミズギボウシ  ・コバギボウシ  
 ・トクダマギボウシ  ・不明のギボウシ

 わたしは、日本、中国、朝鮮の北東アジアにしか自生しないギボウシが、これほどまでに欧米において熱狂的に交配、増殖し栽培されている現実に、国民性、文化の違いもさることながら驚きを隠せずにいました。
 せっかくだから、この日本の古典草花であるギボウシ、(ホスタ)をランドスケープデザインの世界でもっと生かせないものか。
 ここでは、ギボウシの分類・系統を明らかにするために亜属・節・種を整理して原種ごとの特性を浮き彫りにし、栽培、鑑賞(利用)、配植方法を検討したものです。手探りで進めてきたこの品種群の区分けも、わたしが初めてのようでぜひとも皆さんの批評をいただきたいところです そして、ランドスケープアーキテクトの立場から、またギボウシの供給、生産者として、わたし自身の勉強を兼ねていました。(参考させていただいたのは、以前、【ギボウシの参考資料、Webサイトほか】としてグログにUPした内容になります)。
 引き続き、情報を私有化せず、今後も実作者としての知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

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ギボウシの分類・系統⑧--クロナミギボウシ系、不明品種

2008年11月14日 05時13分46秒 | ギボウシの系統・分類
 ■クロナミギボウシ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)―sieboldiana
     (Lodd.) Engler ―var. fluctuans F. Maek.
原産地: なし

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇寒河江(Fluctuans variegated)
・ 天竜(サガエの変種)
・ リバティ(皇帝?)(サガエの変種)

   ****・****・****・****・****・****・****
 クロナミギボウシ(黒波擬宝珠)系では“寒河江”がこの世界では有名。山形県寒河江市内で偶然、発見された自然交雑種。
 このグループは大型で肉厚でウェーブをもった大葉の品種が多く、本来は鉢やポットではなく地植えに向いている。落葉時期が遅く、結実状況は、熟すのが遅い部類に入るが、空さやが少なくきわめていいようだ。ギボウシの仲間ではよく花も咲くし強健種であり、存在感があり大鉢や化粧鉢を用いたディスプレイに最適の草花である。
 これは外国でも日本でも共通した、人気品種である。

**・****・****・****・****・****・****・****
 ■不明品種
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇レディ ギネベェーレ
・◇f
・◇アニー
・◇アイランド チャーム(Pink Pantherの芽変わり、Flamboyantの交配種)
・◇アバ ダバ ドウ
   ****・****・****・****・****・****・****

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。


 このシリーズは、⑦に引き続き追加としての追補版(extra)です。あらかじめ、ラフな内容になることは想定していたのですが、今回でひとまず終了します。 わたしは、日本、中国、朝鮮の北東アジアにしか自生しないギボウシが、これほどまでに欧米において熱狂的に交配、増殖し栽培されている現実に、国民性、文化の違いもさることながら驚きを隠せずにいました。
 せっかくだから、この日本の古典草花であるギボウシ、(ホスタ)をランドスケープデザインの世界でもっと生かせないものか。
 ここでは、ギボウシの分類・系統を明らかにするために亜属・節・種を整理して原種とその園芸品種ごとの特性を浮き彫りにし、栽培、鑑賞(利用)、配植方法を検討したものです。手探りで進めてきたこの品種群の区分けも、わたしが初めてのようでぜひとも皆さんの批評をいただきたいところです そして、ランドスケープアーキテクトの立場から、またギボウシの供給、生産者として、わたし自身の勉強を兼ねていました。(参考させていただいたのは、以前、【ギボウシの参考資料、Webサイトほか】としてグログにUPした内容になります)。
 引き続き、情報を私有化せず、来年度も実作者としての知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

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ギボウシの分類・系統⑦--原種系

2008年11月09日 03時45分03秒 | ギボウシの系統・分類
 ■ウラジロギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―hypoleuca 
     Murata
原産地: 愛知県三河地方の岩場に産する。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇サム アンド サブスタンス(黒ギボウシ系×)
・◇フレグラント ゴールド(サムアンドサブスタンス×)
   ****・****・****・****・****・****・****
 
