野菜ソムリエの輪：庄子みつ子さん

 宮城県農業実践大学校農村起業学部に勤務していたときに

学部の内容を学生にもっと魅力あるものにしたいと検討しておりました。

新たな科目を設置し、野菜ソムリエ資格取得につながる学習内容を

カリキュラムに入れることが出来ました。

学生に勧めるからには、野菜ソムリエとはどういうものか

まず自ら体験しなければならないと思い、

ジュニア野菜ソムリエと野菜ソムリエの講座を受講することにしました。

学ぶ楽しさ・知る喜びを感じることが出来たことと

共に学んだ野菜ソムリエの方々とお知り合いに慣れたことが

還暦を迎えた私にとって、とても楽しかったし、大事な思い出となっています。

　県庁を３月に退職し、現在、仙台市農業園芸振興協会に勤務しています。

地産地消推進消費者サポーターに農業生産現場を紹介したり

女性農業者に農産加工等の指導することを仕事としております。

野菜ソムリエを意識しながら、再び楽しい仕事が出来ることと

新たな出会いによる喜びがあることに感謝しています。

  さて、私は、常陸さんからバトンを渡されましたが

常陸さんとの出会いはベジフルコミュニティ主催の

「石巻地方の生産物を巡る現地研修会」が開催されたときです。

その時に、常陸さんの実家が、（仕事の関係でお世話になっていた）

「（有）テイスティ伊藤」であることがわかりました。

お母さんが経営する「（有）テイスティ伊藤」は

宮城県の梅干し加工生産の中では一番おいしい梅干しを

加工しているところで評判の高い農家です。　

先日、「男女共同参画西欧研修参加者研究会inみやぎ」を

開催したおりにも、全国の研究者や普及指導員などの

学識者の方々を御案内しました。

ちょうど生漬けした梅干しの土用干しの最中で

屋敷内や屋上に広げられた梅のさわやかな香りに包まれていました。

加工場内は設備が整っており非常に衛生的で

土用干しを待つ梅が広げられていました。

お母さんは伊藤喜美子さんとおっしゃいます。

家族に対する思いやり、加工経営者としての責任と後継者育成に

対するお話も伺うことが出来ました。

参加者の皆さんは、美味しい梅干し作りに携わる真摯な姿勢に感激され

有意義な研修会となりました。

　野菜ソムリエの活動も、生活者の皆さんに感動してもらって

食に対する感謝の気持ちを感じてもらえたらと思ってます。

そんな仕事が出来るよう私の「将来の夢」をふくらませています。

  次回の野菜ソムリエの輪のバトンを、生江道子さんにお渡しします。

最初の出会いは、私が大河原地方での

「子どもが元気になるおやつ」コンテストの審査員をしたときで

真歩ちゃんと一緒に会場に来られました。

今は、親子での野菜ソムリエとしてご活躍しており

今後のご活動が期待されています。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　野菜ソムリエ　　庄子みつ子