この芝居は確実に今年のベストアクトのひとつです。
興奮冷めやらぬうちに何か言いたいので書きます。
今月の通し狂言『伊賀越道中双六』は通常「沼津の段」のみが上演され、近年の実演では(といっても調べてみたら平成十三年三月の歌舞伎座なので結構前ですね。ついこないだ観た様な気がしていたんだけど…)、十兵衛=仁左衛門、平作=勘九郎、お米=玉三郎の舞台があったところ。因みにそのときは勘九郎、玉三郎は初役。 . . . 本文を読む
正直言って運動会にまつわる記憶は一切なし。
(わたしは生来サボり魔なんで。)
運動会ってそもそも海外にはあるんですか?
どうも運動会って、明治以降の日本の富国強兵政策の匂いがしてイヤなんですよね。軍隊式ってやつ。軍隊そのものが駄目っていうんじゃなくて、無根拠で無論理な根性主義というのが。
順位を敢えてつけないっていうのも、「みんな仲良し」って感じの息の詰る集団主義だし。
こんなネガティブな話 . . . 本文を読む
NHKの受信料を払わない人って、不祥事云々というのは単なる口実で、払わなくても済むと思っているから払わないだけだと思う。(斯く言うわたしもそう。)
10月から年金負担も増えることだし、収入もそうは上がらない今の状況では、可処分所得は減るばかり。人件費抑制での景気回復では物価なんか上がりませんよ。年金問題なんかもっと経済界が圧力をかけるべきだったと思いますね。
わたしも学生時代は年功序列より成 . . . 本文を読む
入ったはいいがなかなか行けず、お金がもったいない!
無理にでも今日こそは、と思い行ってみた。
10月からの会員で7日初登場のため、なんだかおのぼりさんみたいで恥ずかしかったが、なんとか入場。わたしのお目当てはじつはプールなのだ。学生時代はなんだかんだで体育をサボりまくり、ほとんど金づちだったわたしが、今年の猛暑の中、一念発起。仕事帰りを公営プールで、こっそり練習して、なんとか形になってきたような . . . 本文を読む
イチローのメジャー記録って立派だ。
でも聞く所によると、アメリカ全土ではそれほどでもないらしい。日本のように情報が中央集権的(東京中心)に動いていく国と違って、アメリカは合衆国。新聞も各地域の地方紙が力を持っているので(そもそもメジャーリーグって地方分権的なものなんだろうけど。)、よほどの話題でない限り、全国的な話題にはならないのだろう。まあ大統領選挙ディベートもあったことだし…。
国民栄誉賞 . . . 本文を読む
たまたま近所の図書館の視聴覚コーナーにあったので借りてみた。
初めて見るワーグナーの楽劇。究極の不倫モノですからね。
演出はジャン・ピエール・ポネル、指揮はバレンボイム。
正直な感想は、「面白かったけど、とにかく長い!」。
4時間である。今日日長い映画でも3時間半ぐらいのものだし、おまけにストーリーは割りとシンプルだから、壮大な規模の音楽の、男女の乳繰り合いを見てるというか…。
第一幕の段階 . . . 本文を読む
芸術って言葉好きじゃないですね。私はアーティストよりアルチザン、芸術より娯楽です。
わたしの知ってるモノ作りに従事している人をみても、気難しい芸術家タイプよりも気力体力の充実した楽天家タイプの方が多い。芸術って大学の先生とか評論家のためにある言葉なんじゃない?実際に作品を形成しているのは、具体的な技巧に消化されたアイデアだけですから。
映画監督の鈴木清順は「映画は娯楽だ。」と言ってるし、映画監督 . . . 本文を読む
隊員さんのススメで探していたんですけど、なかなか見つからず、たまたま入った近所のBOOK-OFFで偶然見つけて買ってしまった。
もっぱら、電車の中で読みましたが(恥知らずな私でも、さすがにカバーははずして!)、面白かった!
「のだめ」の洗練度(?)はないけど、いろんな意味で荒削りなパワーに圧倒されましたね。
このマンガに出てくる<よっぱらい>って、私の周りの酒の力を借りないと愚痴一つ言えないお . . . 本文を読む
仕事帰りにいいかな、と思ってスポーツクラブなんてモノに入ってみた。ちょうど10月からの新規会員募集締め切りが、9月30日だったのだけど、あまりの人の多さにびっくり。「駆け込み需要ですよ」と従業員は言っていたが、健康ブームってことなのかな。ネクタイが曲がったお疲れ気味のサラリーマンなんかも一緒に並んでいて、身分証の写真を撮っていたが、「健康ってなんなんだろう?」と改めて思う。
私の動機は、言ってる . . . 本文を読む
初日の観劇は本当に久しぶり。
今月は何かと忙しいので予定のない日に行っておこうと思って観に行った。
そもそも初日の観劇というのはそんなにメリットがない。
なぜかと言うと、
・筋書きの写真が舞台写真ではない。(月の前半まで)
・舞台写真の販売がまだない。(わたしは集めるのが趣味。)
・稽古期間の少ない歌舞伎では、役者の芝居や台詞が初日(月の前半)は硬い。
(じつはこの三番目が今日は問題だったんだ . . . 本文を読む