夕刻、何気なく、山形新幹線で帰任途中に車外を見ていて句想が浮かんだ。時候は初冬の光景が続いている。北国では曇天に時雨のように粉雪が舞い降りるシーズンだ。
・出でし月 山河を抜けるつばさは伴走せり
・窓辺に北へ向かうわれにも 円き月
・身すぼらしく 擦り切れしわれにも時移る
・年の瀬や 思案を放擲するが如く進むらむ
・牡丹雪をかぶりつつ小躍りする 人なき道
・出でし月 山河を抜けるつばさは伴走せり
・窓辺に北へ向かうわれにも 円き月
・身すぼらしく 擦り切れしわれにも時移る
・年の瀬や 思案を放擲するが如く進むらむ
・牡丹雪をかぶりつつ小躍りする 人なき道