 ウラジロギボウシは大きな葉と葉裏の白色が特徴で、垂直に近い断崖の岩場に大きな葉を1~2枚だけ垂らして自生する。
 園芸品種のサムアンドサブスタンスは、春から初夏にかけて、葉を伸ばしみるみる大きくなりその後生長が止まる性質の最大級の大型種、葉の形態は大葉、立ち葉と言えるだろう。ギボウシのなかでは草姿がギボウシらしからぬ印象をあたえるユニークな品種である。


 ■イワギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Picnolepi(節)―longipes―var.
     longipes(Franch. et Savat.) Matsum.
原産地: 九州から東北まで分布し、岩上や樹上に着生する。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇イワギボウシ?
・◇イワギボウシ
 ****・****・****・****・****・****・****

 どっしりした葉姿の小型品種である。自生地ではしばしば群生しているのを見かける。繁殖力は強く、小株を増やしていく。


 ■コバギボウシ/オモトギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Nipponsta(節)― albo-marginata
     (Hooker) Ohwi
     Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―sieboldii―
     var.lancifolia
原産地: 九州から、サハリン、沿海州まで分布し、草原、湿原に多い。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇コバギボウシ
・ カピタン
・ 文鳥香


 ■オトメギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Venusta(節)―venusta F. Maekawa
原産地: 済州島とその付近の諸島に分布し、日本で栽培される小型の種。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】

・◇ボールドリボン
・◇ワイド ブリム(ボールドリボン×ボールドワンの交配種)
・◇ブリム カップ(ワイドブリム×)
・◇スノーキャップ(ワイドブリム×ロイヤルレインボウの交配種)


 ■カンザシギボウシ/イヤギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Lamellatae(節)―capitata (Koidz.) Nakai
原産地: 西日本と朝鮮半島南部に分布し、主として石灰岩の岩場に産する。
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇ゴールデン ティアラ(カンザシギボウシの実生の突然変異--芽変わり)
・◇ハイドン サンセット(カンザシギボウシの芽分かれ)
   ****・****・****・****・****・****・****

 カンザシギボウシ(簪擬宝珠)とイヤギボウシ(祖谷擬宝珠)は、水はけの良い土壌、自生地では傾斜地の岩場に好んで生えるようだ。花序は房状に上部につく。これは、マニア垂涎の野生種。
 なお、ゴールデンティアラ類は、今後、緑地の植栽計画上、小面積のグランウンドカバープランツとして寄せ植えにして利用したいものだ。

 このシリーズは、⑥に引き続き追加としての追補版(extra)です。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。
お待ちしております。

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ギボウシの分類・系統⑥--オオバギボウシ

2008年11月05日 06時19分17秒 | ギボウシの系統・分類
 ■オオバギボウシ
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―sieboldiana
―var.sieboldiana
Montana F. Maek
原産地: 日本全国 
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・◇オオバギボウシ
・ 黄覆輪オオバギボウシ(オオバギボウシの突然変異種)
・ 金星
・ 天竜
・ フランシス ウィリアムズ
・ カーニバル(フランシスウィリアムズの交配種)
   ****・****・****・****・****・****・****

 種の形容語は長崎のオランダ商館の医師として来日したシーボルトの名にちなむ。オオバギボウシはHosta属を代表する野生の原種である。九州の屋久島から北海道中部まで分布し、岩場、草原、林内と生育場所は幅広く、身近な里山でも見ることができる。
 シーボルディアナ(Sieboldiana)とモンタナ(Montana)の系統。シーボルディアナはブルー系の親として重要で、山陰から北陸地方に多く分布する。モンタナは斑入り種が多くて、全国的に分布するが太平洋岸に多いとされている。
 食用としては、原種の “オオバギボウシ” と園芸品種 “天竜” が知られていて、東日本特に東北地方では野菜に代わる山菜として常食されている。園芸市場では、家庭菜園用に秋植えの根株として店頭販売される。
 性質はやや立ち葉で大型になり、花の色は白からうすいラベンダー色になる。季節による変化は少ない強健種である。


 ■クロギボウシ系
学 名: Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Helipteroides(節)―sieboldiana
     (Lodd.) Engler
     ―var. nigreicens Makino
原産地: なし
品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
・ クロッサリーガル
・◇リーガル スプレンダー(クロッサリーガルの芽分かれ)
・ 長大銀(葉)
   ****・****・****・****・****・****・****

 オオバギボウシの変種。中型種、葉の形態は中葉、立ち葉である。

 このシリーズは、⑤に引き続き追加としての追補版(extra)です。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。
お待ちしております。

