魔法使いの嫁 17巻(新刊)
作者、ヤマザキコレ
魔術書を巡るお話が佳境に入り、
伏線回収が始まった感じです。
まだ佳境の入り口なので、
17巻の感想は “でしょうね”
という感じです。
しかし、本の裏表紙に書いてある
『“遺言”かフィロメラかー 』
の“遺言”が分からないのは私の読み落とし?
16巻の予告でも同じ文言があり、
17巻を読めば分かるのかなと思ってたんだけど
どういうこと!?
おそらく魔術書のことを指してるんだと思うんですけど違ったらお手上げ。
その魔術書も正確には魔術書の写しなんだっけか。
禁書って言ってるシーンもある。
同じ本を色んな名前で呼ぶのでややこしい。
人の名前もだけど。
人の名前は呼ぶ人によって違うから分かるけど
この本の呼び方はシーンによって違うので、
ちょっと混乱します。
その禁書自体にチカラがあって神格化してて
意志があるっぽい…。複雑。
そこら辺を正しく全部理解せずとも
何となく理解して、とりあえず読み進めて、
最後に分かればいいかな。
最後までよく分からなくても…
まぁいっか。
さて、長い前置きでしたが本編。
術者(フィロメラ)が禁書を使って
両親を生き返らせようとしてるのですが、
禁書の方がチカラが強くて
術者の肉体も意識も奪っていってる…。
そして、
フィロメラにそれをさせているのはお婆様。
お婆様はどうやら、
息子(フィロメラの父親)だけ
生き返らせたくて、
息子をたぶらかした(と思ってる)嫁や
その血を引いてる娘(フィロメラ)のことなど
どうでもいい様子。
まぁ、予想通りの黒幕です。
このお婆様が、やることなすことエゲツない。
目的の為なら手段選ばずです。
まだ少しフィロメラの意識も残ってるので、
チセたちが間に合ってくれるといいな。
で次巻という感じ。
とりあえず、黒幕はお婆様。
人狼はお婆様に操られていた。
ルーシーの一族を殺したのは
人狼とフィロメラだけど命じたのはお婆様。
息子を生き返らせようとしてるお婆様。
と、悪いことは全部お婆さまって感じかな。
今回は魔術やら魔法やら人狼やら神やら
どれが誰の使った何で、
どうなって何をしようとしてて
どうなったのか分かりにくい!
読み直して、分かったり
更に分からなくなったり。
次巻は、
チセが使った(と思われる)魔法とかの代償は
どうなるのか?
フィロメラは助かるのか?
お婆様は制裁を受けるのか?
魔女たちは関わってくるのか?
そういやチセを訪ねに行こうとしてた
隣人(妖精)は関わってくるのか?
ザッケローニ先生は何をする気なのか?
アルキュオネと対峙したエリアスは
何をしたのか?
アルキュオネに任された仕事とは何か?
いくつぐらい解決するかなぁ。
作者さんが、
何が起こり何が決着するか乞うご期待!
と言ってるので、どれかは解決して欲しいな。
留守番中のシルキーちゃん。
なんだか逞しくなった気がします。