この頃、少しずつ暖かくなってきたようだ。
このブログでは、社会経済・時事問題に触れぬように意識的に避けてきたが、今
回は少し書く。
ライブドアについて、どうしてこうなったのかを、ネット上で探していたら、
「ホリエモンの錬金術」という良いサイトが見つかった。
それは島根県松江市の公認会計士、山根治氏の昨年の春から7月にかけて連載し
ていた長いレポートである。そして、30数年に及ぶ会計士人生の中で、10年ほど
国税のマルサと広島地検の検事による冤罪事件に巻き込まれた経歴の持ち主でも
あった。しかし、わたしにはこの人は信頼できるものを感じる。畏敬すべき人物
だ。
山根氏は、そのレポートで現在の事件を予想していたのだ。過去の経験からマ
スコミと検察不信のため取材拒否を貫いている。その公開されている会計、証
券書類をもとにしているキチンとした分析内容には数字の論理的妥当性があり信
憑性のあるレポートと言っていいだろう。実は皮肉なことに、ひそかに彼らがそ
れをテキスト代わりにしていたのではないだろうかという思いを持つ。
まあ世間とはそんなものだ。
それにしても今年は寒い。春よ来いっ!早く来いっ!