さわやかな風を受けマウンテンバイクで走るのはなんとも爽快。
まさしく、バリの風を感じた瞬間。
とにかく下り坂の連続。楽チン、だって漕がなくていいんだもん。使うのはブレーキだけ。ちょっと腕が疲れるけど。
何ヶ所かの村を抜け、私達は車道を颯爽と走っていた。
「左に寄って~」Chocoは常に後ろを気遣ってくれる。
とその時・・・
前方、Kのハンドルが左右にふらついた・・・やっやばい!パニくってる~
と思った瞬間 K左に転倒。柔道の受身のようにゴロン・・・そのままもう1回転し深さ150cmほどの側溝へコロン!
(ちょうど足から落ちたのでセーフ)
と次の瞬間、今度は I が右に転倒・・・・「ドッヒャ~」である。
ChocoもBlackも彼もKと I に駆け寄る。「ダイジョブ~?!!!」
「ズーッとブレーキ握ってたら腕が痛くなって・・・
いつも乗ってる自転車とブレーキの場所が違うから急にわからなくなっちゃった・・・」とK
いつも乗ってる自転車とブレーキの場所が違うから急にわからなくなっちゃった・・・」とK
「だあって~急に目の前でKが転んじゃって、もうびっくりしたんだも~ん。
先に行っちゃいけないと思ったら~転んじゃったのぅ」と I
幸い二人とも大事に至らなかったが、Kは洋服が汚れ、軽い摺り傷数ヵ所。Ⅰは無傷。
よかったよ~、一人ぼっちになるとこだったぜ。
最後尾にはリタイヤした時のためのトラックが伴走。
車道が終わるまでKはそのトラックに強制収容。
町が賑やかになりつつある時左手に、広大な芝生広場にたくさんの鹿。
(きれいな公園?)と思ったら、そこはスカルノさんの公邸だったそうで、かのデヴィ夫人がお住まいだったとか。
いままで見てきた村とのギャップがすごくて・・・。日本でのデヴィ夫人のあの傲慢態度も頷けるってもんだ。
さあ、ゴールまであとひとっ走り。Kもまた復活。
途中民家見学、生活を垣間見る。
とはいうももの、どうみても仕込み?
台所を覗くと・・・そこにはココナツオイル製作中のしらけ顔のお婆ちゃん。
ゴール後、車でレストランまで行き、
全員一緒にバイキングのインドネシア料理を食べ、ツアー終了。
ホテルに帰り、シャワーを浴びる。 でもまだ3時。
「また町に行っちゃう~?夕飯も食べなきゃなんないしね!」
ホンとにのんびりできないおばさんたちである。
「んじゃインドネシア料理はもういいよねぇ、レストランはあそこのチャイニーズに決まり!」 「OK!場所はあそこの先でしょ?」
「そうそうあそこのちょっと先の右っちょ」 「そうそう」 出発前の私と I の会話。
送迎車で町に行き再びジャランジャラン。