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ギボウシの分類・系統⑤--トクダマ系

2008年10月25日 05時34分15秒 | ギボウシの系統・分類
 ■トクダマ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― sieboldiana
― var.tokudama
       ― sieboldiana (Lodd.) Engler― var. condensata (Miq.) Kitam
原産地: なし
品種名***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークは上の画像に掲載、つまりマイコレクションのギボウシ】
・ 徳玉
・◇曙徳玉
・◇黄金徳玉
・◇黄金姫徳玉
・ 覆輪徳玉
・◇徳玉?
・ タトゥー(Little Auroraの突然変異種?)
・◇ブルー キャディット(徳玉の実生種)
   ****・****・****・****・****・****・****

 学名に見られるとおりオオバギボウシの変種、園芸種。徳玉という名前は葉が丸いことによる。
 このグループは中葉の小型、中型が多く株の分岐はいいのだが、成長速度が極度に遅い。トクダマ系の繁殖は、種間交雑が積極的に人工的におこなわれているようだ。新しい交配種には斑入りが多く見られるが、地色との複色系の多彩な葉のコンビネーションが人気の秘密か。花の色は白からうすいラベンダー色になる。個人的な経験では、種子繁殖をする場合、トクダマ系の結実は、空さやが少なくきわめていいようだ。季節による斑の変化は少なくそのまま秋まで美しいものが多い。
なお、‘ブルーキャディット’は植栽計画上、寄せ植えとしてグラウンドカバープランツに向く。
 わたしには、観賞価値が高くて飽きのこない品種という思いが強い。これは外国でも日本でも共通して人気品種である。
 マイコレクションのトクダマ系は、地元の市場で仕入れているが、札落ち同然、品種名が曖昧で確定作業にひそかに苦慮している。しかし、これからはこのグループの増殖作業と、収集に傾注していきたい。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 このシリーズでは、不定期ながら10月中に①から⑤までの連載の予定で始まりましたが、追加として追補版(extra)を検討中、もう少しお待ちください。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。
お待ちしております。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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ギボウシの分類・系統④--フォーチュネイ系

2008年10月22日 03時50分40秒 | ギボウシの系統・分類
 ■フォーチュネイ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― sieboldiana
― var.fortunei
原産地: なし

品種名***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークは上の画像に掲載、つまりマイコレクションのギボウシ】
・◇フランシー(芽分かれ)
・◇パトリオット(フランシーの突然変異種)
・ ミニットマン(フランシーの突然変異種)
・◇ゴールド スタンダード(Hyacinthinaの突然変異種)
・◇キャプテン クック(カーク)(ゴールドスタンダードの突然変異→ストリップティーズの園芸種)
・◇オーレオマルギナータ
・◇トワイライト(オーレオマルギナータの突然変異種)
・◇オーガスト ムーン(フォーチュネイ系×エレガンス系)
・◇アンチョーチ(アンティオク)(フォーチュネイ系の交配種)
・◇ジュリー モース(芽分かれ)
・◇アイオナ(芽分かれ)
・◇ホィールウインド(Hyacinthinaの芽変わり)
   ****・****・****・****・****・****・****

 レンゲギボウシ(var.fortunei)の系統。
 フォーチュネイの名称は、プラントハンターとして江戸末期に日本にきたイギリス人 Robert Fortune氏 にちなむもの。フォーチュネイ系は、園芸種を便宜的に分類するための系統で自生種はない。したがって、形態的な特徴をあげても個々にバラバラでありそれほど意味がない。
 具体的な育種履歴・栽培経験で見ていく。これは、オオバギボウシの突然変異種などを交配したもので、19世紀後半以降に欧米でつくりだされた品種が多く、形態は小型、中型種である。斑入り種・青葉種とも存在する。花の色はすべてラベンダー色になる。
 一般的にこのフォーチュネイ系には、一部に後暗みの徴候が見受けられるが、季節による斑の変化は少なくそのまま秋まで美しいものが多い。
 ギボウシの(小品)盆栽の世界では、原種系のギボウシ、日本の古典的な徳玉に混じりパトリオットの盆栽仕立てが山野草の展示会によく出されている。育てやすさと明快な白斑が魅力なのだろうか。ポピュラーなギボウシの代表と言えば、この <パトリオット> が挙げられよう。
 わたしのおすすめは、 <ゴールドスタンダード> と <オーガストムーン> である。斑のあるなしにかかわらず、透明感のある葉色がいい。また、 <キャプテンクック> も徳玉に似て鮮やかで多彩な葉色がいい。デザイン的に使いまわしが利き重宝なレイアウトの素材、ということになる。コンテナガーデン、ホスタガーデンには必ず取り入れたい品種である。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 このシリーズでは、不定期ながら10月中に①から⑤までの連載の予定。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。
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ギボウシの分類・系統③--トウギボウシ系

2008年10月15日 03時49分02秒 | ギボウシの系統・分類
 ■トウギボウシ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― sieboldiana     (Lodd.) Engler
原産地: ?

