忘れてた

「メリークリスマス！今日は１2月24日月曜日です」

郵便局に行こうと、車のエンジンかけたら、ナビの音声ガイドが流れた。
ちまたでは、ゴージャスなイルミネーションに彩ら、ジングルベルがこだましているのに
今日のこの時まで、すっかり忘れていた。クリスマスイブでしたね～。
呆けもいいとこでござんすよ。　



靴下をいっぱい用意しました。
どなたも遠慮はいりません。どうぞ何なりとプレゼントをお入れなさいな。
現金大歓迎～

バラバラ・・・

ふと思いたち、手にはのこぎりを持っていた。
やっちまったよ。一息にズバーッと刃を立てていた。
切り刻まれたものが横たわる・・・もう後戻りは出来ない。
「ごめんね」と詫びながら、黙々とひとり作業を進める。
＜＜あ・痛ぁーい＞＞　夢中になり過ぎていた。
自分の指を刃が掠めた。赤い血が指先から滴り落ちる、、、。
ところどころに血のしずくが、ポタリポタリと文様を記す。
それでも、ひたすらに、ただひたすらに・・・。

　　

「私、ちょっと木こりになる！」と言って庭に出た。
夾竹桃が、どうも気になって仕方がなかったのだ。
お隣りに向かって、ワンサカと生い茂っていたから、一念発起！
何本もの幹が逞しく伸びていて、なかなか手強いものだ。
ブチブチ言いながらも、のこぎり一本で切っていく。
どれくらいの時間が経っただろうか。ようやく、バラバラに解体終了。
よく見ると、次の夏に咲く筈の芽が、虫に食われていた。
どっちにしても、来年の夏に赤と黄色の花は、見られなかったのか。
　そうです。夾竹桃は２ヶ所にあったのです。
こんな片隅に植えたのがいけなかった。後悔先に立たず！！

指先の怪我は、夾竹桃の祟り～？　キャー　　　　　　　　　　
塩、まいてこよーっと・・・。