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークは上の画像に掲載、つまりマイコレクションのギボウシ】
・◇エレガンス(トウギボウシの変種)
・ グレートエクスペクテーション(エレガンス系の交配種)
・ ザウンズ(エレガンス系の交配種)
・◇ミッドウエスト マジック(ザウンズの突然変異の選抜種)
・ ブルーエンジェル
・◇ビッグ ダディ(sieboldianaの変種)
・ ビッグママ(ブルーエンジェル×)
・◇ハルシオン(エレガンス×)
・◇ドレス ブルース(ハルシオン系の交配種)
・ ジューン(ハルシオン系(ハドスペンブルー)の中斑金葉選抜種)
・ フランシス ウィリアムズ(エレガンスの突然変異種)
・◇バーチウッド パーキーズ ゴールド(フランシスウィリアムズ×Sunlight)
・◇スウィートスーザン(エレガンス系×タマノカンザシ)
   ****・****・****・****・****・****・****

 オオバギボウシの変種。
 sieboldiana シーボルディアナ(命名は、あのオランダの Philip Franz von Siebold シーボルト博士にちなむもの)は日本の言い方ではトウギボウシ(唐擬宝珠?)、ほぼ全葉が青葉系の品種が多く(濃緑色)、なかには一部に黄緑の葉色がある。それに対して、同じ変種の斑入り種はmontana モンタナと区別される。
 しかしまた、ある通説によると、分類・系統する上では、葉の裏が裏白なのがトウギボウシ、そうでないものがオオバギボウシといった区別が一般的である。自生地については、日本海側がトウギボウシ、太平洋側はオオバギボウシとされている。

 トウギボウシ系は、どの品種も葉脈も葉形が似ていて地味めである。性質は安定しており植物の光合成率に左右される、後暗み後冴えの生理現象とも無関係であるが、成長はきわめて遅い。中型から大型の種類が多く、ゆっくりと成長するが、やがて存在感が増してくる。落葉時期はきわめて遅い。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 このシリーズでは、不定期ながら10月中に①から⑤までの連載の予定。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。お待ちしております。

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ギボウシの分類・系統②--スジギボウシ系

2008年10月12日 07時11分24秒 | ギボウシの系統・分類
 ■スジギボウシ
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― Undulata      (Otto et Dietr.) L. H. Bailey
原産地: なし

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークは上の画像に掲載、つまりマイコレクションのギボウシ】
・◇スジギボウシ
・◇覆輪お葉付き
・◇メディオ バリエガータ
・◇ナイト ビフォー クリスマス(ホワイトクリスマスの突然変異種)
・◇クリスマス キャンディー(ナイトビフォークリスマスの変種)
   ****・****・****・****・****・****・****

 栽培品で自生地はない、とされている。おまけに、出生・系統分類も不明、人工、自然交配がすすみすぎた交雑種、ということになるのか。白からクリーム色の中斑の中葉、中型種が多い。
 <スジギボウシ> という品種、一般的にギボウシと言えば普通はこれを日常生活のなかで、目にするはずである。古くから出回っており、季節も早春の園芸店の店先に並べられる。ギボウシの仲間ではいの一番に展葉する。春先、芽ぶきが早く花付きもよくて、早めに伸びていく。そのかわり、秋の落葉時期が早い特徴がある。この品種は春から夏に移っていくにしたがい、やや全体がよれて後暗み(のちくらみ)するようだ。
 これはどこにでもあるありきたりな強健種のギボウシ、しばしば造園設計上は、おおまかにフイリギボウシとして境栽的な植栽、露地にボーダー状に植えられる。
 このなかで、わたしのおすすめは <クリスマスキャンディー> 、明るくすっきりしたトーン、清涼感がモダンな感じだ。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

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